うつ病を患っていると、食欲が減り痩せる方もみえると思いますが、体重が増えたり体型が気になるようになる方もみえると思います。
今回は、うつ病とダイエットについて書きたいと思います。
私としての考えを先に言ってしまいますと、
急性期にダイエットは厳しい。回復期に入って活動できるようになってきたら可能。
これが私の実感として思ったことです。
うつ病で太る原因
あくまでも個人的に感じたことですが、大きいのは活動量の低下、それに伴っての基礎代謝の低下、だと思っています。
うつ病が辛い時期というのは、活動量が最小限ですし、動いてもものすごくゆっくりになりませんか?
そうしてエネルギーの消費量が少なくなること、基礎代謝が下がることが一因なのかな、と思います。
また、薬の影響も一因にはあるかもしれません。
個人的な見解ですが、薬そのもので太るというより、薬の影響で身体の働きがマイルドになり基礎代謝量が減る可能性はあるのでは、と考えています。
私の場合(主に急性期)
うつ病になってから、じわじわと体重が増えました。
体型も、お腹や腰回りのお肉が気になりました。
体重が増えていくことに危機感を感じ、体重計に乗っては凹み、食事量を減らしたりしていました。
「体重が、体脂肪が」ととても気にするようになり、だんだん強迫観念的になっていき、ふと「これ以上気持ちがいってしまうと拒食症や過食症になるのかもしれない…!」と思いました。
このままいくとまずい、と思った私は、「食べ過ぎない、気持ち少な目にする」「お菓子も少な目にする」を心がける程度にし、「今は多少太っても仕方がない、うつが良くなってきたら痩せる」と思うことにしました。
うつ病が辛い時というのは、「~ねばならない」という思考が強かったりすると思うので、ダイエットをすると行き過ぎてしまう危険性もあると思います。
また、うつ病が辛い時期には運動することがなかなか難しいと思うので、食事制限だけでなんとかしようとして、必要な栄養が脳や体にいかないリスクもあるのでは、と思います。
ですので、うつ病が辛い時期には、太り過ぎない程度に留める、というくらいの意識でいいと思っています。
ダイエットに効果的だったと思うこと
回復期を過ごしている中で、ダイエットに効果的だったなと思うことを書きたいと思います。
運動習慣
以前、散歩の記事にも書いたのですが、週2,3回ほど、1回につき30~40分のウォーキング&スロージョギングをするようになり続けていたら、じわじわと体重と体脂肪が減っていき、体型もすっきりとしてきました。
長期に渡り続けていくことで、効果がありました。
(食事の量やお菓子の量も気を付けています)
回復期に入り少しずつ活動できるようになってきたタイミングで、ウォーキングやジョギングなどの運動を取り入れていくと、うつ病にもダイエットにもいいのでは、と思います。(うつ病に運動療法が良いという話があります)
他にも、うつ病で療養している中で落ちていた体力を回復するにも一役買ってくれるかもしれません。
お菓子は「半分」「チョコ1粒」など、減らすのがオススメ
お菓子は食べたい気持ちを我慢して全く食べないようにするのはストレスになると思いますし、しばらく我慢し続けると反動で多く食べてしまうこともあるのでは、と思います。
食べたいと思ったら半分にしたり、チョコ1粒だけといった感じで食べる量を減らすといいように思っています。
私の場合そうするようになって、少しの量だからこそじっくり味わい、満足するようになりました。
食事は腹八分
昔の言葉で「腹八分目に医者いらず」とあります。
満腹になるまで食べずに、食事はいつも腹八分目程度にしておくことで、健康でいられるので医者にかかる必要がないという例えです。
腹八分を心がけるようになり、ダイエット効果だけでなく身体への負担感も減ったように思います。
味わってゆっくり食べる
早食いは満腹中枢が刺激される前に食べ過ぎてしまう、と聞いたことがあります。
ゆっくり味わいながら食べていると、食べ物の美味しさを一層感じられますし、早食いより少ない食事量でお腹が膨れてきて満足感が得られます。
おわりに
うつ病で辛い時期、病気でただでさえ気持ちが重く沈んでいるのに、じわじわと体重が増えていくのはとても気が滅入りました。
そしてお金をあまり使いたくないのに今まで履いていたボトムが入らなくなるという…
悲しかったです。
うつ病が少しずつ良くなってきて活動量が増えたり、運動を取り入れていくとまた痩せることは出来ると思うので、今うつ病がとても辛い方は「今は多少太っても仕方がない、うつが良くなってきたら痩せる」と思って、太り過ぎないことを心がける程度に留めて過ごされるといいかもしれません。
うつ病が辛い時には無理をせず、負荷をかけずに。
じっくり、休養してまいりましょう。