うつ病回復期は、波がありながら少しずつ出来ることが増えてきます。
そうして、小さな「出来た」を一つ一つ積み重ねていくことがいいのかな、と思っています。
今回は、「小さな出来た」について書こうと思います。
ちょこっと掃除
少しずつ回復してきた時にやっていたことの一つは、狭い範囲を決めてそこだけ掃除をする「ちょこっと掃除」です。
例えば、
- 鏡を拭く
- 棚を拭く
- 鍋を磨く
- キッチンの排水溝を掃除する
- 階段を拭く
- トイレ掃除
など。
こうして羅列するとたくさんある感じで読んでいて「うっ」となりますが(「うっ」と感じさせてしまった方、申し訳ありません)、1日1つでいいと思うのです。
狭い範囲ですぐに終わる、というのがミソです。
そこが綺麗になると、小さな達成感とスッキリ感が生まれます。
「今日はこれが出来た」というのが目に見えるのも嬉しい。
少しずつ回復してきている段階では疲れやすいと思うので、くれぐれも無理はせず、短時間で終わることがいいと思います。
お手入れもオススメ
ある時、革の財布の手入れをしました。
クリームを布で延ばして塗って、乾拭きをして。
お手入れをしている間穏やかな気持ちになったし、終わって生き返ったような財布を見て嬉しくなりました。
身に着けて使っているものは、いわば相棒のようなもの。
お手入れをしていると「いつもお世話になっています」という感謝の念も湧きました。
他に、革靴やバッグの手入れをしたり、スニーカーを綺麗にするのもいいと思います。
綺麗になったり状態が良くなるのは気持ちがよく、少しでもそんな気持ちが味わえたら心にいいのかな、と感じました。
おわりに
回復期は少しずつ少しずつ出来ることが増えていくけれど、たくさんのことや負担が大きいこと、難しいことは困難だったりします。
ちょこっと掃除やお手入れは、時間もそんなにかからず目に見えて綺麗になったのがわかるので、少しずつ動けるようになってきた方にはいいかもしれません。
小さな出来た、の喜びを味わいながら、ゆっくりじっくり、過ごしていけたらいいのでは、と思っています。