うつ女ブログ

うつ病からリハビリ期へ。自分を労わりながら社会復帰していく雑記。

日帰り一人旅をした話。

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うつ病になって、旅行はとても無理、という時期が随分長い間続きました。

 

旅行というものは、数々のハードルがあります。

 

  • 体調
  • 下調べ等事前の準備
  • よく知らない土地での刺激に耐えうるか

 

等々、うつ病が辛い時期にはどれをとっても負担でしかなく、「とてもじゃない、絶対行きたくない」と思っていました。

 

体調がだいぶ良くなっている中、行きたい理由があり一人旅に出かけてきました。

 

 

私にとっては、一歩踏み出す挑戦でした。

 

「行きたいな」と思った時に、いつものごとく、体調のことやお金がかかることなどが頭に思い浮かびましたが、行ってみようと心に決めました。

 

その後、調べたり計画を立てたりしていったのですが、その過程は楽しく、ワクワクしました。

 

ワクワクする。

 

うつ病が辛い時期には縁遠かった感覚でした。

 

 

日帰り一人旅に出かける

バスでの節約日帰り一人旅。

行先は神戸。

 

渋滞のため、到着は一時間超遅れでした。

 

そのためバッサリと予定を変更。

 

時計を見て時間を確認し、何を優先したいか気持ちも確認し、体調も観察しつつ、頭をクルクルと回転させて予定を変えていきました。

 

 

途中疲れて、老舗喫茶店にて休憩。

 

ゆっくりとカフェオレを飲みながら、ぼや~っとしたらだいぶ回復しました。

 

 

滞在時間はかなり短かったけれど、今の私にはちょうど良かったかも。

 

1番の目的を果たせて、旅本を見て行ってみたいと思ったお店でも食べられて、ほくほくです^-^

 

 

そして、

  • 計画を立てること
  • 体調や時間に合わせて柔軟に予定変更すること
  • 旅ができたこと
  • 地図を見て行動すること

 

どれもうつ病の快復具合を感じられて、嬉しかったです。

(翌日はさすがに疲れが出て1日パジャマで過ごしましたが…)

 

 

時間が足りな過ぎたから、またいつかじっくり行きたいなぁ。

 

 

北野 異人館街 風見鶏の館

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時間がなくて外だけ。

 

 

萌黄の館

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こちらは短時間で見られそうと思い入館。

壁の優しい色合いと、窓から差し込む柔らかな光が素敵でした。

床が軋む音には歴史を感じ、当時の情景に思いを馳せました。

 

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外観を取り忘れたことに今気づく…(;´Д`)

 

 

 

マンホールを見るのも楽しい。

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お天気に恵まれて、暖かくて、過ごしやすくて有難かったです。

 

 

うつ病が辛い頃には、旅をするなんてとてもじゃなくて。

「旅をする」という行為が自分から遠く離れたことに感じていたけれど、たくさんの方に力や知恵をいただきながら、温かく見守っていただきながら、こうして旅をできるまでになれました。

 

本当に、ありがとうございます。

 

 

うつ病はものすごく辛くてきつくて大変だったけれど、だからこそ学べたこと、知ったことがたくさんありました。

以前よりは自分と付き合いやすくなったことは、私にとって大きなことだと感じています。

 

 

病気の快復過程も、人生も、

自分のペースでコツコツと歩むことが大切なのでは、と思っています。

 

じっくり、ゆっくり、お互いに歩んでいきましょう。

 

 

お目通しいただき、ありがとうございました^-^