うつ女ブログ

うつ病からリハビリ期へ。自分を労わりながら社会復帰していく雑記。

一期一会の出会いに感謝。一歩踏み出し講座に参加した話。

 

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だいぶうつ病が楽になり、「心惹かれるな」「やってみたいな」の心の声に従い、少しずつ少しずつ行動しています。

 

今回は、少しの勇気を出して先月と今月、講座に参加してきた話です。

 

目次

 

 

講座に参加することは、これまでの外で音楽を聴いたり絵を見たりすることよりも、私にとっては一歩踏み込んだことでした。

 

  • ある程度の時間集中し続けて学ぶ(1時間半~2時間)
  • 人との出会いや会話する機会がある場合がある

 

の2点があるためです。

 

前者に関しては、

独学で語学勉強をしていて、図書館という外の場でも2~3時間の勉強を自然に行えるようになっていたので、今はもう大丈夫かな、という感覚がありました。

 

後者に関しては、

現在はほぼ、家族、主治医と美容師さん、たまに店員さんと少しだけ会話するという生活を送っています。

 

うつ病になる前は友達と話すことが大好きだったのですが、
うつ病になってからは負担が大きいものとなり、最も仲良くしてくれている友達とたまに玄関先で会う程度です。

 

少しずつ少しずつ範囲を広げ、会話する機会を増やし人と接することに慣れていけたら、と思っていました。

 

そうした中、参加したいと思う講座があったため、講座に参加してきました。

 

 

6月、講座での一期一会

6月頭、講座が行われる場所のエレベーターで、同じ講座に参加する女性と出会いました。

 

少し会話をし、会場へ。

 

自由席で初めは別の場所に座ろうとしたのですが、彼女の隣が場所的に良いと思い、彼女の隣の席におじゃましました。

 

座ってからも「初めてですか?」と声をかけて下さり、

他にも何回か短い会話をしました。

 

内心、私はドキドキです。

 

年下の女性で、とても感じが良い方でした。

一期一会ですがお会い出来て、お話が出来て、出会いに感謝。

 

こうして一歩踏み出した時の出会いは、「どういう方と出会うか」も影響があって大切に思います。

素敵な方と出会えると、「もう少し踏み出してみよう」と、人と出会うことや会話をすることへの抵抗感が薄まって行く気がします。

 

ブランクが長くてまだ会話に慣れていなくて、その方との会話は長く続けることができなかったけれど(彼女にはちょっと申し訳ない…)、

出会えて、話してもらえて、有難い一期一会でした。

 

 

6月の講座と7月の講座

6月の講座自体は1時間半だったのですが、その間集中し続けて学びを深めることが出来ました。

たくさんのことを教えて下さり、あっという間に感じました。

 

講座の間、書いて書いて、書きまくりました(笑)

聴いただけで覚えられる脳があればその必要もないかもしれませんが、いかんせん忘れっぽい。

うつ病の影響もまだあるかもしれないけれど、思い返せば元々忘れっぽいし書くことで頭に入れるタイプ(聴くだけでは覚えきれない)。

 

語学の勉強で単語を覚えるために書きまくっていることが、速記という思わぬ形で役立ちました。

字はミミズがはったような字でしたが、まとめ直すつもりだったので私が読めれば問題なし。

 

 

運よく講座に参加することができて、本当に良かったな~と思います。

 

年を重ねて、さらにうつ病からの回復過程で、学ぶことの楽しさを味わっています。

 

世の中には知らないことがたくさんたくさんあって、自分の知っていることなどちっぽけで。

どんなことでも学んでみると、深くて面白さがあって、自分の中に変化が起こったりする。

 

そうしたことを楽しいな~と感じています。

 

 

7月には、また別の講座に参加しました。

「字を綺麗に書けるようになったらいいなぁ」とほんのりと思っていたところ、地元でお値打ちな丁度良さそうな講座を発見して参加。

 

ハガキの住所の書き方のコツを伺ったり、字のコツを伺ったり、先生のお手本を見て黙々と書いたりを2時間。

 

普段使わない頭を使った感覚がありました(笑)

 

こちらは会話については先生と少しする程度で、世間話をする機会はありませんでした。

 

自分の名前と住所のお手本をいただいたので、コツコツ練習しようと思っています。

 

 

心の声に従い、一歩踏み出す

うつ病が辛い時期には、「何かをしたい」という感情は皆無でした。

 

興味が湧かないし、何かをやるエネルギーがとにかくありませんでした。

 

少しずつ回復していくと、「〇〇をしてみたい」という気持ちが湧いてきました。

 

自分の状態をじっくり観察して、してみたいと思ったことでも「今の自分はそれをやってみて大丈夫か」という吟味をしてきました。

 

「やってみたい」という心の声を聴き、現在の自分を観察して「今の自分なら踏み出しても大丈夫そう」と思ったら、じわじわと踏み出して行きました。

 

ハードルの高さ調整ができることに関しては、初めのハードルをかなり低く設定しました。

前後の予定も疲れ具合を考えて調整。

 

そうして、じわじわと「小さな挑戦」を重ねていきました。

 

うつ病からの回復過程は、この「小さな挑戦」を一つ一つ積み重ねていくことのように感じています。

 

心の声に耳を傾け、自分を観察していると、

「まだ無理だ」「まだやりたくない」「今はタイミングではない」ということもわかるのでは、と思います。

 

そうした時には「もう少し体調が良くなったら、やってみたいこと」として楽しみを残しておくのがいいのかなと思い、そうしてきました。

「体調が良くなったら、できたらいいな」と思うことがあると、希望にも繋がるのでは、と考えています。

 

 

おわりに

うつ病の回復過程は本当にじっくり、少しずつだな、と体験から感じています。

 

病気をするときっと誰もが「早く良くなりたい」と思うと思うけれど、

その「早く良くなりたい」は焦りに繋がる可能性がありますし、

病気というものは早く良くなろうとして良くなれるものでもないような気がします。

 

腰を据えてじっくり、

コツコツと一歩一歩回復に向けて歩むことが、遅いようで実は一番着実で早いのかもしれないな、なんて思っています。

 

ラソンをハイペースで走ると息が切れてしまい、

途中からガクッとペースが落ちたり歩いたりすると結局タイムが遅くなると聞いたことがあるのですが、少し似ているような気がしています。

 

自分のペースで、じっくりと、回復の道のりを歩んで行きましょう。

 

最後までお読み下さって、ありがとうございました^^