こつこつと大掃除はしていたものの、あまり年末感を感じていなかったのですが、ようやく少し感じてきました。
本日は2020年に読んでよかったと思った本について書きたいと思います。
目次
【小説編:マカン・マラン】
小説は、
「マカン・マラン」シリーズ。4作あるうちの2作を読み、今3作目を読んでいます。
色々な悩みを抱えた登場人物たちがシャールさんというドラァグクイーン(女性の服装をし女性の心を持つ男性)のお店、マカン・マランへやってきて、身体に良い美味しい食事をし、そこで時を過ごし、シャールさんとお話することで癒されていったり考えや気持ちが変わっていくお話です。
それぞれの登場人物が初めけっこうに深く思い悩んでいるので、うつ病がかなり辛い時にはそれらの場面を読むことが辛いかもしれません…
ただ、最後には必ず良い方向にそれぞれが向かっていくし、シャールさんの温かな言葉は心に沁みると思います。
出てくる人の中には、初め「この人あまり好きになれないなぁ」と思う人もいるにはいたのですが、温かな心を持っていることがわかったり、ただ懸命に生きてたんだなぁとわかったりして、読んでて優しい気持ちになりました。
叶うのであればシャールさんのお店に行き、シャールさんの食事を食べ、シャールさんとお話がしたい!
【HSP編:繊細さんの幸せリスト】
HSPカウンセラー、武田友紀さんの本を読みました。
ご自身がHSPの方なので、非常に共感ポイントも多く、また勉強になることも多かったです。
温かく優しく話しかけてくれるような本で、心がほっとしました。HSPの方だけでなく、色々なことに疲れがちな方にも参考になりそうな気がします。
「繊細さんの本」はHSPと自分への理解を深めながら対策をとるために。
「幸せリスト」は心が和み、HSPを大切に、活かしながら生きていこうと思える本。
「繊細さんの知恵袋」は色々な方の具体的な対処法が載っているので、何か取り入れられることがあるのかなと思います。
【エッセイ編:大人の保健室】
雑誌、オトナミューズ に掲載されたものがまとめられているエッセイ。
同い年、同じ星座の方の本です。
彼女はいわゆるギャル系の方で、私とは少しタイプが異なるのですが、書かれていることに共感したり同感することが多くて。
初めて美容院で読んだ時には思っていたことがそのまま言語化してあり衝撃を受けました。
例えば、この本の中に
「『あなたが生きたくないと思う今日は、誰かが生きたかった今日』という言葉が個人的にはあまり好きではない」「それは比較を持ち出している」「本当に辛い人にそれを強いるのは違うと思う」というようなことが書いてあります(どのページに書いてあったか探し出せず、正確な言葉で書けず申し訳ありません…)。
今までこの言葉を世の中で見るたびになんかモヤモヤしていたし、うつ病が辛くてたまらない時には、「それでも消えたいと思う私はなんてダメな人間なんだろう…」と落ち込んでいました。
彼女がはっきりと書いてくれたことで、そうだ、だからモヤモヤしてたんだ!とスッキリ。
彼女の本はけっこう合う方と合わない方に別れる気もしますが、私は彼女の文章を読めてとてもよかったと思っています。
重めの文なので、一気読みはたとえ元気な方でも厳しいかも。
エッセイで23のお話があるので、少しずつ読むのが良いのかなと個人的には思います。
もし学生(高校)時代に同じクラスにいたら、きっと同じグループには属さないだろうけれど、ある時席が近くなって話してみたら、とても楽しい!気が合う!!となる感じだろうなぁと思わず想像してしまう方です。
(こんな想像をしてしまうのは同い年だからこそかも)
おわりに
今年はあまり多くの本を読めていないのですが、読んだ本の中で心に残ったものを紹介させていただきました。
他にも書きたいかも、と思う本があるのですが、それは気が向いたら来年に書こうと思います。
今年もあと残すところ、明日とあさって。
お忙しい方もみえると思いますが、心身大切に良い年末をお過ごしください。
お読みいただき、ありがとうございました^ ^