うつ病の3大被害妄想の1つに「貧困妄想」というのがあるそうです。
貧困妄想っていっても、実際無職で貯金減り続ける状況にあったら、妄想っていうか現実だし!と思っていましたが、一旦冷静になると、貧困への思いが大きかったので、少し貧困妄想に陥っていたのではないかと思います。
今でも少しありますが、一時よりは落ち着いてきました。
今回は私が陥った貧困妄想を中心に、3大被害妄想について書こうと思います。
うつ病で陥ることのある被害妄想は、
- 罪業妄想
- 心気妄想
- 貧困妄想
の3種類があるようです。
罪業妄想
気にかけるほどでもない自分の過去の言動を、まわりの人々に迷惑をかけた重大なあやまちだと思い込んで、自分自身を責める妄想。
私はこの妄想の傾向もありました。いえ、今もまだ少しあります。
自分の過去の言動や現在のことに対して、自分自身を責める傾向があります。
うつ病で罪悪感を抱くことがあると思うのですが、罪悪感とこの罪業妄想は繋がっているかもしれません。
心気妄想
重い病気にかかっていると思い込む妄想。
貧困妄想
経済的に困っていると思い込む妄想。
不安を取り除く
心気妄想と貧困妄想は、根幹に「不安」が共通してあるように思います。
心気妄想は、体調についての不安。
貧困妄想は、お金に対しての不安。
不安が大きくなって、膨らんで、現実より行き過ぎた妄想に繋がる気がします。
できる対策として考えられるのは、不安をできるだけ取り除くこと。
心気妄想であれば、気になる症状がうつ病の症状の一つではないかとまず考えて確認してみる。
貧困妄想であれば、今はお金の面でも家族に頼ってみる。
これは抵抗がある場合があると思いますが・・・
私はお金の面でも家族に助けてもらっていますが、情けなくて、不甲斐なくて、申し訳ない気持ちになりました。
うつ病や他の病気で働けない人には、「今は病気だから仕方ないよ。家族だから頼っていいんだよ。」と思うのに、自分に対してはなかなか許せませんでした。
家族にお金が減る不安感や焦燥感、そしてお金を助けてもらうことへの申し訳なさを話し聴いてもらうことによって、
またお金を助けてもらい貯金の減り方が穏やかになることによって、少し気持ちが落ち着いたように思います。
申し訳ないけれど、今は頼らせてもらおう。いつかお返しできる時にお返ししよう。
そう思うことにしました。
療養していても不安が大きいとなかなか心は休まらないものです。
助けを借りながら不安をまず取り除く。
それは病気から回復するために必要ではないかと思います。
一家の大黒柱である方は、より一層、不安やプレッシャーがあるのではないかと想像します。
焦りもするでしょう。
それでも、今は、できるだけ不安を取り除き休養して回復に専念していけるといいと思います。
それができれば苦労しないよ、という話ですが・・・
結局のところ、しっかり休養できた方が回復への近道となるはずです。
頼る家族がみえない方は、ますます不安を抱えているのではと思います。
相談できるような相手はいますか?医師は信頼してお話しできますか?
話を聴いてもらうことで不安が和らぐこともあると思いますし、何か不安を減らせるアイディアを知れるかもしれません。
妄想に陥っていないとしても、「不安を取り除く」ということは、回復の一助になるような気がします。
おわりに
うつ病でなくても、病気になると不安になるもの。
しかしうつ病は脳の機能が落ちていたりするため、不安が一層大きくなってしまったりして妄想に繋がるのではないかと思いました。
できるだけ不安を取り除きながら、療養できるといいですよね。
それがなかなか難しかったりするのですが・・・
取り除くことのできる不安は取り除き、できる限り心の負担を減らして、休養していけたらいいのではと思います。