大学時代に学んでいた語学を再勉強しているのですが、外国語を学ぶことによって、言語の奥深さを知り、言葉の意味合いやニュアンスがより気になるようになりました。
それは外国語だけでなく、日本語においても。
例えば、「共感」と「同感」。
今まで私は大して区別せず何も気にせずに使っていたのですが、よくよく考え調べてみると、「共感」と「同感」には微細な違いがあります。
外国語においても、同じような意味合いの表現が幾つかあったりするのですが、当然のことながらそれぞれに微妙なニュアンスの違いがあって。
動詞もその単語が受け持つ範囲が色々とあるのですが、感情や状態を表現する形容詞の範囲が難しい。
核となる、基本的な意味自体はわかったとしても、守備範囲が掴み切れない…
日本語でも、例えば淡い色を表現するのに、「淡い色」と言ってしまえば簡単ではあるけれど、「柔らかい色」「優しい色」「透明感を感じる色」等、それぞれの感じ方によって表現の仕方は色々あります。
映画の感想であれば「感動する」と言ってしまえばそれで事足りるかもしれないけれど、「心に響く」「心に沁みる」「琴線に触れる」「じんわりと温かさが染み渡る」等々、色々な表現が可能。
日本語でさえも、「この状況・気持ちに、どの言葉がいいだろう?」と会話中や書いている時に言葉を探すのですが、外国語ともなると、そもそもの言葉の守備範囲や持っている風合いのようなものを理解しきれていないため、困難を極める現状です…
言葉は、奥深い。
それゆえ、美しい表現に出合ったり、的確に気持ちを言葉で表現されている方の文章を拝読した時には、胸を打たれ、尊敬の念を抱きます。
言語を学んでいてつくづく思いますが、人は知らない言葉は使うことができません。
また、言葉自体は知っていても、理解していない表現も使うことは難しい。
となると、どれだけ色々な表現に触れ、知り、自分の中に取り込んでいるか、ということが重要になってくる。
恥ずかしい話ですが、未だに日本語の小説を読んでいて「これはなんという意味だろう?」と辞書を引くことがあります…
親と会話していて「それは〇〇という意味?」と確認することも(;'∀')
日本語で知らない言葉、たくさんあるなぁ、とは薄々感じていたのですが、外国語を学ぶことによって、「30云年日本語を使ってきているけれど、日本語さえも微妙」な現状を思い知りました(笑)
「言語は終わりがないからどこまでも勉強できて面白い」という話を聞きましたが、本当にそうだなと思います。
外国語を学びながら、日本語も改めて学ぶ日々です。
そんなことを思っている折、以前ブログに書いたお店にて日本語の辞典のようなものを見つけて少し目を通しました。
そこで見つけた「へへやか」という言葉。
今はほぼ使われていないであろうこの言葉。
なんとも気が抜けるような響き・字並び。
意味は、「歳月のめぐりゆくさま。またのんびりと月日をすごすさま。」
お仕事をされている方はなかなかへへやかに、とはいかない現実があると思いますし、病気がきつすぎる時には「へへやか」なんて言っていられないですが、療養はゆっくり、じっくり過ごすことが大切だと思っているので、「へへやか」に日々を過ごしていけたらいいのでは、と思っています。
思いのままに書いたので文がまとまっていないですが、お読み下さってありがとうございました(^^)