「自己肯定感を高めるには、自分を褒める」とよく見かけます。
たしかに、自分を責め、否定していては自己肯定感は下がってしまう。
反対に、褒めれば自己肯定感は上がるのだろうとは思います。
ただ、私の場合「自分を褒める」というのがどうにも居心地が悪くて。
個人的にしっくり来たのは、
「まぁ、今の状態ではそこそこやってるんじゃない」
「〇〇に関しては、まぁまぁいい感じじゃない?」
という、褒めるというよりは「自分のやっていることや出来ていることを客観的に見てそのまま認める」こと。労うこと。
苦手だったり下手だったりすることに関しても、自分はそのことが苦手だったり不慣れだったりする前提を踏まえて、
「まぁ、私〇〇苦手だから、こんなもんだよ。苦手なりには、出来てるんじゃない」
と、苦手だったり下手だったりする中でも、行えたことを認める。
そうして、自分が自分を認めることが出来るようになり、心がくつろげるような感覚で穏やかに過ごせるようになった気がしています。
もし、私と同じように「自分を褒めるのは苦手…」という方がいらっしゃいましたら、
- 労いの言葉を自分にかける
- 自分が出来ていることを客観的に見て、認める
と、だんだんと心が落ち着くかもしれません。
その前提として、
- 現在の自分の実力や状態を認めている
ことは大切かなぁと思っています。
自分の現状を受け止め認めていないと、「苦手な中でも、まぁまぁいいんじゃない」とは思えないだろう、と思うからです。
「自分は〇〇が苦手な傾向がある」という事実を認めているから、「まぁ、その中ではまぁまぁ出来たんじゃない」と自分に声掛けできるような気がしています。
おわりに
上記により自己肯定感が上がっているか?と聞かれると、胸を張って「はい!」とは言い難いですが、少なくとも自己否定することは随分と減り、かなり楽になりました。
うつ病は病気の影響で自己否定したり自分を責めてしまう、ということがあると思いますが、元々そうした傾向を持っている場合もあると思います。(私はそうでした…)
うつ病が楽になってこれば、自己否定や自分を責めることも自然とある程度減ってくる気もするけれど、
うつ病に関わらず元々自分を責めがちな場合は、先に自己否定したり自分を責めたりすることが減っていくことで、うつ病が楽になっていく場合もあるような気がしています。
少しでも、少しずつでも、今辛い状況にある方が、楽になっていきますことを願っております。
お読みいただき、ありがとうございました。