うつ病の億劫感は、半端のない強さです。
人によって程度は異なると思うのですが、身体が重すぎて何をやるにも大変で。
ゴミをゴミ箱に捨てることさえも、億劫でした。
元気な時の「面倒だな~」とは異なり、出来ることならさっさと行いたいけれども、身体が言うことを聞いてくれない、という感覚でした。
そのような状況の際に、外出することは困難が伴いました。
外出自体も大変なのだけれど、その前の準備がとても辛かったです。
健康な時であれば何のことない数々の準備が、心身が辛い時にはかなり負担でした。
そのため、外出の準備の負担をいかに軽くするか、工夫して過ごしてきました。
今回は、その中でも、バッグと靴をセットにし、ほぼその1セットで乗り切ってきた話を書きたいと思います。
目次
ファッション関連の本には、よく
- 全身のコーディネートを3色以内にする(3色にプラスする1色が白なら4色になってもセーフ※諸説あり)
- バッグと靴を同じ色に揃えてセットで身に着ける
と書いてあります。
そうすると調和がとれる、というのが理由です。
うつ病が辛くて服や小物の組合せを考える事が困難だった私は、
- バッグと靴を白でセットにする
ことで、乗り切ってきました。
バッグと靴を白でセットにしておくと良い理由
白は大抵の服の邪魔をしない
上記で「3色にプラスする1色が白ならば4色になってもセーフ」と一部で言われているのもこの所以だと思います。
白は大抵のものに合うし、邪魔をしません。
ボトムを白にした場合はバッグと靴も白だと白の分量が多くなってしまうかな、と思いますが、トップスが白の場合は大丈夫かな、と、あくまでも個人的な感覚ではありますが思っています。
下半身にボリュームがあるタイプのため白のボトムを履くことはほぼないことも、白バッグ&靴が使いやすかった理由かもしれません。
大抵の服に合うから、ほぼそれを身につければ問題なし
白のセットは大抵の服に合うため、大体それを身につければおかしなことになることはあまりありません。
ほぼいつも同じでオッケー。
うつ病で考えるのがしんどい時に、これは非常に有難かったです。
鞄を変えることは中身の入替えが生じるので、準備にさらにひと手間が加わるのです。
頭が働かないため、中身の入替えはしんどいだけでなく、入れ忘れが生じる可能性もあります。
(実際、私は入れ替えた時に忘れ物をしたことがありました…)
ほぼいつもこれを身につければいい、という靴とバッグのセットがあれば、何も考えずそれを自動的に身に着ければよく、楽でした。
白のバッグ&靴のポイント
色味を合わせる
白のバッグと靴は、双方の色味が合っているとなお良いようです。
白といっても、真っ白、オフホワイト、生成り、グレーが少し入ったもの、青みがかったもの等、様々な白があります。
バッグと靴のセットは同じ色味だと調和がとれると、何冊かの本で読みました。
体感としても、そうだなぁ、と思います。
しかし、うつ病がしんどくて正直そんなことには構っていられない…という場合は、なんとなく合っていれば良いと思います。
色味が多少違っても、雰囲気的に合っていれば違和感が少ない気がします。
バッグは合皮もしくはトートが楽
本革でも皮の表皮によって、汚れにくかったり傷つきにくかったりするものもあるとは思うのですが、総じて、白の本革は気を遣うと思います。
ここぞという時のお出かけに使うのであれば、たとえそうした扱いづらさがあろうとも本革でもいいかもしれませんが、日常そのあたりをウロウロするには適さないのではないかなぁ、と個人的には考えています。
合皮やコットンのトートバッグが扱いやすくて普段使いには楽なのでは、と思っています。
その他、外出セット
その他の外出セットとして、
- 県庁所在地にある医者へ行く時のセット
もあります。
通院の際に必要なものを、ひとまとめにしてバッグに入れたままにしてあります。
それは白ではなく淡いグレーでその時以外ほぼ使っておらず、専用のようになっています…
入れています。
通院の際はそのバッグに普段持ち歩くものを詰め込めばよく、あれこれ色々なところから必要なものを集める手間を省いてきました。
今はだいぶ楽になったのでそのバッグでない時もありますが、辛かった頃はひたすらそのバッグで通っていました。
医者へ行く際のものをひとまとめにしておいて良かったな、と思っています。
おわりに
バッグと靴は、1つの白セットでほぼほぼこれまで乗り切ってきました。
割合としては、外出の8割はそのセットで過ごしてきたと思います。
うつ病の億劫感が強い時には、ほんの少しでも外出の負担が減ると良いですよね…
億劫感は太刀打ちできないほどの強力さがあるけれど、負担を僅かに減らすことは出来ると思います。
皆さまにとっての、少しでも負担が減る方法が見つかります事を、願っております。
うつ病の快復には時間を要するけれど、少しずつ少しずつ、じっくり、共に歩んで参りましょう。
もしかしたら、文字を読むことも辛い方も中にはいらっしゃるかもしれません。
そのような中、お読み下さって本当にありがとうございました。
変動のある季節なので、皆さまご自愛くださいませ^^