うつ病からの回復過程で外出する中で、緊張感を抱いたり固くなる環境(場所)と、落ち着いてくつろいだ気持ちでいられる環境(場所)があることを実感しました。
これはうつ病だからというのもあると思いますが、元々HSP(生まれつき敏感な人)の傾向もあるので、相互作用があるのかもしれません。
そのため、一個人の話としてお読みいただけましたら幸いです。
今回は、環境によって緊張感が異なるな~と感じた出来事2つと、それらから感じた「落ちつく環境」について書きたいと思います。
実感した出来事①
先月、家族と地元で行われたちょっとした演奏会に行ったのですが、今月も県庁所在地での演奏会に行ってきました。
(以前の記事をお読み下さった方へ。スカートは手持ちの黒スカートで行ってきました)
その時の体調に多少の差があったかもしれませんが、前者では開演を待つ間に体が硬直するような、緊張するような、そこにいるのが辛いような感覚に襲われました。
後者では全くそんなことはなく、むしろくつろいだ気持ちで演奏を待つことができました。
演奏会前という条件は同じ。
ただ、
- 空間の色合いや造り
- 声の響き方(ざわざわしている音の響き方)
が異なりました。
元々、前者の空間は、演奏会などを主にした会場ではなく、多目的ホールといった造り。
そのためか、開演前のざわざわした音が大きく感じました。
実感した出来事②
だいぶ以前の話で、今よりもうつ病が辛かった頃なのですが、母とランチに行った際、同じように身をこわばらせたことがありました。
お店の雰囲気としては木が使われていてナチュラルで開放的な感じ。
窓からは木々が見えます。
うつ病以前の私は好きだった雰囲気。
にもかかわらず、お店に入った瞬間、身を固くしてしまいました。
ざわざわと色んな方の声が響いていました。
隣の席との空間も狭く、落ち着かない。
母との会話には微笑むのが精一杯で、食事を味わう余裕がありませんでした。
その数日後に行ったカフェ(というより喫茶店かも)では、リラックスして味わいながら過ごすことが出来ました。
ここでも、空間によって、「身を固くする」「くつろげる」の差がありました。
ざわざわと空間の雰囲気
この2つの経験から、私にとって身を固くする原因となった一番の原因は「ざわざわ」だと思いました。
ざわざわと声が響く感じが苦手なようです。
その次に、空間の雰囲気。
これは単に好みだったり個人的なことかもしれませんが、どちらかというとシックな内装の方が落ち着くような気がします。
昔から蛍光灯の明かりが得意ではなく、夜ごはんを食べに行くような時には暖色系の、やや照度の低い空間が好みでした。
床の色が真っ赤のアパレル店に入った時には商品に集中出来なかったことも。
昔から空間に対して「心地いいかどうか」という感覚がありましたが、今は一層、敏感になっていて、ストライクゾーンが狭くなっているような気がしています。
うつ病以前であれば、緊張をやや感じつつもやり過ごしていけたのが、今は苦痛を感じてしまうことがあるようです。
飲食店に行く際には
演奏会のようなものは、初めての会場の場合、事前に会場の雰囲気まで確認するのは困難ですが(出来たとしても音楽を聴きに行くのに会場の雰囲気が第一条件というのは違う気が…)、
飲食店へ家族と行く際、なるべく辛さを感じずに過ごせるお店にしてくれているので有難いと思っています。
HSPの傾向がありその影響もあると思うのですが、うつ病を患う中で落ち着いた飲食店の傾向は
- ざわざわと声が響かないこと
- シックな内装
- 個室や半個室、もしくは隣の席との空間がやや広くとってあること
でした。
上記は個人的なものかもしれないですが、うつ病からの回復過程で少しずつ外出し、家族や友達と食事に行く場合には、今は助けてもらって、なるべく落ち着いて過ごせるようなお店にしてもらうと、辛さを感じずに一緒にいる人との時間を過ごせるかもしれません。
おわりに
体調に若干の差はあったかもしれないけれど、日があまり開かない中で「身を固くする」「リラックスできる」空間の違いを経験しました。
うつ病がもう少し良くなると、HSPの傾向はあれど身を固くする空間が今よりは減るように思っています。
基本的には落ち着く空間を選びながら、たまには異なる空間へ行くのも状態確認になるな、とも感じました。
じっくり一歩一歩、回復の道のりを歩んで行きたいと思っています。
お読みくださりありがとうございます。
朝晩冷えますので、ご自愛ください^^