うつ女ブログ

うつ病からリハビリ期へ。自分を労わりながら社会復帰していく雑記。

「反応しない練習」を読んで。

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いかに、自分が色々なものに反応しているか、反応してきたかを自覚したうつ病回復期。

 

元々刺激を受けやすい(HSP傾向)という気質と、私自身の問題とで、まぁよく反応してしまう。

 

「反応しやすい」という自覚をしたため、反応した時には対処できるようになってきているのですが、そもそも「反応しない」ようになりたい…と思っていたところ。

こちらの本をブクログ(読書レビューサイト)のどなたかの本棚で発見し、図書館で借りて読みました。

 

目次

 

 

 

 「反応しない練習」とは、僧侶でいらっしゃる草薙龍瞬さんのご著書です。

 

内容紹介


ブッダは実は、「超クール」――
“独立派"出家僧が教えるあなたの悩みを解決する「原始仏教」入門!

誰かの言葉にすぐ反応。SNSツイッター、ネット記事に常に反応……毎日、ムダな「反応」をしていませんか?
すべての「苦しみ」は、自分が「反応する」ことから始まっています。それを理解することが、悩みを解決する第一歩です。
その事実と、具体的な方法論を教えてくれるのは、2500年前の悟った人、ブッダ(原始仏教)。本書では、原始仏典を紐解きながら、現代人の人生に活かせる合理的な考え方を紹介します。何歳からでも始められる――「感情を、上げもせず、下げもしない」ブッダの方法。

Amazonさん掲載の紹介文より)

 

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ムダな反応をしないため、

  1. 心の反応を見る
  2. 合理的に考える

とはじめに述べられています。

 

1は、心の動き、反応をよく見れば、ザワついた心は静かになる

2は、目的がかなうよう、筋道をたてる

 

ということです。

 

 

「反応しない練習」を読んで

うつ病の快復過程で段々と気づいたことの確認が取れたり、「こうすれば良いのか!」と新たに教えていただけたことがありました。

 

私のみならず、「人間」という生き物にある欲求や心の反応などを改めて知れて、また、それに対する具体的な心構えや方法が書いてあり、非常に読みやすく、実践的なものだと感じました。

 

 

第1章 反応する前に「まず、理解する」 より

苦しみの原因は執着にある

まさにそうだと思いました。

何かの悩みでも、不安でも、不満でも、自分を責めるなどのことも、何でも、そのことに「執着している」状態だなぁ、としみじみ。

 

人は悩みに直面すると、つい「闘おう」としてしまう

「本当に、そう」と思わず笑ってしまったのが、「真相は、『闘って勝てる』ということはほとんどない」という一言。

 

 まったくその通りでございますと、頷きました。

 

曾祖母(ひいおばあちゃん)が、私が小学3年生ぐらいの頃に「負けるが勝ち」と言っていたのですが、もしかしたらこうしたことを伝えたかったのかもしれません。

 

草薙さんが伝えて下さるブッダによると、ままならない現実はそばにいつもあるのだから、ムダに反応しない。

そのことが大切と説かれています。

 

「心の状態をみる 」習慣

日頃のストレスや怒り、落ち込みや心配などの「ムダな反応」をおさえることが可能。

 

①言葉で確認する

②感覚を意識する

③分類する

 

①~③それぞれについて、具体的な行い方(考え方・心構え)が書かれています。

 

 

第2章 良し悪しを判断しない より

人が悩んでしまう理由の一つは、「判断し過ぎる心」とおっしゃっています。

 

例えば

  • この仕事に意味があるとかないとか
  • 人生は生きている価値があるとかないとか

 

それらは、「決めつけ・思い込み」

 

「どうせ自分なんて」という自虐も「判断」

「失敗した」などの失望や落胆も「判断」

不安や尻込み、人物評も「判断」

 

こうした判断は、不満、憂鬱、心配事など、たくさんの悩みを創り出す

 

 

判断に対する実践としては

①「あ、判断した」という気づきの言葉

②「自分は自分」と考える

③いっそのこと「素直になる」

 

それぞれについて、大切なことを説いて下さっています。 

 

 

反応しないコツとして書かれていた

  • 「心の半分を前に、もう半分を後ろに使う」

が今の私に特に有難く、これから心がけて実践していきたいと思っています。

 

これだけではなんのことだかさっぱりだと思いますが、もしご興味のあられる方は、本をご覧になってください。

本のレビューはどこまで書いてしまっていいやらいつも考えてしまいます…(;´Д`)

 

 

心がいかに快い状態でいられるか

厳しい現実の中にいる時、なかなか心を平常に保つことは難しい面があるけれど、

そもそもの人間の性質を知り、心の反応を見て理解したり、心がけをすることで、だいぶ変わってくるのだと思います。

 

心がいかに快い状態でいられるか

 

そのことが本当に大切だと、しみじみ思いました。

 

 

おわりに

第2章まで一部をご紹介しましたが、本自体は5章+最終章の構成です。

 

  • 色々と反応してしまう
  • よく悩んでしまう
  • 自分を責めてしまう
  • 人の目が気になる、比較してしまう

 

等々ある場合には、本を読んで理解し実践していくと過ごしやすくなっていくのでは、と思います。

 

 

こちらはこの冬一番の寒さでは、と思う寒さです。

皆さま、風邪など引かれていませんか?

温かい飲み物を飲んで、身体を温めてお過ごしくださいね^-^

 

お読み下さって、ありがとうございました。