うつ女ブログ

うつ病からリハビリ期へ。自分を労わりながら社会復帰していく雑記。

罪悪感について考えてみる。

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うつ病になり、罪悪感を感じることが多々ありました。

それはもう、日常的に。

何かにつけて罪悪感を感じました(今でも全くなくなった訳ではありません)。

 

今回は罪悪感について考えてみたいと思います。

 

 

 

罪悪感とは

Wikipediaで「罪悪感」を調べてみました。

 

自身の行動・指向・在り様などに関して、罪がある、あるいは悪いことをした、している、と感じる気持ち・感情のことである。

自身の何らかの行いについて、内在する規範意識(正しいと認識されるルール)に反していると感じる所から罪悪感は生まれる。

 

自分の中に築いてきた、また築かれてきた「こうあるべき」の姿から外れていると、「こんな自分で申し訳ない」と罪悪感を抱くのかもしれません。 

 

なぜうつ病だと罪悪感を抱くのか?

うつ病でない病気でも、動けなくなったり出来ないことが増えることはあります。

なので、そういった病気の方も罪悪感を抱くことはあると思うのですが、うつ病はとかく罪悪感を抱きやすい気がします。

 

こんなにも罪悪感を感じるなんて、と思い、検索してみたら、うつ病の方は罪悪感に苛まれることが多いみたいなんですよね。

 

なぜ、うつ病だとこんなにも罪悪感を抱くのでしょうか?

 

うつ病の症状の一つ

「罪悪感を感じる」ということが、うつ病という病気の症状の一つでもあるのでは、と思いました。

 

倦怠感、億劫感、無気力、等々、様々あるうつ病症状の内の一つ。

 

そう考えると、「あ、また罪悪感を感じる症状が出ているなー」と思えそうです。

 

目に見えたり数値として表れる病気ではないから

例えば足を骨折していたら、「走れなくても仕方ない」と皆が思うでしょう。

熱が出たら、「寝ていても仕方ない」とこちらも大抵思うでしょう。

 

うつ病は目に見えたり数値として表れる病気ではないため、周りに理解されにくいことがあるのですが、本人自身も目に見えたり数値では表れないいため、「病気だから仕方がない」と思えず、罪悪感に苛まれることがある気がします。

 

目に見えたり数値として表れなくても、病気なのです。

病気であるということを受け止め、「病気だから仕方がない」と思うと少し罪悪感が減るのではないでしょうか。

 

うつ病の症状が罪悪感を抱きやすい

また、うつ病の症状に「やる気が出ない」や「億劫」など、「自分がダメだから」と思いやすいものが含まれていることも大きい気がします。

 

やる気が出なかったり、億劫なのは、病気だからです。

色々なことが困難になったり、出来なくなるのは、あなたがダメだからではありません。

病気によるものなのです。

だから、罪悪感を持つことはないのです。

 

うつ病になる人は真面目な人が多い

そう、よく目にしました。

真面目なので、「こうあるべき」の姿から自分が外れていると罪悪感を抱くことがあるのではないでしょうか。

 

あなたの考える「~べき」は、体調が悪く、病気でも出来る事ですか?

 

体調が悪く、頭もうまく働かない状態では、あなたが「こうであるべき」と考える行動は出来なくなっても仕方のないことではないかと思います。

 

周りの人に申し訳ないという気持ち

家族や友達、職場の人に申し訳ないという気持ちを抱くこともあるかと思います。

「迷惑をかけて申し訳ない」

「負担をかけて申し訳ない」

「心配をかけて申し訳ない」

 

少しの申し訳ない気持ちならばいいと思いますが、行き過ぎると「こんな私はダメだ」「消えたい」のような気持ちに進んでしまう可能性がある気がします。

 

私は、「ごめんね。でも今は許してね。」と思い、「いつか恩返しさせてね。」と思うことにしました。

 

今、自分に出来ることは少ないかもしれない。

やってもらうことが多いかもしれない。

それは、今は病気だから仕方のないことではないでしょうか。

 

「持ちつ持たれつ」で、返すことが出来るようになったら、お返ししたらいいのだと考えるようにしました。

 

いつか恩返ししたい。

 

その気持ちは、病気で過ごしている中で、未来への明かりにも繋がっています。

 

おわりに

うつ病を患う中で感じる罪悪感。

あらゆる場面で顔を出してくる罪悪感。

「ストップ!罪悪感」とポスターに掲げたくなります。

 

色々思うことを書きましたが、「病気を受け止めて、今は仕方ないと思う」ことが罪悪感を減らせる鍵になるのかな、と思います。

 

罪悪感が湧いてきたら、「出た!罪悪感!」と思って、「ハイハイ、いつものね~」と流す感じもいいかもしれません。

 

お読みいただき、ありがとうございました。