父は70歳オーバーで地域の老人会に入っているのですが、そこで父が学んでくる「高齢者の過ごし方」を聞いていると、うつ病回復期にも合う心がけのように感じるものがあります。
今回は、そのことについて書きたいと思います。
目次
うつ病が今よりもだいぶ辛かった頃、物忘れがあまりにひどくて、不安になって主治医に相談したことがあったのですが、
その際主治医が「高齢者の物忘れと似ているでしょう」とおっしゃっていました。
高齢者の方の、
- 料理することが難しくなる
- 簡単な計算が出来なくなる
- 外出は片道1時間ぐらいまでがいい(父より上の80代の方の発言)
といったことにも、とても共感していました。
父が老人会で聞いてくるお話の中の、「高齢者に良い心がけ」を聞いていると、うつ病回復期にも良いのでは、と感じるものがありました。
高齢者の心がけがうつ病回復期にも合うかも、と思う点
「きょうよう」
「きょうよう」という言葉、皆さまご存じでしょうか。
きょうようとは、「今日」する「用事」のこと。
今日する用事を作り、なるべく外に出ましょう、というものです。
うつ病がとてもきつい、急性期には外出はままならないと思いますが(その時期は休養がとにもかくにも一番です)、段々と楽になってきて外出できるようになってきた時、この「きょうよう」は良いように思っています。
体調次第で、まだまだ辛さが残る時期に毎日は負担が大きいと思うので、数日に1回、短時間から、無理のない範囲で心がけてみるのも良い気がしています。
慣れないことをする=脳トレ
慣れていない事をすることは、脳トレになるようです。
父が脳トレになる頭の体操のようなものを行ってきているのですが、先生が慣れた頃に新しい動きに変えるそう。
うつ病がまだ辛い頃にはとてもではないのですが、回復期後半あたりから、少しずつ、いつもとは違うことも取り入れると、脳の刺激(訓練)になると感じています。
例えば、いつも通る道を少し変えてみる。
スーパーをいつもは行かないところにしてみる。
ちょっとしたことだけれど、けっこう刺激になると思っています。
うつ病中は少しのことも刺激が強かったりするので、くれぐれも無理のない範囲で、状態に合わせて、初めは「たまに」「少し」「気が向いたら」やってみる、くらいが良いと思います。
こまめな休憩とバランス
個人差はもちろんあると思いますが、高齢になると続けざまにたくさんのことをすると疲れてしまいます。
そしてこれは、うつ病患者も同じ。
そのため、今、父と私はなんだか仲間感があります…(^^;
父も私も心がけているのは、こまめな休憩を取ることと、その日の体調やバランスを考えて動くこと。
「翌日にあれが控えているから、今日はここまでにしておこう」と、翌日の内容も考えてその日の動きをセーブすることもあります。
高齢やうつ病でなくとも大切なことだと思っていますが、病気や体力が落ちているような状態ではより一層、大切なことなのかな、と思っています。
おわりに
高齢者の心がけがうつ病回復期にも合うかも、と思う点について書いてみました。
他にも「これはうつ病を患っている場合にもいいかも」と思うことがありましたら、また書きたいと思います。
本日、こちらはぽかぽかと温かな春のような陽射しが注いでいます。
春が近いな~としみじみ。
梅の花を見て顔をほころばせました。
まだこのまま暖かくなる訳ではないでしょうし、新型肺炎やインフルエンザのことなどもありますので、皆さまご自愛くださいね。
今日もお読みくださって、ありがとうございました^^