うつ女ブログ

うつ病からリハビリ期へ。自分を労わりながら社会復帰していく雑記。

うつ病で美容院が苦手になった時の対策。

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うつ病になると、美容院が苦手になりませんか?

うつ病急性期には、「美容院が」というか、外出がそもそも辛いし家にいても辛いという、何もかも辛い状態なのですが。

 

そこから少し回復しても、美容院が苦手でした。

 

そんな、うつ病で美容院が苦手になった理由と対策を考えてみます。

 

 

理由1.トークする気力が出ない、トーク内容に困る

うつ病が辛い時には、会話する気力が出ません。

ズーーーンとしている。

そのような状態で、にこやかに美容師さんとトークするのはなかなか厳しいものです。

 

しかも、トーク内容に困る。

ファッションや美味しいお店、ドラマ、映画、本、旅行、仕事・・・

うつ病でほとんど外出せず何もしていないから話すことがない。

美容師さんが話を振ってくれても、答えに窮しました。

そして、流れる沈黙・・・気まずさが募り、苦手に拍車がかかりました。

 

理由2.オシャレ!な雰囲気に疲れる

美容院ってオシャレな雰囲気のところが多いですよね。

元気な時は、そんな素敵な空間で時間を過ごすことがリフレッシュになったりします。

しかし、うつ病が辛い時はその オシャレ感に疲れてしまったりすることもあるのでは、と思います。

(幸い私が通っているお店は個人のお店で、素敵な雰囲気だけれど落ち着いた雰囲気なのでこの点は大丈夫でした。)

 

理由3.時間がかかる

うつ病が辛い時期には、座っているのも辛かったりします。

その状態で、美容院でしばらく座っているのはそれだけでしんどいものがありました。

 

美容院が苦手になった時の対策

美容院に行かない

美容院に行かなくてはいけない、ってことはないと思います。

女性であれば、ロングにするとしばらく美容院に行かなくていいように思います。

男性であれば、自分でバリカンで坊主、というもいいかもしれません。

 

しかし。

こちらには難点があります。

 

うつ病が辛い時期には、ドライヤーで髪を乾かすことも辛かったりします。

ロングだと髪を乾かすのに時間がかかります。

お風呂に入るのも億劫な時期に、時間をかけて髪を乾かすのはけっこう大変かもしれません。

 

また、坊主はけっこうマメにメンテナンスが必要そうで、上記と同じくお風呂に入るのも億劫な時期にしょっちゅうバリカンで頭を刈るのは大変そう・・・

ご家族にやってもらえるのであれば、いいかもしれません。

 

家に来てくれる美容師さんにお願いする

以前、ふらふらと地元の広報誌を見ていたら、家に来てくれる美容師さんの広告を見かけました。

家でやってもらえるのは、うつ病が辛い時期にはありがたい。

しかも、家に来てくれる美容師さんは病気で外出がままならないお客様と多く接していそうなので、「病気でお願いしました」と言いやすい。

病気を患っている時に、非常に有難いサービスだと感じました。

お住まいの地域でそういったサービスをされている美容師さんがいるか、探してみるのもいいかもしれません。

 

ホットペッパービューティーの予約で「なるべく静かに過ごしたい」を選択

ホットペッパービューティーで予約すると、お客様の要望のところに「なるべく静かに過ごしたい」を選択することができるようです。

ただ、どこまでその情報を見ていてくれて、取り入れて下さるかはお店によって異なる様子でした。

 

体調が悪くて静かに過ごしたい、と直接伝える

「体調が悪いので、静かに過ごさせてもらいたい」とか「かなり眠たいので寝かせてもらいたい」など、直接お伝えするのもいいと思います。

ただ、「体調が悪くて」とお伝えすると、次回はなんて言おう・・・と考えてしまうことにもなりますよね。

うーん。。。

 

会話が苦手になってしまって、と打ち明ける

美容院での会話が苦手になった私は主治医に相談し、「会話が苦手になってしまって、と言ったら」とアドバイスをいただき、そう伝えようと思っていた矢先に、美容院で前よりは話せるようになり、結局打ち明けずじまいに終わりました。

会話が苦手になってしまって、と打ち明けるのも一つかもしれません。

 

当初、うつ病のことを打ち明けようかとも思ったのですが、主治医に何かに勧誘される可能性もあるからと止められました。

 

本を持参

「今この本にはまってて、読まさせてもらってもいいですか?」と本を集中して読みふける、というのもいいかも、と思ったのですが、まだ読書が辛い状態の場合は辛いですよね・・・

 

雑誌ではなく本を集中して読んでいる時は、美容師さんも気を遣ってあまり話しかけてこないとは思うので、読書が大丈夫であれば本を持参するのもいいかもしれません。

 

お店を変える

今まで通ってきたお店がかなりオシャレな感じで疲れる場合、お店を変えるのもありだと思うのですが、いかんせん、うつ病が辛い時というのは「何か新しいところを探し、そこに行く」ということにとても気合いがいります。

 

また、新しいお店に行くと、「今日はお仕事お休みですか?」「お仕事何されているんですか?」「趣味は何ですか?」というような、うつ病休養時には辛い質問がくる可能性が。

 

そうして考えると、オシャレな雰囲気で疲れようが今までのお店に行ったほうがいいのかもしれません。

 

カットのみにする

時間がかかるのが疲れる場合、カットのみにすると時間が短くなります。

また、10分カットのようなお店であれば、かなり時間短縮できるのではないでしょうか。

10分カットのようなお店だと、あまり会話もしなくてよさそうなイメージです。

※20~40代くらいの女性の要望には合わないかもとの情報がありましたので、追記致します。この年代の女性はやめておいた方が無難かもしれません。

 

もしカットとカラーなど複数のメニューをやりたい場合は、手間でも日にちを分けるのも一つだと思います。

 

おわりに

私が通っている美容院は、行った際に次回の予約をするとお値引きして下さるシステムになっていて、うつ病になる以前から通っていたため、うつ真っ盛りの時も予約してある状態で、「行かなければ・・・!!」と持ち前の(?)「ねばならない思考」で行きました。

 

そして、いつものように次回予約を聞かれ、「次回はまた連絡させてもらいます」の一言が言えず、そのまま予約し、また這うように美容院に行っていました。

その繰り返しがだいぶ続きました・・・

 

うつ病が辛い時期に美容院に行くのはかなりしんどかったです。

今思うと、美容院に行かなくてはと、とらわれていたように思います。

 

ただ、うつ病でない時に比べると僅かですが、髪を整えてもらうと少しスッキリした気持ちにもなりました。

 

美容院は、ご自身の体調と相談しながら、行くのであれば少しでも負担が少なく過ごせるといいですよね。

 

うつ病が辛い時は無理をせず、負担をなるべく減らしながら、ゆっくりゆっくり、過ごして参りましょう。