少し前、新聞の投稿記事が目に留りました。
引きこもりだった方が「好きなことで上達の見えることを行った」という内容。
彼はたしかパソコンを使ってのことだったと記憶しているのですが、
この「好きなことで上達の見えること」は、うつ病回復期後半にもいいのでは、と思ったので、本日はそのことについて書きたいと思います。
うつ病がめちゃくちゃ辛い時には、好きなことがなくなる。
うつ病になったことがない方には想像しづらいと思うのですが、
体調がしんどくて堪らないし、五感も動かず頭(脳)もうまく動かないですし、
好きだったことにも関心が持てない状態になります。
この「好きなこと、何もなし」という状態は、何の色もない世界にぽつんといるような感覚でした。
だんだんと楽になってくると、少しずつ少しずつ心が反応するようになっていきました。
この過程がなかなか面白くて、「あ~~~やっぱり私はこれが好きなんだな」と思うこともあれば、「え、これに興味持つの?」と意外なこともあったり、「忘れていたけれど小さい頃好きだったよね」ということもあって。
喜びや驚きがありました。
そんな好きなことの中でも、「上達や成長が見えること」は、好きというだけでなく、出来るようになっていく喜びを感じさせてくれます。
好きなことで上達や成長の見えること
好きなことで上達や成長の見えることは、何でもいいと思います。
新聞の方の場合はパソコンを使ったことでしたが、私の場合は語学でした。
書道やペン習字、楽器、歌、絵やイラスト、スポーツ、筋トレ、歴史を学ぶ、数学の問題を解く…etc
何でも、少しずつでも「あ、少し上達してきたな」と思えることがあると嬉しいですし、自信というほどにはならない場合もあるかもしれないけれど、「少し出来ることが増えた」という気持ちになり、それは力をくれると思います。
「好きなことで」ということも大切です。
苦手なことを努力して練習して克服していくこともいいことだと思いますが、
ストレスを抱えてしまう可能性もあります。
元気な時であればそれもやっていけるかもしれませんが、
まだまだ心身の元気が足りない時には、負担の方が大きくなってしまうのでは、という危惧があります。
好きなことであれば、それをすること自体に喜びがあり、
かつ、上達していくとまた喜びを感じられます。
心が反応しない状態の時には、無理やり見つけてやる必要はないと思います。
少しでも「興味があるな」「やってみようかな」と感じることがあれば
無理をし過ぎない範囲でやってみると、
良い方向へ変化が出てくるかもしれません。
おわりに
好きなことで上達や成長の見えることをやっていくと、少しずつでも変化が見えてきてそれが喜びに繋がると感じています。
それをやることによって、新たな行動が生まれていくこともあります。
あなたの、心が動くことを大切に。
回復の道のりをゆっくりじっくり、歩んでいきましょう。
こちらは湿気がすごいです。
さらっとした生地の服に着替えたら快適さが違いました(当たり前か)
過ごしやすい心地よい服装で、蒸し暑さを乗り切って行きましょう^^
今日もお読みいただきありがとうございました。