うつ女ブログ

うつ病からリハビリ期へ。自分を労わりながら社会復帰していく雑記。

うつ病になって、「そこそこ」「ぼちぼち」「ほどほど」の大切さを知った話。

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うつ病になる以前の私はガツガツとしておりました。

 

なんとか良く言おうとすれば「向上心がある」とも言えますが、余裕がなく自分の実力や状態を見ずに「とにかく頑張る」といった感じでした。

頑張る=頑なに張る。

生きていると、「ここは踏ん張りどころ」という場面はあります。

そういう時には「頑張る」ことも必要だと思います。

 

ただ、何かにつけ「頑張る!」と鼻息荒く生きていれば、そりゃあ疲れもするよね…とうつ病から少しずつ回復しつつある中で思いました。

 

 

そこそこ、ぼちぼち、ほどほど

うつ病になってから、「そこそこ」「ぼちぼち」「ほどほど」という大切さを思い知りました。

 

自分の状態を見て、無理をすることなく、そこそこ、ぼちぼち、ほどほどにやる。

無理をすると、無理は無理なので、どうしてもしわ寄せがくると思うのです。

 

頭の中でたまに思い浮かべたりしているのが、

今の自分はうつ病でない時の50%くらいの状態かなー、その7割でやると思うとうつ病でないときの35%くらいかな、と。

 

内容も、うつ病でない時のようには出来なかったりするので、「まぁ今の状態としてはそこそこやれたかな」と思ってオッケーとしています。

 

今の状態における、「そこそこ」「ぼちぼち」「ほどほど」が無理なく過ごせて、自分に負担をかけることがない(=療養できる)のかな、と思っています。

 

自分の状態をじっくり見る

そのためには、自分の状態を冷静に見ることが大切だと感じています。

自分を眺める、俯瞰する、観察する。

 

「〇〇出来るようになりたい」という思いは皆あると思うのです。

ただ、その思いが出過ぎてしまうと、自分の状態を超えた負荷を自分にかけてしまうことになりかねない気がします。

そして、出来ない自分に落ち込んだりしてしまう…

 

自分の状態を見て、「もう少しやれそう、やってみよう」という時には、一歩もしくは半歩先くらいのことをやっていくのがいいのかな、と思っています。

そこそこ、ぼちぼち、ほどほどに。

 

うつ病は薄皮が少しずつ剥がれていくように改善されていくと聞きます。

自分のここまでの状況を振り返ってみても、本当に少しずつ少しずつ改善してきている感覚です。

 

一足跳びにはいけないかもしれないけれど、自分の状態をじっくり見て無理することなくコツコツと出来ることを積み重ねていくことは、きっとこの先の人生や仕事や趣味をしていく上でも大切な姿勢になる気がしています。

スポーツでも向上しようと負荷をかけ過ぎると怪我をしたりしてしまいます。

 

うつ病になる方は、頑張り屋だったり真面目だったりする方が多いと聞くので、うつ病から回復していこうとする過程でもつい「頑張って」しまうことがあるかもしれません。

自分が自分のコーチであるように、状態をじっくり見ながらやっていくことが大切かなぁと感じています。

 

そんな風に思っていても、「大丈夫かも」と思って挑戦したことが「これまだ負荷が大きかったー!」ということもあります。

そういう現実に直面すると悲しくなりますが、「まだこれは負荷が大きかったんだ」と受け止めて、コツコツいこうと思っています。

 

おわりに

うつ病になって出来ないことが増え頑張りがきかなくなり、「頑張る」ということから遠ざかりました。

少しずつうつ病が改善していく中で、出来ること・出来そうなことを、コツコツと積み重ねていくようになり、無理をせずぼちぼちやっていくと自分にプレッシャーをかけることも「なんでこんなことも出来ないんだろう、私はダメだ」のように思うこともなくなりました。

 

今の私の状態はこんなものだから、これだけ出来たらオッケー、と思うようになりました。

そうなって、精神的に楽になりました。

 

無理をすることなく、ぼちぼちと。

うつ病回復までの道のりを歩んで行くことにいたしましょう。