うつ女ブログ

うつ病からリハビリ期へ。自分を労わりながら社会復帰していく雑記。

「~ねばならない」「~すべき」の呪縛。減らすためには?

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私は医師から「かくあるべし、が強い」と言われています。

「~ねばならない」「~すべき」の思い。

 

医師は、「ここに来る人はそういう考えが強い人が多い」とも言われていました。

つまりは、そういう考え方をしてきたため自分を追い詰め苦しくなったのでは、と思います。

その考えを少なくすることがうつ病の回復にもいいし、これから生きやすくなると思うのです。

 

今回は「~ねばならない」「~すべき」を少なくすることについて、考えてみようと思います。

 

 

築き上げてきた、または築かれてきた概念

生きてきた中で、自分で経験して思ったことや、世間や周りに言われたことで、「~ねばならない」「~すべき」の概念は出来上がっていくのだと思います。

 

「こうありたい」との違い

「こうありたい」というのは、前向きな心がけとして思っている感じがします。

「こんな風になれたらいいな」「こんな風にできたらいいな」という、希望。

 

一方、「~ねばならない」「~すべき」は自分を縛り付ける、苦しい思考であるように思います。

「~ねばならない」ため、それが出来ない自分はダメ、となってしまいます。

 

自己嫌悪、自己否定、自責、罪悪感に繋がる

「~ねばならない」は、「そうでないのはダメ」という考えのため、出来ないと自己嫌悪、自己否定、自責、罪悪感に繋がるのでは、と思います。

 

このオンパレード・・・精神衛生に良くないですよね。

 

「~ねばならない」「~すべき」をどうしたら減らせるでしょうか?

 

「~ねばならないこともない」と思ってみる

「~ねばならない」と心の中で思った時、ふと立ち止まって「~ねばならないこともない」と思ってみる。

 

そうすると、「~ねばならないこともないけど、出来たらいいよな~」というような考えになる気がします。

 

「出来たらいいよな~」は「~ねばならない」よりずっと心の負担が軽いように思います。

 

それ、今の自分に出来ること?と問いかける

「~ねばならない」と言ったって、出来ないことは出来ません。

出来ないことなのに「~ねばならない」では苦しいです。

 

「~ねばならない」と思った時、「それ、今の自分に出来ること?」と問いかけてみる。

今の自分には難しいことであれば、「出来るようになったらいいな」に変換する。

そして、今は誰かにやってもらったり、手伝ってもらったり、出来る時にやるようにするのがいいのかなと思います。

 

そもそも、今は病気だよ

「~すべき」と思っても、今は病気だから出来ないことは色々あります。

 

自分が病気であること、今は病気で出来ないことがあることを受け止めて、出来ることをしていく。

それが大切なんじゃないかな、と思います。

うつ病は波があるので、「今日の、今の自分に出来る事をする」のがいいのでは、と思います。

 

おわりに

この「~ねばならない」「~べき」は様々なことに関してあり、ふとした時に出てきます。

そこから外れている自分が悲しく、許せなかったりします。

 

そんな時。

「~ねばならないこともない」と考えてみたり、今の自分に可能かどうか問いかけてみることで、無理をしたり自分を追い詰めてしまうことが減るのかな、と思いました。

 

また、「かくあるべし」の理想と現状の自分が乖離しているほど、苦悩を持つように思います。

理想は理想として、今の自分に実現可能かどうか、客観的で現実的な視点を持つことがいいのかな、と感じました。

そして、「~ねばならない」「~べき」ではなく、「出来たらいいな」「こうあれたらいいな」に変換していくといいのでは、と思います。