うつ病から少しずつ回復していくと、だんだん動けるようになってきます。
しかし、まだ疲れやすい。
そうした時に、鼻歌を歌いながら作業をすると負担が減りました。
今よりももう少し体調が悪かった頃。
少しずつ動けるようになってきていましたが、何かをやるとすぐに疲れてしまう状態でした。(今も疲れやすいですが、今よりももっと)
その日も疲れを感じていましたが、掃除機をかけたくて、少し重く感じる体を動かし掃除機がけを始めました。
その時。
頭にふと浮かんだのが「ピクニック」という童謡。
丘をこーえー ゆこーうよー
口笛 ふきつーつー
という童謡です。伝わりますでしょうか…
なぜこの歌が浮かんだのかはまったく不明ですが、歌いながら掃除機がけをしてみたところ、あまり疲れを感じることなく終えることが出来ました。
鼻歌を歌いながらやるの、いいかも…!
そう思い、以降、何かをしている時にパッと頭に曲が浮かんだ場合は口ずさんでいます。
疲れてきたな~と感じた時にも、「何歌おう?」と考えるようになりました。
鼻歌の効用1.気が紛れる
「疲れてきたな」「体が重いな…」と思っている時には、意識がそこにフォーカスしています。
自分の体調を自覚することは無理をしないためにも大切ですが、「もう少しこれやっときたいな」という時には、意識をそこから外すことも有効なように思います。
鼻歌を歌うと、気が紛れて意識が歌のほうへも行くのでいいように思います。
鼻歌の効用2.ご機嫌な気がしてくる
普通に生活をしていて、自然に鼻歌が出る時というのは、大抵ご機嫌な時なのでは、と思います。
機嫌がいい→鼻歌を歌う、という流れです。
逆に、鼻歌を歌っているとご機嫌な気がしてくる、という現象を個人的にですが感じました。
(※うつ病がものすごく辛い時には、鼻歌では太刀打ち出来ないと思います。そういう時は、とにかく休養することが一番です。)
鼻歌はテンポが軽妙な、明るめの曲がいいと思います。
ここでディープな、重めの曲を選択してしまうと、ご機嫌な気分にはなりづらいように思います。
鼻歌の効用3.のってくる
音楽に合わせて体を動かす、というのは、リズミカルに体が動き、スムーズに動作ができることがあるように思います。
私は自宅療養中で、家事手伝いをしている時に主に鼻歌を歌ったり歌を口ずさんでいますが、うつ病を抱えながらお仕事をされている方も、脳内再生で音楽を流すとお仕事がのってくることもあるのではないかな、と思います。
以前、「覆面リサーチ ボス潜入」というテレビ番組を見ました。
社長が変装して素性を隠し、自社の現場に潜入し、一般社員と共にお仕事をするという番組です。
洗い場に潜入した新人(本当は社長)に、先輩が「好きな歌は?歌いながらやるといいよ」とアドバイスされていました。
ちょうどその頃、鼻歌作戦(?)をやり始めていたので、「やっぱりいいですよね…!」とテレビを前に心の中で頷きました。
おわりに
うつ病がかなり辛い時期には効果がありませんが(そもそもとても歌う気分にはなれないですよね…)、回復期で少しずつ動けるようになってきたけれど疲れやすい、という場合には、何かをしている時に鼻歌を歌うと、少し負担が軽減されるかもしれません。
余談ですが、私は頭にパッと浮かんだ曲を歌うことが多いのですが、一時期なぜか「スターウォーズのテーマ」が頻出でした。
映画を観たこともなく、特に好きな曲でもないのに(笑)
お住まいの地域によるかと思いますが、暑さが復活して暑いですね。
水分や栄養をとって、残りの夏を乗り切ってまいりましょう。