インテリアは元々興味があることでしたが、うつ病になりその気持ちはなくなっていました。
今回は、インテリアを整えたい、と思うようになった話と興味関心に関する話です。
対策系の記事ではなく日記ですが、よろしければお付き合いいただけたら嬉しいです。
実家に出戻りした際に、母が物置部屋化していた部屋を空けてくれました。
そこに、服や本や小物など、所持品を詰め込みました。
元々その部屋に置いてあったスチールラックを利用しながら、手持ちの収納ケースや入れ物や袋を駆使してパズルのように入れ込みました。
インテリアが好きだった私にとっては、許容できないレベル。
もっと心地よい空間にしていきたいと思っていました。
その後、ほぼ手付かずのままの状態でうつ病発症。
うつ病がとても辛かった頃には、インテリアを整えようなんて気持ちは全く湧きませんでした。
なんとかたまに掃除するので精一杯。
だんだんと回復してくる過程で、フリマアプリを利用させてもらいながら断捨離をコツコツと行ったり、他の部屋で使っていた棚をもらって本棚にしたりと、少しずつ持ち物や部屋を整えてきました。
ただ、まだ気になる。
それでも、「インテリアをもっと整えていこう」という気力が湧かず、放置していました。
インテリアを整えたい
インテリアを整えたい、という気持ちがふつふつと湧いてきました。
いよいよ現状に我慢が出来なくなってきたことと、うつ病で減退していた気力が少し湧いてきたのだと思います。
インテリアを整えるということは、寸法を測ったり使い勝手を考えたり、頭の中で想像して色合いやバランスを考えたりすることが出てきます。
うつ病で頭が働かなかったりどよーんとしている時には、なかなかそれをしようと思えませんでしたし、少し想像してみてもイメージがうまく思い浮かびませんでした。
また、足りない収納アイテムなどに対して、何かを工夫して利用したり探し求める気力もなかったです。
「インテリアを整えていきたい」という気持ちが湧いて、少しワクワクした気持ちも出てきました。
どんな風にしよう？どんな風が快適で居心地がいいかな？と考えて、それが楽しく感じじられています。
うつ病になり、好きだったインテリアへの気持ちがめっきりなくなり、「もうインテリアへの興味は失ってしまったのかもしれない…」と思っていましたが、失ったわけではなくうつ病で鳴りを潜めていたようでした。
うつ病になると好きだったことへの興味関心もなくなったりしますが、「やっぱり好きなものは好き」という感じで、うつ病がよくなってくるにつれ元々好きだったことへの興味関心が戻ってくるんだな～、と実感しています。
まぁ元気でも興味関心の対象は変わっていくこともあるので、変化することもあると思いますが…
今、うつ病で様々なことへの興味関心が湧かない方もみえると思います。
あらゆることへの興味関心がなくなると戸惑いますし、何をしても心が動かない、という感覚は悲しくなりますよね…
少しずつ良くなっていくと、人それぞれ何かしらの興味関心が少しずつ湧いてくるのではないかな、と思っています。
何に対しての興味関心が戻ってくるか、湧き上がってくるのか、少し楽しみに自分を観察していると「へえ～まずこれが戻ってきてくれたんだ」と思ったり「うつ病前は興味なかったけれど、これに興味持ってるなー」と思うかもしれません。
そんな自分の中の興味関心と新しく出会ったり再会する時を待ちながら、体調の悪い時にはゆっくりじっくり、過ごしていくのがいいのかなぁと思います。
とはいっても、うつ病がかなり辛い状態の時って、ゆっくり過ごしていてもゆっくりしている感じがしないですよね…しんど過ぎて。
リラックスってどうやるんだろう…？と思っていました。
くつろぐなぁ、とか、心地いいなぁ、とか、和むなぁ、といった感覚も、少しずつ少しずつうつ病が良くなってくるにつれ感じられるようになってくると、一うつ病患者の経験として思います。
おわりに
私が新たに興味を持ったことの一つは「鳥」です。
ウォーキング＆スロージョギングが習慣になり（うつ病による怪我の功名）、木々を眺めながら歩いたり走っていると、鳥のさえずりが聞こえてきます。
「この鳥、なんて名前なんだろう？どんな姿なんだろう？」と思い始めたことがきっかけです。
庭の水やりをしていて、虫にも注目するようになりました。
なんだか、子供の「これ、なあに？」状態です（笑）
世の中、知らないものがたくさんある。
まだ見ぬ美しいものがたくさんある。（虫はちょっと、うっとなるものがあるけれど）
本屋で偶然出会った、街中で見られる野鳥の本。
図書館にあり借りられて本当に有難い。（本屋さんすみません…）
この声はなんて鳥なんだろう？が今のところ２つわかって嬉しいです。
