うつ病がものすごく辛い状態の時には、常に緊張して強張っている感じで、「リラックスする」という感覚がわかりませんでした。
そうした状態の時、少しでも心落ち着く何かがあると、辛い時期を凌いでいくのに僅かかもしれませんが気が紛れるかも、と思います。
うつ病がとても辛い時期は、何もしていなくても辛いですし、少しでも何かをしようとするとかなり大変な思いをしました。
一日一日をやっとの思いで過ごしていく感じ。
夜になると、「やっと夜になった、一日が過ぎた」と少し安堵していました。
そんな状態の時、何か少しでも心が落ち着くものに触れていると、苦しみが僅かかもしれませんが紛れるのでは、と思います。
思いつくものを挙げてみると、
- 触り心地のいいタオルを握る
- 御守りを握る
- ペットを撫でる
- アロマや香水など好みの香りに包まれる
- 気持ちのいい毛布にくるまる
- 落ち着く風景の写真を眺める
- ガムを噛む
以前書いたような内容もありますが、一つ一つ考えてみます。
触り心地のいいタオルを握る
ふわふわとした、柔らかなタオルに触れると、なんだか心が落ち着きませんか?
赤ちゃんでタオルをぎゅーーっと握りしめている子がいますが、気持ちがわかります。
顔に載せて寝転がっているのもいいと思います。
優しさを感じる肌ざわりのものに触れると、ほっとするように感じます。
御守りを握る
神様のお力添えをいただけるような気持ちになります。
うつ病がかなり辛い状態の時にお参りに行くのは大変だと思いますので、もし健康御守りや幸せ御守りなどをお持ちでしたら、握っていると少し心が落ち着くかもしれません。
恋愛成就や学業、交通安全でも、この際は度外視して「御守り」というくくりで握らせてもらいましょう。
ペットを撫でる
ペットを飼われている方は、ペットを撫でると心安らぐように思います。
犬や猫、ウサギなど、毛のある動物だとよりそんな気持ちになるかもしれません。
気持ちのいい毛並みや生きている体温を感じられて、癒し効果があるのでは、と思います。
うつになってから、友達に「動物を飼ったら?」と提案をもらったのですが、「こんな体調が悪くてはとてもじゃないけれど飼えない…」と思いました。
ですが、友達が言ってくれたように、動物は心を温めてくれるように思います。
アニマルセラピーというものもありますよね。
動物を飼っていない方は、写真を眺めてみても心和むかもしれません。
あとは、「猫柳」という植物を触るのも気持ちがいいです。
母が以前買ってきたので触ってみたら、その名の通りの触り心地。
枝ものでかなり持ちます。もう半年ぐらい経っているかも…?
気づいた時に触って、にっこりしています。
アロマや香水など好みの香りに包まれる
好みの香りを嗅ぐと、リラックス効果があるように思います。
香りによっては「集中力を高める」などの効果があるとされているものもありますので、もし香って選ばれる際には好みかつリラックス効果のあるものを選ばれるといいと思います。
気持ちのいい毛布にくるまる
ある程度寒い時期限定ですが、肌触りの気持ちがいい毛布にくるまると落ち着くように思います。
体にただ乗せるのではなく、ぐるっと体を包み込むようにするのがポイント。
包み込まれているという安心感を得られる気がしています。
落ち着く風景の写真を眺める
のどかな、優しい風景の写真を眺めると、心が少し和むように思います。
風景写真でも、鋭く険しい山とか波の激しい海とかは刺激が強いので、穏やかな風景を選ばれるといいのでは、と思います。
また、都会や街並みよりも、自然の方が安らぎやすいと感じました。
ガムを噛む
ガムを噛んでいると少し心が落ち着きました。
うつ病を患っている方はご存知の方が多いのでは?と思われる、「ナミうつブログ」のナミさんのブログを拝見していて、ガムを噛むことでのリズム運動のことを知り、取り入れていました。
野球選手でガムを噛んでいる方がたまにみえますが、リラックス効果があるからなのでしょう。
おわりに
うつ病がものすごく辛い時期というのは、何をどうしていても辛くて重くて苦しいと思います。
私の場合は、何をするにも辛いけれどずっと何もしていないと気が変になりそうでした。
「リラックスする」という感覚はわからなくなっていたけれど、「幾分心が落ち着く(ような気がする)」という感覚はありました。
人によって何をそう思うかは異なると思いますが、個人的にいいと思ったものを挙げてみました。
今、うつ病を抱えていて、辛くて堪らない状況にいらっしゃるあなたの
その苦しみが、少しずつでも和らいでいきますように…