うつ女ブログ

うつ病からリハビリ期へ。自分を労わりながら社会復帰していく雑記。

うつ病回復期、自分のバッテリーが減った時、ウルトラマンのピコンピコンと鳴るタイマーを思い浮かべた話。

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うつ病回復期はまだ疲れやすい。

 

急性期の時の、常にぐったり重く辛く苦しい、という状態とは異なり、少しずつ動けるのですが、すぐに充電がなくなる状態のスマホのように、バッテリーの減りが早い。

 

今回は、そんなバッテリーが減ってきて「あ、だいぶ減ってきてる」と気づいた時、ウルトラマンのピコンピコンと鳴るタイマーを思い浮かべた話です。

 

 

 大切な大事なかけがえのない友達が結婚しました。

何度かこちらで書いている、うつ病後もしばらく会っていた唯一の友達です。

 

結婚の報告をもらった時、言葉で表現できないほど嬉しくて、胸いっぱいに幸せな気持ちを噛みしめました。

嬉しくてたまらない。飛び上がって小躍りしたくなる気持ちでした。(しなかったけれども。)

 

その後、「式はどうするの?」と聞けない自分がいました。

とても今の状態では結婚式に出席することは難しくて、聞くのが怖かったのです。

 

「もし結婚式のお誘いがあったら、状態を今一度しっかり話して辞退させてもらおう。別の形でお祝いさせてもらおう。」と心に決め、聞かないまま時が過ぎました。

 

身内のみで結婚式をすると聞いた時、勝手なことですが正直ほっと安堵しました。

 

 

先日、友達宅に結婚のお祝いを届けに行きました。

玄関先でおいとますると言ってあったのですが、お誘いを受け少しおじゃますることに。

 

楽しく話していたのです。

ただ、しばらく話しているとみるみるバッテリーが減っていって、「もうこれ以上はマズイよーーー」という、自分からのサインを感じました。

それは、まるでウルトラマンのピコンピコンと鳴るタイマーのように。

 

ちょうど話が一段落したのを機に、「ではそろそろ…」とおいとましました。

 

正味20分ほど。

 

まだバッテリー量が少ないな~と感じた一幕でしたが、お祝いの品を調べて買えたこと、祝儀袋やメッセージカードを幾つかお店をまわり検討して買えたこと、届けに行けたこと、会って少しでも話せたことなど、一連のことが出来て嬉しかったです。

 

少しの時間ではありましたが、結婚式準備や二人での生活の話を聞けて、友達が穏やかに落ち着いて幸せに暮らしている様子が感じられて、本当に良かったと心の底から思い、じーんと幸せな気持ちになりました。

 

 

 

うつ病回復期は自分の状態をよく感じ観察し、「もう、そろそろキツイよーーー」という自分からのサインを敏感に感じ取ることは大切だと思っています。

感じた際には中断したり休憩したり、おいとまする、ということが必要なのかな、と思います。

 

うつ病がもっと辛かった頃の私は、あきらかに限界を超えているのに体調が悪くなってきていることをうまく切り出せない、ということがありました。

それは家族に対しても。

 

そうしてぐったりしてしまって寝込むこともありました。

 

自分からのサインをキャッチして、大きなダメージを負う前に対処できるようになり、楽になったな、と感じています。

 

 

うつ病回復期を過ごされている方は、ウルトラマンのタイマーのように、自分から発せられるサインを受け取って素直に従って過ごしていくと、ぐったり疲れきってしまう…ということが少なく過ごしていけるかもしれません。

 

もしダメージを負ってしまった際には、ゆっくり過ごしていれば、またじわじわと元の状態(うつ病を抱えている中での、その時の元の状態)に戻っていった経験があるので、「あ~うつが悪化してしまった…」とは思わずに(当時私は思っていました…)、「ちょっと負荷が大きかったかな、ゆっくりしよう」という心持ちで過ごせると、あまり落ち込まずに過ごせるように思います。