うつ病になる以前は、
「自分の道は自分で切り開くんだー!」という感じで
鼻息荒くガツガツとしておりました。
うつ病から回復してくる過程で
「委ねる」という感覚を覚えていきました。
委ねる
「自分で自分の道は切り開く」という気持ちも
時には大切だと思います。
ただ、
物事には努力だけではどうにもならないこともありますし
ご縁やタイミングというものもあります。
病気に関しても、それぞれ良くなるタイミングがあると思います。
うつ病が辛かった頃、どうにか抜け出そうと「努力」していました。
あれこれもがきました。
溺れている時にもがくと苦しいように
もがいても苦しくて、焦るばかりでした。
「あ~これは腰をすえてじっくり休養するしかないな」と病気を認め
受け止めたら、なんだか肩の力が抜けたことを覚えています。
病気の回復について、「タイミングはお任せします」という気持ちで
できることはしながら、委ねています。
委ねていると無駄な力みはなくなりました。
力みがなくなり、ゆっくり休養できるようになりました。
委ねると自分に必要なメッセージを受け取れる気がする
少しずつうつ病が良くなっていく過程において
何かを読んだり、見たり、話したりした中で
ふっと心のアンテナにひっかかった「これ、やってみよう」と
思ったことをやってみていくと、
自然にそれが回復の後押しをしてくれたり
心地良く過ごせるようになったりしています。
私の場合、たとえば
- バーチカルの手帳に行動記録を付けるようにしたこと
- 心に留まったことがある時はノートに書くようにしたこと
(Emiさん著「マイノートのつくりかた」参考)
- インテリアを整えたり整理をしたこと
- 読みたいと思った本を読むこと
- コロリアージュ(大人のぬりえ)
- 自然に親しむ(花、木、鳥、etc)
- 語学の勉強
おわりに
以前は「自然体」というものがいまいちわからなかったのだけれど
委ねる感覚を持つことは自然体にも繋がっているような気がしています。
病気を患っているとなんとか良くしたいという気持ちが
強く出ることもあると思いますが、
できることはして対策は行いながら、じっくりゆっくり休養して、
あとは委ねる気持ちでいるのがいいのかもしれません。