うつ女ブログ

うつ病からリハビリ期へ。自分を労わりながら社会復帰していく雑記。

人は変わることができる、と思う話。

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お久しぶりになってしまいました。

 

抗うつ剤なしの生活にも慣れ、日々語学勉強や家事手伝いをし、自然を愛でる時間を味わって過ごしていました。

 

本日は、人は変わることができる、と思うことについて書きたいと思います。

 

 

 

「人は変わらない」

「人は変わることができる」

 

どちらの言葉もどこかで見かけたことがあります。

 

個人的な見解は、

 

「人は変わることができるが、相当の強い気持ちを持ち、覚悟をきめ、痛みに耐え、自分を冷静に見続け、癖が出たら都度確認し、コツコツと長い時間をかければ変わっていくことができる」

 

と感じています。

 

 

うつ病以前の私は、三十云年間、色々なものを「~でなければならない」と思って生きていました。

 

巷にあふれる情報、世間の目、まわりの目、理想の自分…

 

自分自身を見ず、そうしたものに触れるたびに「〇〇でなければならない」と思い、どんどんその項目は増えていきました。

 

本来の自分が置いてきぼりになり、色々なもので固められた自分でした。

 

そして、それらの、勝手に自分が縛り付けた「〇〇でなければならない」ができない自分はダメ、と自分をよく責めていました。

 

うつ病になった時には、もう、限界だったのだと思います。

 

 

うつ病という機会

うつ病になり、心も体もしんど過ぎて、色々な機能がストップしました。

 

急性期は、ほぼ寝転がっていて、1日1日を過ごすのが精一杯でした。

 

そうした日々を過ぎ、少しずつ落ち着いてきた頃、自分と向き合うように。

 

ほとんど本来の自分を見ることなく過ごしてきた私は、自分を見つめることで相当なショックを受けました。

 

心から血が出ているような感覚。

 

でも、そうした自分を、1つ1つ、受け止めていきました。

 

すると、だんだんと「へーーー私ってこうなんだな」と理解することができ、それに伴って安心感が生まれてきました。

 

自分に自分が理解されているという安心感。

 

自分を理解できてきたことにより、自分とも接しやすくなっていきました。

 

 

徹底的に自分を見つめた先

徹底的に自分を見つめた先には、

  • 何が心地いいのか、そうでないのか
  • 何が比較的大丈夫で、何が苦手なのか
  • 自分の今のキャパシティ
  • 自分が大切にしたいこと
  • 価値観
  • 性格
  • 癖、その癖の対処

 

が見えてきました。

 

そうして、自分のことがわかってくると、「この自分を活かしていきたい」「この自分で、なんとかいい方向に向かっていきたい」と思うように。

 

それまでは、「理想の自分」ありきで、現状も見ずにそこにどう向かっていくかしか考えていなかったのですが、

今の自分をベースにして、活かして、どういう方向にいったらいいか、どう過ごすのがいいのか、考えるようになりました。

 

そうするようになり、物事との付き合い方や生き方が変わってきたなと思っています。

 

 

自己理解がベース

自己を理解することは、変わったり心地よく過ごしていくのに、ベースになると思っています。

 

自分をよくわかっていないのに、漠然と変わりたい、と思っていると、どうしていったらいいのか曖昧なままになります。

 

現在地をわからずに、どこかを目指して旅することが難しいようなものだと思います。

 

自分を見つめることは相当な痛みが伴うと経験から感じていますが、本気で変わりたい場合、その痛みを受け止めていく必要があるように思います。

 

ただ、うつ病が辛くてたまらないときには、決して自分と向き合わないでいただきたいです。

 

うつ病が辛い時には、何でも「自分はダメだ」思考になってしまうからです…

 

その時期には、とにかく、休むことがその時できる最大のいいことだと思います。

 

「休む時なんだ」と思って、休んでいる自分を労わって、過ごしていただけたら、と思います。

 

 

変わるには時間がかかる

変わる、というよりも、私の場合、余計なものが取れて本来の自分に戻った感じではあるのですが…

 

変わるには時間がかなりかかる、と感じています。

 

私の場合、三十云年その自分で生きていたので、変わるには相当の時間がかかりました。

(現在も完全に変わったかどうかは定かではないですが)

 

それまでの思考グセと新しく変わってきた思考が行ったり来たりする時期もありました。

 

世の中、何かと「すぐ」な時代ですが、この「変わる」ということに関しては、時間がかかるものだと覚悟した上で、じっくり取り組んでいくのが良いのではないかと思います。

(病気の快復も同じように、じっくり、ですね)

 

そして、自分を知って自分と接しやすくなり、生き方や考え方が変わってきてだいぶ楽になった私は、変わるためにじっくり時間をかけてよかった!と声を大にして言いたいです。

 

それができたのも、温かく見守り支えてくれた家族はじめまわりの方々皆のおかげだと、心から感謝しています。

 

 

おわりに

久しぶりに書いたので、いまいち終わり方がわからなくなってしまいました( ゚Д゚)

 

拙い文だったと思いますが、お読みいただき、ありがとうございました^ ^

 

気温差の激しい日々なので、どうかご自愛ください。