うつ女ブログ

うつ病からリハビリ期へ。自分を労わりながら社会復帰していく雑記。

うつ病回復期の過ごし方。うつ病回復期にしてよかったと思うこと。

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うつ病の回復期を過ごしてきて、「こうしてよかったな」と思うことが幾つかあります。

 

今回は、個人的にうつ病回復期にしてよかったと思うことをまとめて書きたいと思います。

 

以前どこかに書いたことと重複しているかもしれませんが、ご了承ください。

 

目次

 

 

うつ病回復期にしてよかったと思うこと

散歩

散歩はしてよかったと思うことの一つです。

 

初めは散歩をしていても苦痛しかなかったのですが、段々と季節の移ろいや自然を味わえるようになっていきました。

 

続けることで、自分の体調の変化を知ることも出来ました。

 

うつ病がまだ辛い時期には体調が悪いので外出が大変ですし家に籠りがちになりますが、

散歩なら場所を選べば、静かに、あまり人に会うこともなく外出することができるのでは、と思います。

 

家から出発すれば辛くなった場合にはすぐ帰ることができる安心感もあります。

 

どの時間でもいいと思いますが、

個人的には朝の光を浴びながら散歩するのが好きです。

 

 

散歩中に経験したこととして、

道を聞かれたり、犬が逃げて見なかったか聞かれたり、写真を撮ってくれるよう頼まれたり、といった出来事がありました。

 

人が苦手になっている場合、人からなんらかの声をかけられる可能性があるかもしれない、という心構えはしておいたほうが安心かもしれません。

 

あとはご近所さんと遭遇する可能性も頭に入れておいた方がいいのでは、と思います。

 

 

小さな心の声に耳を傾ける

うつ病が辛い時期には、「楽しい」「心地よい」「綺麗だな~」「美味しいな」といった感覚が湧き起こりませんでした。

 

色に例えるなら、何もかもが灰色のような感覚。

 

回復期を過ごして行くと、少しずつ、上記の感覚が湧くようになっていきました。

 

その感覚は初めとても小さくて、うっかりすると見逃しそうなほどでした。

 

「あ、美味しい、かも…?」ぐらい。

 

でも、その小さな感覚を見逃さず、じっくり味わうようにしていると、喜びが広がって行ったように思います。

 

ほんの少しでも「心地いいな」などの感覚が湧いたことは覚えておくようにして、たまに触れるようにしています。

 

 

単純で簡単な家事

うつ病がものすごく辛い時期には、家事をすることがかなり大変です。

 

少しずつ楽になってきた時期には、単純で簡単な家事をしていました。

 

洗濯物を干すことはどこにどう干すか頭が働かず難しかったのですが、

洗濯物の取込みや畳みはそれに比べやりやすかったです。

 

人によって何が負担少なく行えるかは異なると思いますが、

自分にとってまだやりやすい家事をやってみると、

「今日はこれが出来た」と思えますし、

家族と同居の場合家族の役にほんの少しでも立てているように思えていいのでは、と思います。

 

 

「出来そうでやってみたいこと」をする

うつ病がかなり辛い時期(主に急性期)には、何もかもがしんど過ぎて、様々なことをやることが困難でした。

 

少しずつ回復期を過ごして行くと「やってみたいな」と思うことも出てきます。

 

自分の状態をじっくりと観察して、「やってみたいな」と思うことが「多分今なら出来そう」と感じたら、一歩、踏み出してみるといいのでは、と思います。

 

そうした小さな一歩を、幾つも幾つも積み重ねていくことが回復期なのかな、と感じています。

 

「千里の道も一歩より」なのではないかと考えております。

 

 

自分を観察し、じっくり向き合う

うつ病があまりにも辛い時期には、自分と向き合うと自分責めの方にいってしまう可能性が高い気がするのでオススメは出来ませんが、

少しずつ体調が楽になって来た時に自分とじっくり向き合うと、今後の生き方考え方を見直すことが出来るように思います。

 

うつ病は様々な要因が原因となって発症します。

 

環境的要因が大きい方もみえると思います。

 

ただ、環境的要因が大きいとしても、その時の自分の考え方や捉え方、または逃げたり距離を置いたりするなどの対処法というのは、今後生きていく上で大切になってくると考えています。

 

同じような環境に遭遇しなければ何も変えなくても大丈夫かもしれませんが、

人生は自分だけで生きている訳ではないので、様々なことが降りかかってきます。

 

そうした時に、出来るだけ負荷を受け取り過ぎないようにする生き方や考え方、負荷を逃しながら暮らしていく術のようなものを身に着けていくと、再発や大きなストレスを抱え込んでしまうことを防げるような気がするのです。

 

そのためには、自分をじっくりと観察して知ることがとても大切だと思っています。

 

自分を知らずして生活していると、経験上、自分の感情に振り回されてしまったり、無理をし過ぎたりしてしまいます。

 

操作方法を知らないまま車を運転しているようなものだったと、今は思います。

 

自分を知ると、傾向が掴め、対策を取れるようになっていきます。

 

同時に、自分を遠くから眺めるようなことをしていくと、

「あ~~~今こんな風に感じているんだな」と自分を受け止められるようになり、楽になっていきました。

 

以前の私は「そんなことを感じてはいけない」というように、自然に思うことさえも否定していることが多々あったことに気づきました…

 

「そんなことを感じてはいけない」の元となっていたのは、「~であらねばならない」や「~すべき」、完璧主義や理想主義、いい子ちゃん傾向などがありました。

 

そうした傾向は今も見え隠れするけれど、「自分はそういう傾向がある」と知り、認めたことでハンドリングが以前よりは出来るようになったように思います。

 

 

おわりに

個人的にですが、うつ病回復期にやってよかったことを書きました。

思いつくままに書いたので、また追記があればその時に改めて書きたいと思います。

 

回復期といっても幅がかなりありますし、

うつ病の症状が人それぞれ違うように、回復期の過ごし方も人それぞれ適したものが異なるかもしれません。

 

あなたにとっての、あなたに合った、

回復にプラスとなっていく過ごし方が見つかることを願っております。

 

ゆっくり、ぼちぼち、行くことにいたしましょう。

 

最後までお目通しいただき、ありがとうございました^-^