うつ女ブログ

うつ病からリハビリ期へ。自分を労わりながら社会復帰していく雑記。

うつ病回復期後期、葬儀という試練の際に対策したこと。

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だいぶ人が大丈夫になってはきたのですが、なぜか親戚のハードルが高いです。

親戚が、というよりも、大人数のガヤガヤが苦手です。

 

思い返せば、別にうつ病でなかった時も苦手で、会社の飲み会や親戚の集まり、同窓会は苦手気味でした…

オードリー若林さんの本に、「飲み会が苦手」とあり、同感してぶんぶん頷いたことを思い出します(ちなみに南海キャンディーズの山ちゃんもそうらしい)

 

ただでさえそうした集まりが苦手気味なのだけれど、うつ病でこの機会が訪れると、なんというか、試練のような様相を呈しますよね…

 

うつ病回復期後期にいる私が、葬儀の際に対策したことを書きたいと思います。

 

目次

 

 

①トイレにぬける

トイレに駆け込むのは良いと思います。

生理現象ゆえ何か言う人はいないし、個室で1人きりになれます。

 

以前の私だと「この場にいないとダメだ!」のような意識に囚われていただろうと思いますが、「何が大切か」を考え行動するようになったこと、「多少どう思われようといいや」と思えるようになったことで、躊躇いなく、スーーーっと抜け出せるようになりました。

 

②お弁当であれば持ち帰る

今回、コロナ禍のため通夜のお弁当は基本的には持ち帰り。

それでも遠方から来た方もいるので、控え室で空間を取りつつ食べる流れに。

幸いお弁当がある場所が皆から見えない位置で、お弁当を持ちスーーーっと抜けて帰りました。

あれ?いない?と思った人もいただろうけれど、大々的にいないことが話題になることもないだろうし、「体調がいまいちで」という事実を残っている家族に言ってもらえれば特に問題にもならないはず(だったと思っています)。

 

③車で行った場合は車で休む

①のトイレに駆け込むのも良いけれど、車で行った場合には車内で休むのもありだと思います。

幸い、少し以前からの車の後部座席は窓が黒いことが多いと思うので、後部座席に座れば外からはほとんど見えません。

真夏はエンジンをかけクーラーをかけないと厳しいので、地球環境を思うとあまり良くないかもしれませんが、いい季節であれば、窓を少し開けて過ごせば休めると思います。

私は後部座席に座りドアを少し開けておいて、少しの間過ごしていました。

 

 

④葬儀開始の少し前に着席する

こちらは私は今回行わなかったのですが、けっこう体調が悪い時には、葬儀が始まる少し前に着席するのも良いかもしれません。

受付は早めにして→トイレや車で待機→式の少し前に着席 すれば、ほぼ人と会話せず過ごせるかもしれません。

 

 

⑤後日の訪問や電報でお悔みを伝える

大人数の空間が難しい場合、体調が悪く参列が難しい旨を伝え、通夜までにお宅を訪問してお参りをさせていただいたり、電報でお悔みを伝えるのも良いのでは、と思います。

 

 

葬儀自体はしめやかに行われるので、うつ病を患っている場合には結婚式よりはハードルが低い気がします。

幸い、うつ病になってから祖母の葬儀に至るまで、結婚式やお葬式は参列する機会がなかったため、出席自体を悩むことはありませんでした。

 

もっと体調が悪かった時期には、出席を辞退せざるを得ない場合もあったのでは…と思っています。

 

 

喪主である父は70歳オーバーで加齢に伴う変化が出てきていますし、母は父よりは若いけれども歳を重ねている+元々天然、そして元々抜けたところがある+うつ病の私というやや心もとない3人で今回の葬儀を行いました。

三人集まれば文殊の知恵状態です。

三人ともうっかりするという悲劇が少しばかりありましたが、家に取りに戻り、なんとか無事に取り行うことができました。

 

「私がもっとしっかりしていれば…!!アラフォーにもなって頼りにならず申し訳ない…」と、うつ病以前~うつ病半ばまでの私であれば思ったと思いますが、「今の精一杯でやるしかない、それしかできない」と思うようになり、特に自分を責めることなく過ごすことができました。

 

上記の①~③をしながらではありましたが、結果的には思っていたより親戚の集まりも平気で、従兄弟・従姉妹と「お互い歳とったよね~」など他愛もない話が普通にできてよかったです。

体調を崩していることは母づてに伝わっていて、心配してくれていた温かな気持ちも伝わってきてとても有難く、嬉しく思いました。

 

 

おわりに

快復には段階があって、その時が来たら大丈夫になっていくんだと、今回改めて感じました。

 

大人数の集まりは元々苦手で、それと比べると今回まだ少し苦手感が強かったですが、さほど差はないくらいになっていました。

 

体調が悪くて辛くてたまらない時には、「〇〇できるようになる時なんてこの先来るのだろうか…」と思っていたけれど、じっくり休養して、時間をかけて、少しずつ少しずつ快復してくると自然と大丈夫になるものなのだと実感しています。

 

どうしても無理!な時は断るのも一つ。

なんとかして、どうにかして参加したい時には、できる対策をして負担を極力減らしながら、参加すると良いかも、と思います。

 

お読みくださって、ありがとうございました^ ^