うつ病以前、苦手に思う人がいるにもかかわらず、
人に対して苦手意識を持つことがいけないことのように感じていました。
それと同時に、全ての人に好かれようと思っていたように思います。
何かにつけ力が入っていて、いい子ちゃんに振る舞う傾向があったのです。
うつ病の回復過程で自分をじっくり見る中で、
「全ての人に好かれようなんて無謀だった」
「まぁ、私こういう風だから、そりゃ私のことを苦手に思う人もいるよねぇ…というか私も私をそんなに好きでないから同感するよ」
と思いました。
なるべく色々な人とお互い平和に付き合えたらいいけれど、全ての人に好かれる必要はない、と思ったら、肩の力が抜けました。
いいこちゃん傾向の性質
いい子ちゃん傾向があったのは幼少期からで、
それは私の性格や思考、考え方や生き方の理由が大半を占めますが、
環境によるところも大きかったと自分と環境をじっくり見つめる中で思い至りました。
足し算のような感じで
生まれ持っての性質+環境+経験+考え方=〇〇傾向の完成 といった図式のように思っています。
このいい子ちゃん傾向は、私を苦しめてきました。
人の評価によって自分の良し悪しを判断して自分を責めることもありました。
視線が他人軸になっていたのです。
良い評価や期待を受ければ、それに見合う自分でいなければならないと気負い、
厳しいものがあれば、なんて自分はダメなんだと思っていました。
うつ病からの回復過程で
うつ病からの回復過程でじっくり自分を観察する中で、
自分が感じることを否定しないことを覚えていきました。
良い・悪いを判断せず、「私はこう感じているんだな」とただ受け止める。
心の声を聴く。
そうしていくと、自分の感じることを大切に出来るようになっていくと共に、
他人の評価や機嫌に振り回されることが以前よりは減ってきたように思います。
そして、自分と向き合い自分を知ったので、「まぁ、こんな私だからそりゃ私のことを好きではない人もいるよねぇ」と妙に納得(そして共感)。
自分を認めるけれど「これが私だからいいのよー」と開き直るつもりはなく、
改善できることは改善していきたい。
人の評価は参考に聞き、自分を責めるためのものではなく、または自分を追い詰めるためのものでもなく、
自分を良い方向へ導いていくための糧としていきたいと考えています。
能力的にどうにもならないことであれば、
「申し訳ないけれど、それは持ち合わせていないので…」と心の中で思い、「ご勘弁を」と思うようになりました。
どうにもできないこともあると認めたことも、大きかったと思います。
あとは、多分おばさんになったこともあります(笑)
以前、菅野美穂さんの本に書いてありましたが「どすこい精神」のようなものが出てきました。
心の声に従うことについて、拝読しておりますmmayuminnさんのブログがとてもわかりやすく素敵でしたので、貼らせていただきます。
おわりに
心の声を受け止め、自分を認めて過ごせるようになってきて、
随分楽になってきました。
私を好きでない人もいるし、私が苦手に思う人もいる。
そういうものだ、と思いました。
素敵だなと思う人の部分は真似して見習って、
「ここは直したいな」と思う部分はできるだけの努力はして。
自分の道をコツコツと歩んで行きたいと思っています。