うつ病の回復過程で、HSP(生まれつき敏感な人)の傾向があることを知りました。
HSPの存在を知り、チェックテストを行い、ブログを拝読。
その後、HSP関連の本を数冊読みましたが、
やはりどうもHSPの傾向があるということが理解できました。
それと同時に、
なんというか、今まで生きてきた中で自分に起こってきた反応に納得がいきました。
「謎は解けた」という感覚です。(これ、誰のセリフでしたっけ?)
今回は、HSPの本を数冊読んで納得したことについて綴った雑記です。
よろしければお付き合いいただけたら幸いです。
目次
HSPとは
HSPとは、 アメリカの心理学者であるエレイン・N・アーロン氏が提唱した概念で、
「Highly Sensitive Person(ハイリーセンシティブパーソン)」の略、 「人一倍敏感な人」という意味です。
アーロン氏によると、5人に1人の割合で存在するとのことです。
チェックリスト22問中19問にイエス。
多くのものが当てはまらなくても、幾つかの項目が強く当てはまる場合もHSP傾向があるのではないかなぁ、と想像しています。
納得した色々なこと
HSPの本を数冊拝読していった中で、「あ~~~これもHSPが影響している可能性があるのかぁ~~~納得」ということが幾つもありました。
その中の幾つかをこちらに書きたいと思います。
飲み会が苦手
仲の良い友達数人と、1つのテーブルでの飲み会は好きなのですが、
人数が増える会社の飲み会やクラス会のようなものは苦手でした。
ガヤガヤとしているのが苦手だったし、
誰の話を聞いたらいいのかと迷ったり、
グラスが空いていないか見たり料理をどの程度食べていいものか考えたり。
意識が色々なところに行き落ち着かず神経をすり減らし、飲み会後や翌日はよくぐったりとしていました。
HSPの本を読んだ中で「飲み会が苦手」というものがあり、納得。
刺激が多すぎることが原因のようです。
薬の副作用が強く出る
昔から、薬の副作用が強く出るタイプでした。
合う・合わないの問題もあったと思いますが、薬を飲んだことで体調を悪くすることがしばしば。
風邪薬においても、胃に負担があり辛くなってしまうため、飲むのと飲まないのとどちらがまだましか、と考えていました。
胃が元々弱めであることも一因だと思いますが、風邪薬に限らず薬の副作用が出やすいので、
「HSPは薬の副作用が強く出ることがある」という文を読んだ時、「これもかぁ~~~」と納得です。
共感性が高く、境界線が薄い
例えばスポーツの試合を見ていて選手が緊張していると、私も緊張してきます。
スポーツ観戦は好きなのですが、入り込み過ぎて試合を見た後どっと疲れてしまうことも。
友達の話で大変な状況を聞いていると、友達と同じように私も落ち込んでしまい、さらにそれを引きずってしばらくずーーーんとしてしまうことがよくありました。
映画や小説でも触れるものを選ばないと、気持ちを数日引きずってしまうので注意していました。
これらも「HSPあるある」のことだったとわかりました。
絵画を見て圧倒される
上記の「共感性が高く、境界線が薄い」が理由だと思いますが、
学生の頃、友達と美術展に行った後、
友達に「魂が吸い取られた感じ…」と感想を伝えたことがありました。
柔らかな絵であればそうはならないのですが、
書いた方が込めた強いエネルギーのある、魂の叫びのような絵を見ていると、そのパワーを感じ過ぎてしまってぐったりとなってしまったのです。
それも、HSPの傾向が影響しているんだなぁ、と、理解しました。
反対に、柔らかな絵を見ている時はとても心が安らぎ、ほっとします。
美しさが心に沁み渡り、涙ぐむことも。
空気に影響される
例えば会社内に重い空気が漂っている時。
家族や友達が苛立っていたり落ち込んでいたりするような時。
その空気に気分が影響されます。
こちらも先に書いた境界線が薄いことが一因だと思います。
逆に、温かな心が伝わってきたり笑顔の素敵な方に出会うと、
それだけでこちらの気持ちも穏やかで柔らかくなったりします。
HSPでなくてもこのようなことはあると思うのですが、
その度合いが大きめなように感じています。
傾向がわかると対策が出来る
HSPに限ったことではないと思うのですが、
自分が持つ特徴や気質の傾向がわかると、対策も出来るようになります。
うつ病からの回復過程でじっくり自分と向き合い、自分を知り、
その中でHSPの傾向があることもわかって対策を立てるようになったため、
随分と自分と付き合いやすくなりました。
今回は長くなってきたので、
またの機会に私なりに行っている具体的対策について綴りたいと思っています。
おわりに
昔から
「感受性が強い」「敏感」「繊細」等言われてきましたが、
自分では「そうなのかなぁ」と思っていました。
自分をじっくりと見つめていなかったし、弱いようで認めたくなかったのだと思います。
うつ病の回復過程で、HSP傾向があることも含めて自分を知れたことは、
本当に有難い機会だったと思っています。
HSPでなくても、「自分の気質や傾向を知る」ということは、
対策が出来るため自分自身が生きやすくなるだけでなく、周りともお互いに過ごしやすくなるのでは、と感じています。
こちらは爽やかな風が吹いて秋の香りがしてきたな~と思ったのも束の間、
また夏を彷彿させる暑さです。
日によって色々な季節になりますが、皆さま無理をなさらずにお過ごしください。
今日もお読みくださって、ありがとうございました^^