うつ女ブログ

うつ病からリハビリ期へ。自分を労わりながら社会復帰していく雑記。

励ますという行為

 

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相手がどのくらいの状態にあるかによるけれど、励ますことがよくない場合もあると自分の経験から学びました。

 

人は相手が悩みや辛さを打ち明けてくれた時、なんとか力になれたら、と思う方が多いと思います。そして、なんとか元気付けようと励ますことがあると思います。

 

それは優しさです。

 

ただ、この励ますという行為は、今落ち込んでいるということを否定することになる場合があると感じました。

 

「(そんなに落ち込まないで)元気出して」

 

そうした励ましに力をもらえることも多いのだけれど、病気や失恋などで、ものすごく、立ち直れないくらい心がズタズタで気力も何もかもが底をついているような時には、そうした励ましにかえって追い詰められることもあります。

 

落ち込んでいたくないのに、どうしても力が出ない。

 

そのことが辛いのです。

 

相手の状況を見極めることはなかなか難しいことだけれど、ものすごく落ち込んでいる場合に救われるのは、

 

「これだけのことがあったんだから、今は落ち込んで当然だよ。しっかり落ち込んでいて大丈夫だよ」というような、「落ち込んでいても良い」という受容な気がします。

 

そして、それは人にもですが、自分自身にも声がけすると良いのではないかと思います。

 

 

いつも明るく朗らかであることは素敵ですし、辛い状況だろうと笑顔でいることで自分も力が出てくることもあると思います。

 

ただ、それにはある程度の域があって、ことうつ病のものすごい辛い時期には、病気自体に鬱々とした気持ちになる症状があり、とても無理でした…

 

「落ち込んで元気がないことは良くない」という観念みたいなものがあると思うのですが、しっかり落ち込みを味わうからこそ、浮上してこられることもあると思います。

 

また、日常でも無理に元気を出そうとするより、しっかり悲しんだり落ち込んだりすると、かえって早く元気になれることもあると経験上感じています。

 

自分から出ている反応を否定するのではなく、受け止めることで安心できることがある。

 

そんなふうに考えています。

 

 

オリンピックですね。感染がどうか増えないことを願って。

コロナ対策も必要ですが、暑いので水分や栄養を取り、夏を過ごしていきましょう。

 

お読みいただきありがとうございました^ ^

自分の敏感さに少し引いた話

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HSP(生まれつき敏感な人)の傾向があります。

 

触感もチクチクしたものが苦手などあるもののそこまで強くはないのですが、「色」「音」「匂い」はけっこうあって。

 

音は苦手な声質の方だと無理だ、となることがあるし、匂いも人工的な匂いなどが苦手です。

 

色においては、綺麗な色の組合せなどにうっとりする一方、強い色やどうしてこれとこれを組み合わせてしまったんだろう、と感じる強烈な組合せなどは苦手です…

 

 

先日、図書館で借りて気に入ったため購入した本がありました。

 

内容は自然のものを使ってより健康になっていくという内容で、今の私に必要だと感じましたし、挿入されている写真の色合いやカットもとても好みでした。

 

本屋で見つけ購入したのですが、家に帰ってから見てみると、写真の色合いが全然違う!好みでない!と感じました。

 

図書館の本は初版で購入した物は第3版だったため、地元の本屋さんで初版を見つけることができ、色を見比べてみました。

 

左右に置き見比べると、その差は微差。

 

微差だけれども、「好み」と「好みでない」に感じるほど、私の中では大きな差であったことに、自分のことながら少し引きました…

 

購入した好みでない方の色合いの写真は、見るたびに違和感を感じるレベルだったので、結局初版のものを買い直しました。

 

おそらく多くの方にとって「こんなの差がないのでは」と思う微差に対して、買い直すという行為は理解し難いと思うのですが、

 

私自身にとっては受け入れがたいほどの差で、心地良いか心地よくないかに関わり、本を読みたい気持ちが失せてしまうほどのものでした。

 

その自分の性質を改めて目の当たりにし、「これは生きづらいな」と客観的に思いました…

引っ掛かることが多いし、周りにも理解されにくいことでしょう…

 

また、私にとって色が重要だと思われるものは、お店で中身もしっかり見てから購入しようと心に刻みました。

 

HSPのような特徴だけでなく、体質や病気など、それぞれ抱えているものがあると生きづらさを感じることもあると思います。

 

