うつ女ブログ

うつ病からリハビリ期へ。自分を労わりながら社会復帰していく雑記。

HSP傾向の気質によって生じる様々なことへの、私なりの対処法。

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うつ病の回復過程で自分をじっくりと見つめる中で、HSP(生まれつき敏感な人)の傾向があることがわかりました。

 

自分の気質を理解したため対策を少しずつですが取れるようになってきました。

 

HSPの対策は、HSPのみならず、

うつ病によって様々な刺激に敏感な場合にも使えるものがあるのでは、と考えています。

 

今回はそういった対策について書きたいと思います。

 

目次

 

HSPは様々な刺激に敏感

HSPは様々な刺激に敏感とされています。

 

  • 匂い
  • 肌ざわり
  • 人が放つ空気感

 

などなど。

 

それぞれのことへの敏感さの程度は、人によって異なると思います。

 

うつ病以前は自分の特性をあまり深くは理解しておらず、対処が足りていなくて、色々な刺激によって疲れを溜め込んでいたんだろうな…と今は思います。

 

 

各刺激への私なりの対処法

音、声

昔から、音に敏感なところがありました。

 

小学生の頃、通っていた英語塾でどうしても声を受け付けない男の子がいました。

彼の事が嫌な訳では決してなく、とにかく声がどうしても受け付けませんでした。

 

彼の前の席になってしまった時は「がーーーん(←懐かしい、この言葉)」とショックを受け、彼が発音をする度に鳥肌を立て、ぞわぞわとしていました…

 

音に関して言えば、例えばピアノで同じ曲を聴こうとも、弾くピアニストによって好きな音色と苦手な音色がありました。

 

有名ピアニストであろうとも、どうしても苦手な音があり、聴いているとずーーーんとしてしまうことがあります。

 

音楽であれば聴かなければいいのですが、声の場合、様々な人と関わる上で会話しない訳にはいかないのが現実です。

 

医師とは別にお世話になっているカウンセラーさんがいるのですが

  • 物理的に距離をとる(立ち去る)
  • 立ち去れない時は、他のところに集中する

というアドバイスをいただきました。

 

例えば、話している人のボタンを見たりして、声質から集中をそらすと、声質ではなく話の内容そのものに集中出来るようになってくるそう。

 

出来るようになっていけたら、楽になっていきそうだと感じています。

 

お店の中などのざわざわした音が苦手な場合は、耳栓を活用するのもいいと思います。

 

 

匂い

香水や柔軟剤の強い匂いが苦手ですし、合わない匂いは気持ち悪くなることがあります。(こちらに関しては多くの人がそうかも…)

 

自分が身に着けるものに関しては調整が出来ますが、人様が身に着けているものは自分ではどうにも出来ない。

 

そのため、そういった香りに遭遇した時にはマスクを付けたり、ない場合は鼻にタオルを当て凌いでいます。

 

 

人が放つ空気感

人が苛立っていたり不安に思っていたり、悲しくなっていたりなどすると、その空気に自分の気持ちも影響されがちです。

 

HSPでなくてもそうしたことはあると思うのですが、度合いがやや強いような気がしています。

 

こちらに関しては、「境界線を意識する」という心がけと、「物理的に距離を置く」という行動で避けるようにしています。

 

父が物事に対してかなり熱いタイプなので、世の中の理不尽なことや情けない出来事に対して熱く語ることがあります。

 

それを長く聴いていると、その熱量と「嘆き・憤り」の空気感の刺激を受け過ぎて、ぐったりとしてしまうことがあります。

 

そうした時には、境界線を意識し、自分が薄い膜のバリアで覆われているようなイメージをしています。バリアがあることで、空気感が自分に侵入することを防ぐイメージです。

 

それでもどうにも影響を受けてしまう時には、話のキリがついたらそのタイミングで自室に移動しています。

キリがつかなくても耐えきれないほど辛くなった時には、「ごめん、ちょっと部屋でやりたいことがある」というように切り出し、その場を去るようにしています。

 

初めは申し訳ない気持ちになりましたが、無理をしてぐったり疲れることを繰り返していると負担が大きいですし、父の話を聴くことを嫌になってしまい兼ねません。

 

そうなることは避けたいので、致し方なしの対策なのだと思っています。

 

境界線については学びを深められたらまた別に書くかもしれません。

 

 

光に対しての敏感さは、アレルギーの要素があるかもしれないのでHSPゆえとは一概に言えないのですが、光に対してもどうも敏感です。

 

光が強いとくしゃみが出ます。

 

また、目には紫外線が原因の1つと言われている腫瘍が出来てしまいました。

 

他にも、「心地よい光加減」というものがあって、昔から光にはこだわりがありました。

 

こちらに関しては、外に出る際には日傘や帽子、メガネで紫外線を防ぎ、自室の照明を寝る前には穏やかな光にするなど、工夫しています。

 

 

避けられるものは避け、防御できるものは防御し、癒す方法も揃えておく

今のところHSPである傾向に対して思っているのは、

「避けられるものは避け、防御できるものは防御し、癒す方法も揃えておく」ということ。

 

避けられたり、工夫次第で防御できたりすることに関しては、そうした行動を取って過ごしていく。

「避ける」というと逃げているように感じて昔は嫌だったのだけれど、自分にかかる負荷を減らし過ごすことは逃げることではなく、自分を大切にすることに繋がっていると思うようになりました。

 

苦手なものへの反応が強めだけれど、反対に心地いいものへの反応も強く出たりするので、自分が心地よく感じるものをよく知っておいて、それに触れる時間も以前より意識的に大切にするようにしています。

 

心地よく感じる歌、演奏、写真、絵、自然、香り、本、場所。

そうしたものが疲れを癒してくれたり、心を洗ってくれています。

 

 

おわりに

HSP傾向があるといっても、何に関して敏感かは人それぞれ異なると思いますが、個人的に行っていることを書いてみました。

 

本を読んだりHSPの方のブログを拝見したり、人生を歩んで行く過程で他にも「こうしたらいいんだ」と気づくことが今後も出てくると思います。

そうした際には、自分に合うようであれば柔軟に取り入れ、より過ごしやすくなっていったらいいな、と思っています。

 

 

だいぶ過ごしやすい季節になってきましたね^^

日によって気温が異なったり、朝晩との気温差がある季節でもあるので、皆さまご自愛ください。

 

長くなりましたが、最後までお読みいただきありがとうございました。