うつ女ブログ

うつ病からリハビリ期へ。自分を労わりながら社会復帰していく雑記。

無理して背伸びしてはいけなかったと思う件。

f:id:irotoridori-days:20181221170242j:plain


出来る自分でいたい願望と、出来る自分であらねばという思い。

 

それが根底にあったように思います。

 

私が無理して背伸びすることで起こっていた循環があったことに気づきました。

 

今回はそんな話を書きたいと思います。

 

例えば仕事において

出来る自分に見られたい思いと、任された仕事は「きちんと」やり遂げなければならないという責任感。

自分はダメだから、人より頑張らないといけないんだという自分へのプレッシャー。

 

それが合いまみれると、「無理をする」「背伸びする」という行動になります。

 

そうして、無理をしながらもなんとか仕事をこなしたとします。

 

そうすると、相手は「このぐらいの力があるんだ」「これぐらい任せても大丈夫なんだ」と判断します。

 

それで、次には同等の負荷の仕事内容や仕事量、もしくは、「もうちょいいける?」という感じで、以前より負荷の高い仕事がやってきます。

 

また、無理をします。

仕事の負荷が上がっていた場合においては、無理の幅が広がります。

 

それで、またさらに無理をして頑張る。

 

 

この、ループ…!

続けていたら、身がもたなくなって自然だよな~と自分を眺めて見る中で思いました。

 

このループの途中で出来なかったりすると、相手は「やれるはずなのになぜ」と思ったりしてしまいます。

 

本当は「無理をして背伸びしてなんとかやっていた」とは知らないからです。

こちらもそれを見せたくなくて見せていなかったのだから、そう思うのは当然なのですが…

 

 

ループの発端

発端は何だったかというと、「出来る自分に見せたい思い」と、必要以上の自分へのプレッシャーです。

 

とにかく、出来なければいけない、と私は思っていたようでした。

 

出来る自分を演じていると、周りの期待値も高くなる。

高い期待値が見えると、一層頑張らなければと思ってしまう。

その繰り返しでした。

 

 

回復過程で自分を眺めて知って、「私はこんなもんだ」と認めるようになりました。

 

そして、「私はこんなもんです」というそのままの状態(もしくは若干低めでもいいくらいなのかもしれません)をオープンにすることは大切だと感じました。

 

 

うつ病時、家族と接する際にも

うつ病がもっとずっと辛かった頃。

うつ病を患ったことで様々なことが出来なくなって、何が今難しいかを家族に伝える必要がありました。

 

洗濯物をどう干したらいいか頭が働かず、体もものすごく重たくて、洗濯物を干すことが辛くて堪らなく大変だったことがありました。

 

それを母に言うのは勇気がいりました。

 

自分が出来ないことを「出来ない」と認めるのが嫌で背伸びをしてきた私にとっては、「洗濯物を干すのが難しい」と言うことは情けなくて悲しいことでした。

 

それでも、どうにも辛いので、母に伝えました。

 

そうして、他にも家族に、正直に「今はこれが難しいんだ」と自分の今の能力を開示していったところ、双方にとって負担が少なくなりました。

 

家族は日々接していても、何が難しいのかということは表面からはわからない。

そのため、家族の判断で「これぐらいは大丈夫かな?」ということを頼んできます。

 

なんとか無理してやると、「あぁ大丈夫なんだ」と思ってしまう。

出来ないと「頼んだのに」と思ってしまう。

 

はっきりと「今こういう状態でこれは難しい」と伝えると、家族も「そうなんだね、今そういう状態なんだね」と理解してくれました。

 

難しいことをちゃんと伝えて負荷を減らしてもらうことは、うつ病でじっくり療養するのに大切なことだと思います。

また、今の自分にとって難しい事実を受け止めて、認めて、無理をしない練習にもなっていたなと思いました。

 

 

おわりに

出来ない自分を認めることは怖かったし、人に「出来ない人」と思われることも怖かったです。

 

しかし、「あ~私はこんなもんなんだな」と一旦認めてしまうと、人に(と言っても今は身近で接する家族くらいですが)どう思われても、「私、申し訳ないけれどそんなもんですから…」という感覚になりました。

 

口でも「申し訳ないけれど、今の私にはこれぐらいが精一杯」と伝えています。

 

出来るよう努力はしていくけれど、自分の能力や状態をみて、無理はしない。

 

その感覚がだんだんわかってきて、楽になりました。

 

常に無理をすることがデフォルトになっていたんだなぁと思います。

そりゃあつぶれますよね…

 

つぶれたから、立ち止まって、自分のことをじっくり眺めて自分と向き合って、認めることが出来たのだと思っています。

私の場合、つぶれないと止められなかったんだろうと。

 

でも、まだうつ病などの病気になられていない方には、病気になる前に是が非でも無理することを止めた方がいいとお伝えしたいです。

 

無理していると、それが当たり前になってしまって、無理をしている感覚さえも感じられなくなることがあるような気がしています。

麻痺してしまう感じ。

 

そうすると、病気や不調を抱えることになる可能性がある気がするのです。

 

 

病気を患ってみえる方は、様々なことが困難になっている現状に情けなさや悔しさ、悲しさを抱えていらっしゃるかもしれません。

 

きっと、たくさんたくさん、頑張ってこられたのだと思います。

抱えきれないくらい。

 

今はゆっくり、じっくり、休養してまいりましょう。

世の中速いスピードで進んでいて、自分だけ止まっている感覚になるかもしれませんが(私はそんな感覚になっていました…)、止まっているから見えてくることって、きっとあるのだと思います。

 

 

こちらは今日はポカポカと暖かくいいお天気でした。

チャンスでは!?と思い、外の窓を少しだけスクイジーを使って掃除してみました。

もう少しやりたかったけれど、他にもやることがあるし体調を考えてストップをかけました。

このストップが大事だとうつ病になって学びました。

 

あとがきが長くなってしまいました^^;

拙い文章をお読みくださり、ありがとうございました。