うつ病がものすごく辛い時期には、「辛い」「苦しい」「重い」「あらゆることを(辛くて)したくない」といった感じだと思います。
少しずつ良くなってくると、心の中に「~したい」など、自分が求めるものが沸き上がってくると思います。
そんな小さな素直な心の声に耳を傾けるといいのかな、と思っています。
うつ病の回復段階について
うつ病は一般的に多い症状というものもあると思いますが、人によって様々だと思います。
また、良くなっていく段階において、気になる症状が変わってきたりします。
うつ病がものすごく辛い時期というのは、5段階評価でいうと、【重い5】【苦しい5】【億劫感5】【消えたい気持ち5】【罪悪感5】…といった感じで、あらゆる項目がマックスをたたき出しているような状態なため、どれもこれも辛くて「気になる症状ばかり…」といった感覚にもなりました。
少しずつ良くなっていくと、人によってどれがまず減ってくるか異なると思いますが、例えば【重い3】【苦しい3】【億劫感4】【消えたい気持ち2】【罪悪感5】のように減った項目とまだ辛い項目があるような状態になるのでは、と思います。
こうした状態になると、3である【重い】【苦しい】、2である【消えたい気持ち】に関してはあまり注目することがなくなり、4である【億劫感】、5である【罪悪感】について「気になる辛い症状」として感じるようになるように思います。
心の声に耳を傾ける
少しずつ良くなっていく段階で、「~したい」とか「〇〇に触れたい」という思いが出てくると思います。
ここで大切だと思うのは、「~しなければ」とか「~すべき」ではなく、心の中から純粋に湧き上がってくる「~したい」の気持ちに注目することです。
この自然に自分の中から湧き上がってくる、小さな素直な心の声に耳を傾けて従うと、いい方向にいくような気がしています。
この小さな素直な声は、人によって内容が違います。
私の場合はうつ病になり友達と接することが大変になっていてほぼ接していません。
心の声は「今はまだ無理」と言っています。
そういう場合は無理をしないことが大切だと思っているのですが、人によっては「友達と会って話したい」という気持ちが沸き上がり、そうしていくことで回復が進んでいく場合もあるのではないかと思っています。
大事なのは、自分にとって、自分はどうしていくのがいいのか、ということ。
人がどうとか、「~すべき」は関係がなく。
自分の心の声に注目すること、だと思っています。
うつ病以前と心の声を聴くようになってから
うつ病以前の私は心の声を無視して、ほぼ「~しなければならない」「~すべき」を基準に動いていました。
がっちがちに自分を固めて。
また、ネットで「図書館通いがリハビリになる」と読めば、自分の状態を無視してやっていたりしました。(当時は完全に時期尚早でした…)
うつ病が良くなっていく段階で、自分の素直な心の声に耳を傾けられるようになりました。
そしてその気持ちに従うと、いい出会いがあったりうつ病の回復がプラスに進んでいくように感じています。
先日、インテリアを整えたい、という記事を書きました。
「インテリアを整えたい」という思いがふわ~っと湧き上がってきて、その気持ちに従って動いていたら、部屋がスッキリ綺麗に整ってきて(まだ途中)とても嬉しくなりました。
なんというか、魂が喜んでいるような感じです。
心の声は、自分が「自分にとって今大切だったり必要なこと」を教えてくれている気がしました。
おわりに
「~しなければ」「~すべき」で動いていた私にとって、心の声に耳を傾けるようになったことも、うつ病になって良かったことの一つです。
うつ病になって言葉に言い尽くせない辛さを感じたけれど、学んだことや学んでいることが色々とあります。
きっと、それぞれの人に、それぞれの気づきや学びや出会いがあるのだと思います。
ブログを通しての出会いにも感謝しています。
うつ病になったから、あなたと出会えました。
読ませていただき、読んでいただき、いつも本当にありがとうございます。
たくさんのものを頂いています。
夏本番になってきましたが、お互いに夏バテに気を付けながら、無理はせずに過ごしていくことにいたしましょう。