うつ女ブログ

うつ病からリハビリ期へ。自分を労わりながら社会復帰していく雑記。

温かさと素っ気なさ。

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少し前のこと。

予定があって外出をしました。節約のためお昼は家で食べようと思っていたのですが、お昼時間に差し掛かり空腹に耐えきれずとあるカフェにおじゃましました。

 

口コミをみると、1人で落ち着いて過ごせる様子。

表には「店内では静かに」という看板までありました。

 

行ってみると本当に一人で落ち着いて過ごせました。

都会(といっても地方の県庁所在地)の喧騒から隔てられた空間。

 

店内の内装やこじんまりしたサイズ感もあるけれど、店主様の雰囲気がそこに大きく関わっていると思いました。

 

悪く言ってしまえば、素っ気ないのです。

食器を置く時も素っ気なくて音がするほどで、「ごゆっくりおくつろぎ下さい」なんて言葉はなく。笑顔もほぼなし。

しかし、その素っ気なさは「お客さんそれぞれ気ままにお過ごし下さい」に繋がっているなと。

店員さんを始め接客は「愛想」が求められがちだけれど、これくらい素っ気ないとお客の方も変な気遣いをすることなく気楽に過ごせたりすることもあるんだなと、発見でした。

 

1人で経営されているお店や夫婦経営のお店などは、アットホームで「どちらからいらっしゃったんですか?」「今日も暑いですね」など、会話して下さることがあります。

それは楽しく、心地良かったりするのだけれども、体調が悪いとか疲れているとか、とにかく1人でゆっくりしたい、なんて時には少し負担になることもあります。

 

その点、こちらのお店は完全放牧という感じなので、なんの気兼ねもなく1人でくつろげます。

いいお店に出合えました☺︎

 

そして改めて思ったのは「人の醸し出す空気は伝わる」ということ。

 

初めお客は私1人だったのだけれど、途中で男性1人がご来店。

店主の方は仕込みなどをされていて、お客はそれぞれくつろいでいて。

穏やかなまったりとした空気が漂っていました。

その空間の空気って、そこにいる全員が醸し出すものが混じり合うんだなぁ、と思いました。

 

思い返せば、HSP傾向があるからか昔からこの「空気感」には敏感な方で、会社勤めの頃、社内がやたらとピリピリした空気の日にはどっと疲れを溜め込んでいました。

 

図書館にいても、近くの方が醸し出す空気次第で心地よさが異なります。

 

そんな風なので、心地よい空気の中で時を過ごせるととても有り難い。

カフェの店主さん、お客さん、いい空気を出して下さりありがとう!と、心の中でお礼。

 

お店の雰囲気や空気のことばかり書いていましたが、お料理も美味しかった!身体に優しいお味でした。スープセット600円(税込み)という、財布にも優しいお値段。

 

コロナや金銭面で今はあまり自由にはできないけれども(加えて相変わらず外食の優先順位が低い…)、

また、いつかの機会があれば行こう。