うつ女ブログ

うつ病からリハビリ期へ。自分を労わりながら社会復帰していく雑記。

2019年に読んだ本、3選。

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今年も残すところあと1ヵ月弱ですね。

 

年々、一年があっという間に感じます。

日々を大切に、丁寧に過ごして行きたいと改めて思います。

 

さて、昨年のおそらく今頃にも書いたのですが、今年読んだ本について今回は綴りたいと思います。

 

目次

 

 

昨年は、うつ病からの快復過程で本を読めるようになった喜びをしみじみと感じながら、味わって読書をしておりました。

 

今年は語学学習への思いが強く読書欲が前年より減少していましたが、それでもやはり本は好きで、ぼちぼちと読んでいました。

ぼちぼち過ぎて図書館の返却期限内に読み切れず、半分ほどで返したものも。

 

以前よりは完璧主義が緩んでいるので、「それもまぁいいか~」「また借りればいいや~」とゆるく本と付き合っていました。

 

今年読んだ本の中で、特に印象深かった3冊を紹介させて下さい。

※こちらの3冊は全部読みました(笑)

 

ある男(平野啓一郎さん)

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亡くなった結婚相手が、その名前の人ではなかった。

一体、誰なのか。

 

その謎を弁護士が迫っていくお話です。

 

真実を求めていく過程は面白く、人物の苦しみを想像して胸が痛み、差別などの社会問題については考えを強くして。

読んでいく中で、様々な思いや考えを巡らせることができた作品でした。

 

物語の中に入り込み、どんどんページを進め、あっという間に読んでしまいました。

 

平野さんの表現の仕方にぐっときて、思わずノートに書き留めること数度。

同じく平野啓一郎さんの「マチネの終わりに」でも思ったけれど、表現の仕方がすごいなぁと感じました。

 

 

心に折り合いをつけてうまいことやる習慣

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終始、「ぼちぼちいこか~」と語りかけて下さっていると感じました。

 

精神科医の中村恒子さんのお言葉を、同じく精神科医の奥田弘美さんがまとめられています。

患者さんについても少し出てくるのですが、「皆さん力み過ぎている」という言葉に、自分を振り返り図星と思いました。

 

「日々たんたんと」

しなやかに歳を重ねていきたい。

 

ついつい力んで、頑張り過ぎてしまいがちの方には、ふっと肩の力を抜けるような本だと思います。

 

図書館で借りた本だけれど、また借りたいな。

 

 

自己肯定感を育てるレッスン

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HSP(生まれつき敏感な人)の傾向があるな…と気づいてから、何冊か本を読みました。

こちらは、ご本人がHSPで、体験して実際に行ってきたことが載っていて、実践的で自分の中にも落とし込みやすいと感じました。

 

HSPの本は医師の立場から書かれたものも多く、それはもちろん勉強になるのですが、「実際にこうして実践してきてよかった」という体験者の方のお話は、医師とはまた別の角度で勉強になります。

 

語り口調も優しくて、読んでいてほっと温かい気持ちになる本でした。

共感したり、「なんとなくやってたけれど、これでよかったんだな」と思ったり、新たな気づきをいただいたり。

HSPかつうつ病経験者」と、共通項があり、胸に響くものがありました。

 

HSP関連で疲れてしまった時には、またそっと本を開きたいと思っています。

 

 

おわりに

あと1ヵ月弱ありますが、2019年に読んだ本を3冊紹介させていただきました。 

 

出逢いというと、まず人との出会いが思い浮かぶことが多いのでは、と思いますが、本との出合いもとても大切な出逢いだと思っています。

 

本を読んで勉強になったり深めることができたり。

心を潤してもらったり、ほっと一息つくことができたり。

本にあったたった一言が、大きく背を押してくれたり、考え方を変えるきっかけになったりすることもあります。

 

良き本との出逢いも幸せの1つだな~としみじみ。

 

読書をされる方は、来年もあなたにとっての良き本との出逢いがありますように…

 

って、なんだか今日で1年が終わりそうな一言になってしまいました^-^;

 

師走は色々と慌ただしい方も多いと思いますが、無理をせずにお過ごしください。

最後までお付き合いいただき、ありがとうございました^-^