うつ病になって、出来ないことが増えました。
回復期を過ごすうちに少しずつ出来ることが増えてきましたが、まだハードルがあることはあります。
やれるものならやりたいけれど、今の私には無理だ・・・
そんな時、考え方を変えたら楽になったのでシェアしたいと思います。
元気になった時の楽しみにとっておこう
「やりたいのに出来ない」「やれたらいいのに今は無理だ」、そんな状態は悲しくて、歯がゆくなったりします。
そんな時、「元気になった時の楽しみにとっておこう」と思ったら、気が楽になりました。
好きな食べ物を後にとっておく、あの感覚。
今は出来ないけれど、お楽しみにとっておいて出来た時はきっととても嬉しい。
今出来てしまうよりも、その嬉しさは倍増かも。
なんて、出来ない現状を思ってみたりしています。
回復してきて、何が出来るようになっていくかな?
少しずつ回復してきて、次は何が出来るようになっていくかな?と少し楽しむような気持ちも出てきました。
自分の回復過程を治験者のように見ている感覚もあります。
うつ病からの回復過程というのは、出来なくなっていたことが出来るようになるという、「戻す」という意識があるかもしれませんが、赤ちゃんがハイハイを出来るようになって、立てるようになって、言葉も少しずつ話せるようになるような、「出来るようになる」という喜びを感じながら進んでいけたらいいのではないかな、と思っています。
「まだこれが出来ない」と悲しくなることもあるけれど、それよりも「出来るようになってきた」の喜びを感じていけると心にもいいと思うのです。
うつ病がとても辛い状態の時には
うつ病が辛い状態の時には、様々なことが出来なくなって、やるにしてもハードルが高く時間がとてもかかったりすると思います。
何気なく出来ていた日常のことが困難になった時の悲しみは深く、私は絶望的な気分になっていました。
うつ病という病気の影響で気分が重く暗く絶望的になっていた面はもちろんありますが、様々なことが出来なくなった現実にも打ちのめされていました。
そのような、うつ病がとても辛い状態にいらっしゃる方。
今は様々なことが出来ないかもしれません。
日常の些細なことも困難で、こんな状態で大丈夫かと不安も感じるかもしれません。
今は難しくても、少しずつ少しずつ良くなっていくにつれて、出来ることも出てきます。
「今は、困難」
この、「今は」を心に留めておけるといいのでは、と思っています。
おわりに
私が「いつ出来るようになるかな~?」と今思っているのは、料理と遠出、友達とお茶をすること。
おじいちゃんおばあちゃんが歳を重ねて料理をすることが難しくなるのに共感です。
(物忘れの点でも親近感)
いつか出来るようになるその時を楽しみに。
ゆっくりじっくり、過ごしていこうと思っています。