うつ病急性期にはお店に行って品物を見たりすることがかなり大変で苦痛だったりするのですが、回復期を過ごしていると欲しいものが出てきたり、必要なものがあって買いに行った際にふらっとお店を覗くことがあります。
そこで、しばしば遭遇する「今日はお仕事お休みですか?」
これ、本当に店員さんは悪意がないのですが、病気していたり転職活動中であったり、はたまた専業主婦・主夫であったりすると、モヤっとすることがあるのかなぁと思います。
特に、「働けるものなら働きたい!」と思っている場合には。
今回はその件について考えると共に、私の個人的な話ですが店員さんのトークから立ち去るタイミングが難しい件について書こうと思います。
- 今日はお仕事お休みですか?
- 予め答えを考えておく
- 「そうですね」「はぁ、まぁ」と答える
- 結婚している場合は、専業主婦・主夫と言う
- 持病があって今働けないんです、とさらっと言う
- 諸事情で今無職なんですよ~と明るく言う
- お店の方のトークから立ち去るタイミングがつかめない
- おわりに
今日はお仕事お休みですか?
これ、店員さんからしたら何気ない日常会話のトークだと思うんです。
「今日はいい天気ですね~」くらいの。
ただ、働きたいのに現在訳あって無職という状態だと、「うっ」ときたりしますよね。
「病気で今働けなくて」と正直に言ったら店員さんが気まずくなってしまいそうだし、重い空気になりそうだなぁと思いました。
そこで、対策を考えてみました。
予め答えを考えておく
この「今日はお仕事お休みですか?」は、ふいにくる可能性があるので、あらかじめ自分なりの答えを考えておいて、心づもりをしておいて、お店に臨むといいと思います。
うつ病療養中はなかなか土日の人込みに行くことにハードルがあると思うのです。
そして、平日にお店に行くと「今日はお仕事お休みですか?」に遭遇する可能性も高い気がします。
平日は人が少ないため、店員さんも丁寧に接客・トークして下さるんですよね。
ありがたいことだけれども、うつ病中にはなかなか厳しい…
「そうですね」「はぁ、まぁ」と答える
店員さんは世間話や会話の糸口として聞いているだけ。
「まぁ、そうですね」「はぁ、まぁ」と、曖昧に頷く程度で、微妙に「そのトークは深掘りしないで~」というオーラを出す。
大体、そのくらいの回答だと「平日休みなんですね」くらいで会話を切り上げてくれるのでは、と思います。
※そこから突っ込んで「どんなお仕事されてるんですか?」と聞かれることもないとは言い切れないので、そう聞かれることも想定しておくといいかもしれません。
結婚している場合は、専業主婦・主夫と言う
結婚していて、うつ病になる前は働いていたけれど今は働けない、という場合には、専業主婦・主夫と言う。
言う時に、モヤモヤ~っとした気持ちがあるかもしれませんが、世の中専業主婦や主夫の方はいるので、気にすることはないと思います。
専業主夫の方は少数派ではありますが、「男が働かなくてはならない」ってことはない。
と言ったものの言いづらいですよね…しかも男性で専業主夫と答えると、「お子さん小さいんですか?」というような話に発展しそう、と思いました。
世の中、女性の不平等が言われたりするけれど、男性の不平等もありますよね。
持病があって今働けないんです、とさらっと言う
もし正直に病気で働いていないことを言うならば、出来るだけお互いに負担にならない言い方って何だろう、と考えてみて、こんな言い方はどうかなぁ、と思いました。
「病気で働けない」と言うより、「持病で働けない」と言ったほうが、なんとなく重さが軽減される気がするのは単に私の感覚の話でしょうか…
いずれにせよ、言う場合は「さらっと」が大切かな、と思います。
個人的にはお互いの負担軽減で、病気のことは敢えて言わなくてもいいのではないかな~、と思います。
諸事情で今無職なんですよ~と明るく言う
病気には触れず、無職であることを明るく伝える。
「諸事情で」と言えば、まず店員さんは突っ込んで聞いてはこない気がします。
ただ、こちらも店員さんが「変なこと聞いてすみません」という感じになってしまうかもしれないので、敢えて言わなくてもいいのではないかな、と個人的に思います。
お店の方のトークから立ち去るタイミングがつかめない
これ、私だけですかね?
うつ病になってから、お店の方のトークから立ち去るタイミングが掴みづらいのです。
で、うまく切り上げられないため、お店の方も猛プッシュのように話しかけて下さり、さらにタイミングを逃すという、この循環。
ちらっと見てみただけの時に「ちょっと見させてください~」と先に言えたらよかったのに…がっしり接客してもらってしまいました。
まぁいろいろなお話を伺えて勉強になったり楽しさもあったのですが。
なかなか話を切り上げて立ち去れなかった、という自分の状態について思うことがあるのと、店員さんのお時間を割いてもらってしまったな~とも思ったりします。
もっとうつ病が辛かった頃には、お店の方のトークに冷や汗をかいたこともありました。
頭が回らず会話が今よりも難しかったし、人に対しての抵抗も今よりもありました。
うつ病の回復状態によりますが、お店の方とお話するというのもリハビリの一種だなぁと感じました。
おわりに
うつ病以前は買い物って、楽しみだったりリフレッシュだったりしたのですが。
今はちょっと違います。
なんだか「必要であったり欲しいものを買う」という任務遂行の要素があったり、リハビリの要素があります。
友達の誕生日プレゼントやお礼を買いに行くことがあったんですが、色々見て回るのは負担大なので、買うものを調べて決めておいてお店に直行していました。
ウインドーショッピングが楽しい、と思えるのはもう少し先かもしれませんが、店員さんとのお話に楽しさも感じられたのは大きな一歩。
素敵な店員さんに出会えたことにも感謝です。
一つ一つ重ねて、一歩一歩進んでいきたいものですね。