うつ病がとても辛かった頃、あらゆるものを受け付けることが出来ませんでした。
以前も例えた気がしますが、胃腸でいえば生きるための水しか受け付けないような状態。
おかゆやスープさえも刺激を感じるような感覚です。
テレビも音楽も、刺激があって困難でした。
ニュースは話される方のテンションとしては落ち着いて安定していてまだ見やすかったのですが(特にNHK)、内容が暗いことも多く、もろにその暗さを受けてしまうことがありました。
今回は、うつ病が辛い時期には触れる情報を絞ったほうがいいのでは、と思うことと、比較的大丈夫だったテレビ番組について書きたいと思います。
情報を絞る
人は五感を使い、あらゆる情報に常々触れています。
うつ病が辛い時には五感がうまく動かないし頭も働かず、それでも情報を見ようとすると負担になってしまうことがあるのでは、と思っています。
「これは受け付けないな」と感じることは、うつ病が辛い時期にはとにかく避けて、「心に優しい」と感じるものや「まだだいじょうぶかな」と思うものがもしあれば、それに触れるようにするのがいいのではないかな、と思います。
目や耳に触れる情報量や内容を、今の自分にとっての「許容範囲」にすると、負担が少し減るように思います。
うつ病が辛い時、比較的大丈夫だったテレビ番組
経験上、
- 登場人物が多いもの
- テンションが高いもの
- 展開が速いもの
- 内容がディープなもの
これらは難しかったです。
刺激が強かったり、情報量が多くて頭がついていきませんでした。
個人的に比較的大丈夫だった番組をいくつか挙げてみます。
にっぽん百名山(BSプレミアム 月曜午後7時30分~ 再放送あり)
美しい山々の景色と、かわいらしい高山植物が見られます。
画面に登場する人数が少なく、歩く方のペースもゆっくり、語り口調も優しいため、うつ病が辛い時期でも割と大丈夫でした。
世界ネコ歩き(BSプレミアム 金曜 午後10時~ 他NHK総合でも再放送あり)
動物写真家・岩合光昭さんがネコの可愛らしい表情を写されています。
私が見たのはものすごく辛い時期を過ぎ、少し落ち着いてきた時期だったのですが、こちらはわりと辛い時期でも見やすいのかな、と思いましたので、載せさせてもらいました。
ネコのゆったり過ごしている姿に癒されます。
グレートネイチャー(BSプレミアム 木曜 午後0時~ 他再放送あり)
雄大な自然が美しく、心が落ち着きました。
HPを見てみたら、写真が載っていて綺麗でした。
元々自然が好きな方ではありましたが、うつ病の時には一層、自然が心に優しいように感じました。
アニメ
アニメや子どもの番組は優しく、見やすいように思っていました。
アンパンマンをたまたま見かけて、ほっこりとしたことがありました。
私はアニメは詳しくないのですが、ブログを拝読させていただいております福は内さんがオススメのアニメを載せてらっしゃいましたので、リンクを貼らせていただきます。
fukuhauchi-onihasoto.hatenablog.com
おわりに
うつ病を患っていて辛い時には、目から入るもの、耳から聞くものも、「自分とって優しく感じるもの」がいいのだと思います。
世の中のニュースを知らないままでは良くないのでは?と思われる方もみえるかもしれませんが、うつ病が辛い時に一番大切なのは「休養すること」です。
刺激が強いものはできるだけ避けて、ゆっくり、自分を休めてあげてほしい、と思います。
少しずつ少しずつ楽になってきた時に、また触れていけばいい。
辛い時には、とにかく穏やかに感じるものに絞って、休養に専念するのがいいのでは、と思っています。