うつ女ブログ

うつ病からリハビリ期へ。自分を労わりながら社会復帰していく雑記。

出来ることしか出来ない、と思った話。

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私はうつ病になって、「出来ない」ということにかなり落胆し、葛藤しました。

「こんなことも出来ないなんて」と絶望もしました。

 

ある時、「出来ることしか出来ない」と思い至り、心が楽になりました。

 

今回は、出来ることしか出来ない、と思った話です。

 

 

うつ病になると様々なことが出来なくなったり困難になりますよね…

体が動かない&頭が働かないのダブルで。

 

日常に出来ていたことが出来なくなった時のショックは大きなものがありました。

「なんでこんなことも出来ないんだろう」

「こんなことも出来ない私はダメだ」

そう思い、悲しみに暮れていました。

 

出来ることしか出来ない

ある時、「出来ることしか出来ない」と思い至りました。

 

なんでこんなことも出来ないんだろう、って言っても、病気である自分と病気でなかった頃の自分を比べても仕方がない。

出来ないものは出来ない。

 

今まで生きてきて、努力したことで出来るようになったこともあります。

その経験からか、「私の努力が足りないんだ」「私がダメなんだ」と思ってしまったりしていましたが、今は病気。

 

病気で出来なくなっていることは、仕方がない。

努力不足なわけではない。

 

熱が40℃ある時に、「なんで私はこんなことも出来ないんだろう」なんて思わないはず。

また足を骨折している時に「なんで私はダッシュ出来ないんだろう」とは思わないはずです。

悔しいとか悲しいとか思ったとしても。

 

それと同じことだな、と思いました。

 

しかも、元気な時であっても何でもかんでも出来る訳はなく。

病気の時よりはやれることが多いけれど、それでもその時の自分の能力と状態で出来ることしか出来ないよなぁ、と思いました。

 

出来ないときは出来ない。出来そうになってきたら少しずつ。

だんだんとうつ病から回復していく過程で少しずつ出来ることが出てくると思うのですが、少しずつ、自分の状態に合わせてやっていくのがいいのかな、と思っています。

 

出来そうだな、と思えて、やってみたいと思ったらやってみる。

 

もし出来なかったり辛くなったりしたとしても、「あ~まだこれはハードルが高かったんだな」と思って、またもう少し回復した時のお楽しみに取っておこう、という気持ちでいられたらいいな、と考えています。

 

おわりに

 自分の今の状態で、出来ることをやる。

出来そう、と思ったら、ちょっと踏み出してみる。

 

病気でなくても、そんな気持ちでいるのがいいのかもしれません。

 

様々なことに対して「これは私には無理だ」と消極的に思ってしまうのは自分の可能性を狭めてしまうことになりかねないですが、自分を冷静に見て今の自分に出来るかどうか見つめることは大切だなぁと思っています。

私の場合、自分の実力や状態を無視して「やらなければ!」とうつ病以前は思いがちだったので、この気づきを得られたことはうつ病になって良かったことの一つです。

 

うつ病がよくなっていく道のりを、じっくり歩んで行きたいと思っています。