うつ女ブログ

うつ病からリハビリ期へ。自分を労わりながら社会復帰していく雑記。

うつ病になってから学んでいることの中に「お金」のことがある話。

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うつ病になってから、学んでいることが色々とあるのですが、その中にお金のことがあります。

 

本日は、ものを買う前にこんなことを考えています、という話です。

 

目次

 

 

今まで生きてきて、こんなにお金の使い方に向き合ったことはないかもしれません。

 

一つのものを買うかどうか決めるのに、じっくり考えています。

100円のものを買うにしても。

昔、アフラックのCMで「よーく考えよ~ お金は大事だよ~」という歌がありましたが、本当に、と思います。

ものを目の前に、この曲が頭に流れたりします。

 

買う前に考えていることは

  • 「欲しい」のか「必要」なのか
  • 欲しい場合は時間が経っても欲しいかどうか
  • 物の価値(質)とそれに対しての値段
  • 使用頻度や効果と値段、いわゆる「コスパ」(コストパフォーマンス)
  • 幸せ度
 
この5つです。
 
 

「欲しい」のか「必要」なのか

まず、欲しいのか必要なのか。

必要、というのは、日用品などの「生活に必要」というだけでなく、「今の自分にとって必要か」ということも含みます。

 

半年ほど前、「美しいものやかわいいものに触れたい」という気持ちが湧いた時、頭に浮かんだ、以前から好きだった写真家の市橋織江さんの写真集。

私にとっては大きい出費で、長い間考えました。

「きっと、この本は私に必要だ」と感じて購入。

寝る前やふとした時に開き、心が穏やかになり満たされる気持ちになります。

 

 

Gift [市橋織江写真集]  (改訂新版)

Gift [市橋織江写真集] (改訂新版)

 

 

 

生活に必要なものは「必要」とすぐわかりますが、心にとって必要なものも必要なもの、と考えています。

特に、うつ病を患う中で「これに触れるといい気がする」と直感的に感じるものは心が求めているもので、何かプラスに働いてくれるのでは、という気がしています。

 

単なる物欲と見極めることが肝心と、心に留めております。

 

 

欲しい場合は時間が経っても欲しいかどうか

これはあらゆるところで目にした気がしますが、欲しい場合、「時間が経っても欲しいかどうか」様子をみます。

 

一瞬、欲しい!と思っても、時間が経つと忘れていったりどうでもよくなるものもけっこうあります。

こうすることで、衝動買いを防げます。

 

ただ、そうこうするうちに売れてしまって、「やっぱり欲しい」と思った時にはもうない、というパターンに陥ったこともあります…

(前述の市橋織江さんの「Gift」、状態がいいとされていた古本が考えている間に売れてしまいました。そして結局新品を購入…)

 

最初に欲しいと思った時に、衝動的なものなのか、本当に欲しいのか見極められたらいいんですけれど、ね。

 

購入できなくてもまた素敵なものにご縁があるだろうし、「お金を使わずに済んだ」と思ったりしています。

 

 

物の価値(質)とそれに対しての値段

物の価値(質)と値段についても考えます。

これは多くの方が無意識にあるのでは、と思います。

 

これにはこれだけ払う価値がある、と感じるかどうか。

 

それには見極める目も必要だな~と感じています。

この目を鍛えていきたい。

 

 

使用頻度や効果と値段、いわゆる「コスパ」(コストパフォーマンス)

使用頻度や得られる効果と値段のバランスを考えます。

いわゆるコスパ(コストパフォーマンス)です。

 

長く使えたりしょっちゅう使うもの、得られる効果が高いものは、多少お値段がしても結局は安い買い物になる気がします。

 

うつ病で働けないと、つい「値段が安いもの」に気持ちが傾くけれど、長い目で見て考えることが大切だな、と肝に銘じるようにしています。

 

 

幸せ度

それがあることにより、どれだけ心地よく過ごせたり快適であったり、幸せを感じるか、ということも考えます。

 

私の場合、うつ病になってからというもの、食への関心が薄くなり、「おしいものを食べに行きたい」とか「〇〇を食べたいから買いたい」という気持ちが湧かないため、一人で病院に行きお昼をはさむ際、おにぎりを持参したりおにぎり屋でおにぎりを購入して公園で食べたりしています。

外食によって得られる幸せ度が低いのです…

外食するくらいなら、他に使うためにお金を取っておきたい、と思ってしまっています。

(※公園でおにぎりを食べる時間が心地よくて好き、というのもあります)

 

うつ病でなくても、人によって、何を重視して何にお金を使うのか、というのはそれぞれあると思います。

その中に「幸せ度」も基準としてあるのでは、と思います。

 

 

おわりに

いろいろ書いてみましたが、お金に関してしっかりされている方にとっては当たり前のことかもしれません。

今まで随分のほほんと生きてこられてたんだな、と我ながら思います…

病気になるまでの環境や状況に感謝すると共に、だいぶのほほんとしていた自分を反省しました。

 

病気になってお金のことに向き合うようになったことも、私にとってはいいことだったと思っています。