うつ女ブログ

うつ病からリハビリ期へ。自分を労わりながら社会復帰していく雑記。

うつ病時に抱く絶望感について考えてみる。原因と、過ごし方・考え方。

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うつ病を患った方の中には、絶望感を感じたことのある方もみえるのではないでしょうか。

 

今回は、絶望感について考えてみたいと思います。

 

テーマが絶望感だけに、段々と回復してきている状態の時に読むと思い出してしまって辛くなる可能性もありますので、もしそうなりそうと思われた方は、スルーしていただけたら幸いです。

 

 

絶望感を抱く原因

①病気を患ったから


うつ病に限らず、重い病気を患うと絶望感を抱くことがあるように思います。

 

 

うつ病は様々なことが困難になるから


うつ病という病気は脳の病気だと思っています。
そのため、症状が多岐に渡り、出来なくなることの数も多い。

 

本を読めない、音楽が辛い、テレビも辛い、洗濯物を干すのが難しい、料理が厳しい、外出が辛い、人に会いたくなくなる

 

等々、人によって異なることもあると思いますが、細かく本当にたくさん、一気に色々なことが難しくなります。

 

これだけたくさんのことが一気に出来なくなると、「私相当まずい状態だな…」と感じるものですし、ショックを受け、絶望感を抱いたとしても不思議ではないように思います。

 

 

③そもそものうつ病の症状

 

そもそものうつ病の症状に、絶望感を抱く、というものもあるような気がします。

 

 

④先の見えない苦しみには絶望感を抱くのかも

 

先の見えない苦しみの中にいる時、人は絶望感を抱くことがあるのかもしれません。

 

光が差さない暗いトンネルの中にいるようで、出口がどこにあるのか、どのくらいの距離があるのか、検討がつかない。

 

そうした状況の時、絶望的な気持ちになることもあるように思います。

 

 

過ごし方や考え方

①病気を患ったから→受け止めて、ゆっくり休養して、じっくり過ごす

 

うつ病は良くなる病気だと言われています。

 

私がそうだったのですが、初めは病気を患ったという現実をなかなか受け止められないかもしれません。

 

受け入れたくない現実を、すんなりとは受け止められませんでした。

 

病気を受け止められるようになると、少し気持ちが落ち着いてくるのでは、と思います。

 

「今、うつ病という病気なんだ」
「休養が必要なんだ」

 

そう思うと、腰を据えて気持ち的にゆっくり休むことができるようになる気がします。

 

 

うつ病は様々なことが困難になるから→「今は」病気だから難しいだけ。良くなってこれば大丈夫になる。

 

あらゆることが難しくなる現実は、ショックを受ける方が多いのではないかと思います。
大変な状態になってしまったと、不安や戸惑いを抱くかもしれません。

 

「今は」病気だから難しくなっているだけなのです。

じっくり、ゆっくり休んでいると、少しずつ少しずつ、出来ることが出てきます。

 

今は難しくなっているけれど、休養していたら出来るようになってくる、ということを頭の片隅にでも置いておくと、少し気持ちが和らぐかもしれません。

 

大変になっていることは、やらなくていいと思います。
家族にお願いできることはお願いして、一人暮らしの場合は生きていくための最小限のことをして生きていけたらいいのだと思います。

 

無理をせず、じっくり、休養いたしましょう。

 

 

③そもそものうつ病の症状→「うつ病の影響で絶望感を抱いてるんだなー」と思って取り合わない

 

先ほども書いたのですが、うつ病は脳の病気だと思っています。

そのため、脳がエラーを起こし、悲観的な考えに暴走するような現象が起こるような気がしています。

 

「こんなに絶望的な気持ちになるのも、うつ病だからなんだなー」と、
うつ病の症状であると認識して、少し距離を置いて眺めると、絶望感に飲み込まれるような状態になることを防げるように思っています。

 

脳の暴走を取り合わず、相手にしないような感覚でいると、いいのかもしれません。

 

 

④先の見えない苦しみには絶望感を抱くのかも→先を見ない

 

経験から、苦しいときに先を見ても、ろくな考えが浮かびません。

 

現時点の自分を基準にするので、様々なことが困難になっている今を基準に考えてしまいます。
そうすると、不安になったり、悲観的な考えになってしまいます。

 

先のことは、そのとき考えればいいのだと思います。


今はとにかく、休むこと。
休むことに集中すること。

それがいいのではないかと考えます。

 

 

おわりに

個人的なことですが、私の場合、そこそこの期間、絶望感を感じておりました。

「人生終わった感」もありました。

 

当時主治医に話したところ、「そう感じているのはわかるけれど、事実ではない」と言われました。

 

絶望感を体全体で感じていたので、その時はなかなかそう思えませんでした。

「そうなのかなぁ」という感じ。

 

でも、今は、主治医の言葉に「本当に」と思います。

 

自分が感じていることが「事実」に思ってしまったりするけれど、うつ病が辛い時に感じる絶望感は、事実ではないと思います。

 

どれだけ絶望しても、現実は絶望じゃない。

だんだんと病気は楽になってくるはずだし、出来ることも出てくる。

心地いいとか、楽しいとか、美味しいとかも、感じられるようになってくる。

 

だから、うつ病が辛くて堪らない時には、「今はうつ病だからだ」と思って、ゆっくり、休んでいただけたら、と思います。

 

ゆっくり、じっくり。

過ごしていくことにいたしましょう。