うつ病をしばらくやっている間に、様々な能力が低下したな~と感じます。
うつ病そのものの影響で低下しているものもあると思いますが、
筋肉と同じように、使っていなかったため低下したものもあると思っています。
その1つがコミュニケーション能力。
今回はうつ病の間に低下したと個人的に感じているコミュニケーション能力について書きたいと思います。
目次
コミュニケーション能力とは
そもそも、コミュニケーション能力とは何か。
Wikipediaによると、
「他者と意思疎通を上手に図る能力」を意味する。(Wikipediaより)
とあります。
細かく記載してあるものを載せさせていただくと、
- 感情を互いに理解しあい、意味を互いに理解しあう能力。感情面に気を配って、意味をわかちあい、信頼関係を築いてゆく能力。
- 非言語的な要素(相手の表情、眼の動き、沈黙、場の空気など)に十分に注意を払うことで、相手の気持ちを推察する能力(非言語コミュニケーション)
- 上記の非言語的な要素により知った相手の気持ちを尊重して、相手に不快感を与えないタイミングや表現で、自分の感情や意思を相手に伝える能力
- 意思疎通、協調性、自己表現能力(厚生労働省による就職基礎能力の定義)
- 上手にコミュニケーションを行うための体系づけられた知識、技術(コミュニケーションスキル)
- 合意(コンセンサス)形成能力
- 「論理的コミュニケーション能力」(自己の考えを論理的に明確に、相手に表現する能力)
- 会話のキャッチボールを上手く行える能力(すべてWikipediaより引用)
こうして書かれている内容を読んでいると、
うつ病がとても辛い時期にはやろうにも出来ないことだったと感じます。
だいぶ楽になってからも、私の場合は人と接することにまだ抵抗感があるため、
会話といっても家族や医師、美容師さん、たまに店員さんと話すくらいという状況。
そのため、ほぼコミュニケーション能力が鍛えられるようなことは行っていません。
筋肉が使っていないと落ちるように、コミュニケーション能力においても使っていないと落ちるもののように個人的には感じています。
コミュニケーション能力の低下を実感した出来事
うつ病で頭が回らず、会話すること自体が難しく、美容師さんとの会話には苦労してきました。
今はだいぶ話せるようになりましたが、会話というものは瞬時に何を言葉として発するか判断が必要なため、判断ミスをしばしば起こしています。
家に帰った後、「あぁ言えば良かったかも」と思うこと多々。
先日は店員さんと話していて、店員さんの言葉になんて言葉をかけたらいいか思い浮かばず、何も言うことが出来なかった、という出来事がありました。
何か前向きな言葉をかけられたら良かったのだけれど、何も言葉が出てこなかったことにコミュニケーション能力の低下を実感しました。
コミュニケーション能力を鍛えるには
コミュニケーション能力を鍛えるために方法を考えてみました。
場数を踏む
先ほど「筋肉と同じもののように感じる」と書きました。
そうしたものと仮定すると、場数を踏んでいくことで鍛えられていくような気がします。
就活の面接でも場数を踏むとだんだんと話すことに慣れていくように、
普段のコミュニケーションでも会話する場面に触れていくと、徐々に慣れてくるような気がしています。
引き出しを増やす
会話は、瞬時に何を言葉として発するかの判断が必要になります。
その瞬時の判断となる元は、相手の様子を見ることと、自分の中にあるものではないでしょうか。
普段考えていることや感じていること、経験、相手を思う気持ち…
それら総合的なものが言葉となって出てくるのでは、と思います。
そのため、自分の引き出しを増やすと、言葉が自然に出てくるのかな?と考えています。
何か答えることが出来なかった時は、「こうした時にはどのような言葉をかけるか(言うか)」ということを考えてみると、自分の中に1つ引き出しが増えるような気がします。
状況や相手によって言葉は変わってくるので、幾つか考えておくといいかもしれません。
また、相手の辛さを思い計ってかける言葉が見つからないような時には、「なんて言葉をかけたらいいかわからない…」と正直に言うといいのでは、と思っています。
本から学ぶ
コミュニケーションについての本を読むこともいいように思います。
コミュニケーションについての本は数多く出版されているので、
その中で自分に合ったものを見つけられると、コミュニケーションがしやすくなるかもしれません。
話すより聴くことに集中する
以前、本の紹介を書いたのですが、
irotoridori-days.hatenablog.com
相手の話をじっくり聴くことに集中することも大切だと思います。
こちらの本に書かれていたのですが、
「何か言葉を返そう」と返すことに集中してしまうと相手の話や気持ちをしっかりと受け止めることが出来ません。
ただじっくり聴いて受け止めることに集中するといいのでは、と思います。
じっくり聴いていると、自然と言葉が思い浮かんでくるような気もします。
お手本はうつ病でかかっている病院の主治医。
「そうだったんですね」と受け止めて、相手の気持ちを理解できたらいいのでは、と思っています。
おわりに
コミュニケーション能力を鍛えることについて色々と書いてみましたが、
- 慣れること
- 聴くことに集中すること
が大切なような気がします。
まだ人とコミュニケーションを取ることに抵抗がありますが、
徐々に、ぼちぼちと慣らしていけたらいいなぁと思います。
最後までお読み下さって、ありがとうございました^^
追伸
黙々と語学を学んでいるうちに時間が過ぎておりました。
これからも更新頻度が低いかもしれませんが、よろしければお付き合いいただけたら嬉しいです。