個人的には、自分なりの対処を行いながらうまく付き合っていけたらいいなと思っています。

 

 

ここしばらく更新頻度が低いにもかかわらず、お読みいただきスターもいただけてとても嬉しいです。ありがとうございます^ ^

 

今後も細々とした形かもしれませんが、はてなブログを続けていけたらいいなと考えています。

 

かなり暑い日々になってきているので、皆さまくれぐれもお体大切にお過ごしください。

何かが起こり、そこから新しい道が繋がる、と思う話。

 

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生きていると、色々なことが起こる。

 

良いこと、嬉しいことだけじゃなく、色々なことが起こる。

 

この「色々なことが起こる」「色々な日がある」「色々な人がいる」「人間色々な気持ちがある」等々、「色々ある」ということを心底理解していないと、心が振り回されることになるなぁと思います。

 

 

うつ病以前の私は、まさにそうでした。

 

「こうであるべき」というものがあって、色々を許せていなかったように思います。

 

まさに、一喜一憂していました。

 

それじゃあ疲れるよね…と今は思います。

 

今も全く振り回されない訳ではないのですが、各段に心乱れることが減りました。

 

まぁあまり人と関わっていないことは大きいと思いますが(^▽^;)

 

 

これも、うつ病を経ての学びでした。

 

病気などの大きな出来事は負荷がものすごく大きく辛いものだけれど、その状況でようやく変われたり気づけたりすることがあると感じています。

 

ものすごく辛い時期には、「そんなのはいいから、とにかくこの苦しみをなんとかしてほしい」と思うものですが…

 

快復過程では、きっと、それぞれが気づけることがあるのでは、と思います。

 

 

うつ病になった時にはお先真っ暗のような気持ちでいたけれど

 

(そもそも大きな病気に対して人は心配や不安やナーバスな気持ちを抱えるものだと思いますが、うつ病はそれに加えてそもそもの症状にそれらがあるという…)

 

何かが起こるということは、そこから新しい道が繋がっていく、と思っています。

 

それは希望していた道ではないかもしれないけれど、辛いことを経験して新たに歩む道は、実は病気前に歩んでいたそのままの道より心地いいかもしれません。

 

ゆっくり、じっくり。

 

それぞれのペースで変化していく景色を味わいながら、道を歩んでいけたらいいのでは、と思います。

 

いよいよ夏本番。

皆さま体調に気を付けておすごしください。

お読みいただき、ありがとうございました^ ^

自分と繋がる時間。

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うつ病になり知った、自分自身との対話の大切さ。

 

もう一人の自分は、自分に必要な助言をしてくれます。

 

もう一人の自分、というのは、感情的な判断でなく、状況や私自身を理解した上での意見を冷静に言ってくれる、いわば相棒(もしくは親友)。

 

このもう一人の自分の声により、感情が湧いた私自身は冷静になることができていると感じています。

 

では、どうやったら、このもう一人の自分が登場してくれるのか。

 

振り返って考えてみると、前にも書いたように思いますが、

 

 

・自分を客観的に・状況も客観的に見つめること

 

・自分の心の声に耳を傾けること

 

 

が良いのだという気がします。

 

上記2つを意識しているうちに、もう一人の自分と対話がしやすくなってくるように思います。

 

 

慣れないうちはさっぱりわからなかった私も、徐々に自分との対話ができるようになり、感情に振り回されることや落ち込むことが減りました。

 

朝目覚めた時に、「今の気分はどうか」「体調はどうか」と自分自身に尋ねる(自分自身を観察する)ことも良いと感じています。

 

 

うつ病を患った方は、おそらく私がそうだったように、自分を理解し受け止めてあげられていない方がみえるような気がしています。

 

自分を受け止め、認め、自分が自分を温かく見守り、言葉をかける。

 

そうするようになり、安心感に包まれながら過ごすことができるようになりました。

 

誰かと安心感の持てる関係性であることはとても大切だと思うけれど、自分自身とそうした関係でいられることはものすごく安心感に繋がると感じています。

 

 

まだまだコロナ禍。

コロナ禍疲れされている方もみえると思いますが、できる範囲で自分が心地いいと感じることを取り入れながら、過ごしていきましょう。

 

お読みいただき、ありがとうございました^ ^

近況と五感の大切さ

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またまたご無沙汰してしまっていました…

 

数週間前に語学の検定試験を受験しました。

 

