うつ病になると、ありとあらゆることが困難になりますよね…。
体調が悪すぎて出来ない、というのは言わずもがな、脳がうまく機能しないがゆえ、出来なくなることも多いと経験から感じていました。
そうして、家事全般が困難になるのですが、中でも料理のハードルはとても高いものでした。
体調が楽になってきても、私の場合、料理に関しては苦しく辛く感じる時期が長く続きました…
今回は、そうした時の食事について書きたいと思います。
以前書けたらいいな、と書きながら、だいぶ遅くなってしまいましたm(__)m
目次
うつ病がかなり辛い時の食事
ものすごくうつ病が辛くて、息をしているので精一杯、というような状態の時。
この時には、食事の準備はかなりのハードルがあり大変だと思います。
頼れる家族がいる場合には家族にお願いしたり、出来合いのものを買ってきてもらうのが良いと思うのですが、一人暮らしで近くに頼れる家族がいない場合を想像すると、胸がつまります…
私は母に食事をほぼ作ってもらえていたので机上の空論になるかもしれませんが、このような辛い時の食事について考えてみました。
そのまま食べられるもの
こうした時には、「そのまま食べられる」が最も負担が少ないと思います。
そのまま食べられるものを経験も踏まえて思い浮かべてみました。
ミニトマト
何がいいって、皮をむくことなく、包丁でサイズを変えることもなく、そのまま食べることができます。
洗って、お皿に載せて、おしまいです。
ヘタも食べる時にプチっと取ればOK。
きゅうり
とてもアグレッシブな食べ方にはなりますが、そのままポリポリと食べることも出来ます。
気になるようであれば、バキっと手で折ってもいいかも。
それもまぁ野性的ではあるけれども、この時はとにかく、食べて栄養を摂取することが大切。
うつ病を経験していない場合想像しづらいと思うのですが、私の場合、包丁で切ることもとても難しいことになっていました…
納豆
納豆は好き嫌いが非常に分かれる食べ物だと思うので苦手な方もいらっしゃると思いますが、納豆はそのまま食べられるかつ健康に良いのでいいのでは、と思います。
栄養士でも食材を熟知したカリスマ主婦でも何でもないので、納豆がどれだけ体に良いかを語ることは出来ませんが、雑誌などで何かの情報を目にするとよく「納豆」という文字を目にします。
豆腐
豆腐もそのまま冷奴で食べられます。しょうゆをかけ、お好みでチューブのしょうがを足すのも良いかも。
この時はしょうがをすることさえも辛い…
道具を使い、簡単調理で食べられるもの
うつ病がものすごく辛い時には、電子レンジで温めることさえも、辛くて堪りませんでした。
当時母はパートで週3日ほど働いていたため、父と自分の昼食を用意する必要があり、辛さを抱えながらどうにかこうにか電子レンジを使って調理していました。
電子レンジで調理
温野菜サラダ
電子レンジで調理できる蒸し器を使い、温野菜サラダをよく作っていました。
- もやし
- にんじん
- きゃべつ
- きのこ類(しめじ、しいたけなど)
- (ピーマン)
- 豚肉(バラなど)
電子レンジ用の蒸し器が家にあるのでそれを使い(多分何かの景品)、
もやしはそのまま、にんじんは薄く短冊切りにしてキャベツも適度な大きさに切り、きのこを入れ、豚肉はバラであれば2,3等分の長さに切って乗せます。
あとは、電子レンジでチンして終了。
きのこ類はなんでも良いと思います。カットするのがしんどい時は、カットしめじが便利です。
調理したものをお皿にとってポン酢で食べていました。
野菜と肉(タンパク質)が同時にとれるので、良いと思います。
ブロッコリーをレンジで調理
ブロッコリー小房に分けて洗って、電子レンジでチン。
お湯で茹でるよりも楽に出来ます。
ブロッコリーは緑葉食野菜で栄養価が高い(はず)。
短冊切りにできるスライサーを活用
大根サラダ
世の中には便利な調理器具があり、短冊切りが出来るスライサーがあります。
これで、大根ときゅうりをスライス。
包丁を使わないので負担が減ります。
その上に同じくらいの太さに刻んだハムを乗せれば完成です。
ハムを包丁で切るのが辛い場合には、適当にちぎって乗せてしまいましょう。
いいんです、見た目は。食べられることが重要。
我が家は、「ごま油:しょうゆ=大体1:1」のドレッシングをかけて食べています。
長芋サラダ
同じ要領で、皮をむいた長芋をスライサーでスライス。
最後に刻みのりをかければ完成。しょうゆをかけていただきます。
長芋の皮も包丁でなく皮むき器でむくと負担が軽減されます。
滑りやすいので、うつ病が辛く手元がおぼつかない時にはくれぐれもお気を付けくださいね。
おわりに
辛くて堪らなかった頃の記憶を振り返りつつ、「うつ病が辛過ぎて料理が困難な時の食事」について書きました。
栄養について深く勉強した訳ではないので偏りがあると思いますが、ご容赦ください。
この辛い時期は、どうにかこうにか何かを食べて体に栄養を入れて、とにかく「生きる」ことが大切だと思います。
辛過ぎて何もしたくないし、食べる気力も少ないと思いますが、生きていくために、どうにか食べて生き延びていただきたい、と強く思います。
「道具を使い、簡単調理で食べられるもの」、続きを書いていたのですが、かなり長くなってしまうのでまたの機会に別途アップしようと思います。
待っていて下さった方がいらっしゃったかどうかわからいけれど、かなり遅くなり申し訳ありません(>_<)
今、辛い状況にある方が、少しでも、少しずつでも、楽になっていかれますことを、心より願っています。
最後までお読み下さり、ありがとうございました。