うつ病がかなり辛かった頃、あらゆるものを受け付けることが出来ませんでした。
そんな中、大丈夫だったものが「波の音」「山野草」「苔」。
今回は、そのことについて書こうと思います。
あらゆるものがダメになっていた
うつ病がかなり辛かった頃、あらゆるものがダメになっていました。
富士山の立派な姿に罪悪感を覚え、桜の咲き誇る姿に落ち込み、虫の生きざまを見て「虫もあんなに懸命に生きているのに私は…」と情けなくなり。
様々なものに触れても、それが落ち込みの方へと働きました。
恐るべしうつ病。
そんな中、大丈夫だったものもありました。
波の音
音楽やラジオを聞くことも辛かったのですが、波の音は大丈夫でした。
生き物の誕生が海からだったからか、母親の胎内にいた時の音に似ているからか…
調べたところ、超音波の一種「1/fのゆらぎ」が存在するからとか。
波の音のCDをかけて寝転がっていると、少し落ち着くことができました。
波の音だけでなく、川のせせらぎの音なんかもいいかもしれません。
山野草
山野草は楚々としていて可憐なものが多く、見ても大丈夫でした。
テレビが苦手になっていましたが、家族と夕食をとる際にテレビがついていることが多く、BSの山番組の山野草を見て「山野草は大丈夫」と発見。
今もかわいらしい姿をテレビで見ると癒されています。
苔
こちらもテレビで見ていて気付いたのですが、苔は和む、と感じました。
あくまでも私の推測ですが、緑であることと、質感が心地よさそうに見えるからではないかな~と。
岩に丸く付いている姿はコロンとした苔玉みたいで可愛いし、アップで見た時のちょびちょびとしている姿も可愛く、ほっとしました。
おわりに
うつ病が辛い時には色々なものが受け付けがたくなると思います。
そんな中、「これは大丈夫」と感じるものや、ほんの少しでも心が落ち着いたり和むものがあればそれに触れられると、僅かかもしれませんがうつ病の苦しみが紛れるかもしれません。
私が大丈夫だったものを載せてみましたが、人によって異なるかと思います。
あなたにとっての、少しでも心が癒される何かが見つかりますように…