今回は日本ではなくその国が行っている試験で、

筆記を2時間ほど続けて行ったあと、夕方に口頭試験を行うという、なんともハードなものでした。

 

うつ病がもっと辛かった頃ならとてもじゃありませんでしたが、おかげさまでなんとか乗り切ることができました。

 

他の受験生と少しお話する機会があっても、和やかにお話することができ、だいぶ対人面も大丈夫になってきたことを実感して。

 

試験のできはともかくとして、試験までの追い込みに加え、試験をやり切れたことが嬉しかったです。

 

まぁ、その後1週間は疲れが抜けませんでしたが…(^^;

 

ただ、オンラインレッスンの先生のお話やブログで他の受験生のお話を伺っても、皆けっこう疲れているみたいだったので、1週間は少し長めかもしれませんが、そしてそもそも個人差のあるものですが、だいぶうつ病ではない時の状態に近づけてきているような気がします。

 

語学は私にとって、楽しみであるだけでなく、対人面も頭も体力も、色々な面でリハビリの役割も果たしてくれていると感じています。

 

 

日常生活では、以前、早起きになったことを書いたのですが、引き続き早起き生活を送っています。

大体、4時~5時半起きです。

早起きにより3日に1回のジョギングに加え、朝の散歩が日課になり、とても清々しく朝を迎えています。

 

うつ病が辛過ぎる時には難しいですが、うつ病が楽になってきて風や光の心地よさを感じられるくらいになってきた方、HSP傾向のある方は、自然に触れながら朝の散歩をすると、エネルギーをもらえるのでは、と思います。

 

外で働くことができるようになっても、できればこの朝の散歩習慣は続けたいなと考えています。

 

五感で味わうことの大切さが身に染みたのも、うつ病になったからです。

 

HSP傾向のある方でもない方でも、五感で綺麗だな~、美味しいな~、心地いいな、など味わうと、心が満たされたり幸せな気持ちが心に広がるように思います。

その感覚は、疲れを癒しますし、温かなエネルギーを与えてくれます。

 

うつ病が辛すぎる時には何も感じなくてそれが辛いのですが…

 

再び感じられるようになったその時から、その大切さが身に染みて、それから先にはその自分が喜びを感じるその感覚を、一層大事にしていけると思います。

 

 

とりとめなく色々と書いてしまいまとまりがないのですが、お読みいただきありがとうございました^ ^

蒸し暑さのある日々、皆さまご自愛ください。

気づけば3週間ほどぶり。

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気づけば3週間ほど更新していませんでした。

 

基本的には元気に過ごしていて、だいぶ活動できるようにはなっているのだけれども、やはりまだ疲れやすさがある状態です。

 

まぁあれだけ療養していたのだから当たり前で…

 

じっくり、リハビリしていこうと思っています^ ^

 

語学は毎日続けています。

今度は日本の検定試験ではなく、学んでいる語学の国主催の検定試験を受ける予定なのですが、日本の試験とはまったく異なり、初めは戸惑いました。

 

でも、今はこちらの方が楽しく実践的だと個人的には感じていて、おもしろさを感じながら学んでいます。

 

「やってみようかな」と心惹かれた語学を始めたことで、快復も進み、世界も広がったとつくづく思います。

 

私にとってはそれが語学でしたが、何か心惹かれるもので、できれば少しずつでも進んでいる感覚を感じられるものがあれば、それを行うと心の安定にも快復の前進にも繋がってくれるのでは、と思います。

 

 

最近は週1の料理を復活させたのですが、だいぶラクに料理ができるようになってきました。

 

人によるかもしれませんが、うつ病の快復過程において、私の場合家事の中で料理が一番最後に大丈夫になってきました。

 

できなくなった時にはショックで悲しくて悔しかったけれど…

 

快復してこれば大丈夫なんだと、しみじみ思いました。

 

その時の状態で、できることをできるだけ。

 

うつ病という経験に教わったこのことは、これからも大切にしていきたいと思っています。

語学を学ぶようになって起こった変化

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うつ病の快復過程でも変化が色々あったのですが、今回は趣味ではまっている語学を学ぶようになって起こった変化について、書きたいと思います。

 

目次

  • 1.世界が広がった
  • 2.日本語を選ぶようになった
  • 3.自然と傾聴の習慣がつき、コミュニケーションの練習になっている
  • 4.集中力がついてきた
  • 5.対人トレーニングになっている

 

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