うつ女ブログ

うつ病からリハビリ期へ。自分を労わりながら社会復帰していく雑記。

前提を変える。「自分はダメなところばかり」思考からの脱出。

f:id:irotoridori-days:20190901143923j:plain


うつ病以前も自己肯定感が低く、基本的に「自分はダメだ」と思っていました。

 

一方、少しでも上手くいくと調子に乗り、変に自信を持つこともありました-.-;

 

うつ病の回復過程で冷静に自分をじっくり眺めてみると、

「色々な面がある」自分が見えてきました。

 

出来なかったり苦手だったりする色々なことはありますが、

まぁまぁオッケーじゃないか、と思うところもあります。

 

そこで思ったのが、「自分はダメだ」という前提を持っていると、

ダメな部分にばかり目がいくようになる、ということです。

 

目次

 

 

本当に「ダメ」ばかり?

うつ病でない時も自分に対して否定的なことが多かったのですが、

うつ病になると、自分には何一つ取り柄もなく、ダメな存在に感じるようになりました。

 

うつ病という病気そのものの影響があったとは思いますが、

「自分がダメな人間である」という前提を持っていたため、

何に関しても自分の足りないところに目がいき、自分を「ダメだ」と責めていた面も少なからずあるような気がします。

 

うつ病の回復過程で、自分を冷静に、遠くからじっくりと眺めるように見ることをしていきました。

すると、「ダメな部分」ばかりではない自分も見えてきました。

 

「自分はダメだ」と信じ込んでいる時にはダメな部分ばかりに目がいっていましたが、

一歩引いて見ると、異なる部分も見えてきたのです。

 

そこで思ったのは、「自分はダメだ」という前提が、自分を見る目を見誤らせているのではないか?ということです。

 

 

前提を変える

例えば、あまり好きになれない人がいたとします。

すると、「あの人のことは苦手だ」と思い、さらにその人の短所にばかり目がいくことがあるのではないでしょうか。

 

逆に好きな人が出来ると、どんどんその人のいい所が見えてきたりします。

しまいには「あばたもえくぼ」になったり。

 

つまり、前提を持っていると、そちらに目線がどんどんフォーカスしていくように思うのです。

 

先ほど書きましたが、「自分はダメだ」と思っていると、ダメなところばかりに経験上目が行くようになっていました。

 

そこで、「前提を変える」といいのでは、と考えました。

 

 

良い所もあればいまいちな所もある

思うに、完璧な人間はこの世に存在しないように思います。

 

良い所もあればいまいちな所もある。

 

ほとんどの人間がそうなのではないでしょうか。

 

ですので、「自分はダメだ」という前提を「良い所もあればいまいちな所もある」に変えると、何でもかんでも自分を否定し責めることが減るように思うのです。

 

また、自分を責める方向でなく人を責める方向に傾きがちな方にとっても、

「人間、良い所もあればいまいちな所もある」を前提にしていれば、相手に対して苛立ったり責めたりすることも減るような気がしています。

 

 

とは言っても、うつ病の「自分はダメだ」はツワモノ。その時には。

そうは言っても、うつ病になって抱く「自分はダメだ」は、かなりのツワモノ。

 

うつ病になったことがない場合想像しづらいと思うのですが、

脳を「自分をとにかく責める思考」に乗っ取られたような感じなのです。

 

または、片時も離れることのない、暗く重い黒い塊にずっと包まれているような感覚でした。

 

そのため、当時は「自分はダメだ」が疑いようのない真実だと私自身は思っていました。

本気で「いいところは何一つない」と感じていました。

 

友達や主治医に良い面を言ってもらっても、「そうは言っても私はダメなんだよ、〇〇もダメ〇〇もダメ」と強く思い、聞く耳を持つことが出来ませんでした。

 

 

今振り返って思うのは、そうした時には

「今の自分の考えはうつ病の影響もあり偏っている」「良い面もあるのが事実」

 

という真実を、自分に伝えるといいのかもしれない、と考えています。

 

なんせ脳が乗っ取られているような状態なので、

「自分は何もかもダメだ」が真実に思えてしまうと思いますが、

それは事実ではなく、脳が故障中だからそう感じてしまっているだけなのです。

 

良い面も必ずあるはずです。

 

「私の事を知らないくせに」と思うかもしれませんが、

100%ダメなんてことはないと思うのです。

 

 

前提を変えると自分が多面的に見えてくる

「良い所もあればいまいちな所もある」に前提を変えると、自分が多面的に見えてきます。

 

また、良い所といまいちな所は繋がっていて、

良い方向に向くとそれが長所として働き、反対方向に向くと短所として出たりすることがあることにも気づいてきました。

 

表裏一体のようなもの。

 

例えば、話ベタな人がいるとします。

しかしその反面、人の話をじっくり聞くことが得意なのかもしれません。

 

なので、「いまいちだなぁ~ダメだなぁ~」と思うところでも、よーーーく見てみるとその後ろ側には気づいていないだけで良い面が隠れているかもしれないのです。

 

 

前提を変え、自分をじっくりと眺めてみる。

すると、自分が多面的に見えてくるのではないかな、と思います。

 

 

おわりに

人は、何を前提としているかで思考や行動が変わってくるのでは、という気がしています。

 

「自分はダメだ」を前提にしている場合について書きましたが、

逆に「自分は最高」に寄ってしまうのも危険だと個人的には考えています。

自信過剰になったり、傲慢になったりしそうで。

 

「良い所もあればいまいちな所もある」というのが真実ですし、

心の持ち具合としてもそれが塩梅がいいように思っています。

 

「もっと〇〇になっていけたらいいな」と思う所については、

コツコツと、出来る範囲で前進していけたらいいな、と考えています。

 

 

書きたいことはあっても文章が思うようにまとまらず、

下書き保存ばかりを増やし、久しぶりの更新となりました。

 

最後までお読み下さってありがとうございました^^