お正月のブログに、「ペンの持ち方を直していけたらいいなぁとほんのり思っています」というようなことを書きました。
その後、正しい(と思われる)持ち方でほぼ文字を書いています。
うつ病がだいぶ楽になってきて、まだ働けないけれど療養中で時間はある、という中、こうした「今までなかなか直せなかったけれど直したい」というようなことをじっくり取り組むのにはいいタイミングかな~と思っております。
今回は、ペンの持ち方にちなんで(なんか展開が無理やりですが…)文字を書くことの効用だと感じる事や、文字について書きたいと思います。
目次
文字を書くことでの効用だと感じる事
気持ちを整理できる
手書きに限らず、ブログやメールなどに書いてもそうだとは思うのですが、文字に書くと気持ちを整理できるように思っています。
文字にしようと思うと、頭の中でなんとなく考えていたことを「言葉」としてまとめる必要があります。
そのため、自分の中で曖昧に思っていたことも、文字にしてみたことではっきりとわかることがあるように感じています。
書いてみて「なんか違和感があるな~」という時もあるのですが、その時は自分が感じていることと、文字に起こしたことの間に差があるのだと思っています。
本当の気持ちが別のところにあったり、もっとしっくりくる表現が別にあったりすることが、文字にしたことで明確になるような気がしています。
落ち着く
上記の「気持ちを整理できる」からだと思うのですが、文字を書くと気持ちが落ち着いてくることがあると感じています。
文字を書くことはアウトプットになるので、自分の中で溜まっていたものを一度外に出すことになります。
そのため、スッキリとしたり、気持ちが落ち着く効果があるような気がしています。
私は一日の終わりに、バーチカルの手帳に、その日の行動記録とその日感じたことを短く記しているのですが、書き出すことで寝る前に落ち着く効果もあるように思っています。
状態がわかる
文字を毎日書いていると、その日によって、字に変化があります。
全く別の字になることはないですし、基本的には「自分の字」と判別できるのですが、日によって、整い方が違うのがわかります。
自分の字を客観的に見て、「あ~なんだか今日の字は落ち着いているな。たしかに精神的にも落ち着いてる」と、自分の文字を見ることで確認を取れることがあります。
お正月のブログに「うつ病がかなり辛かった頃、文字がいびつだった」と書いたのですが、文字にも体調や精神的なものが出ることがあるのではないかな~と個人的には思っています。
手がかじかんでいても、通常よりうまく書けないですけれども(笑)
覚えられる
これは、語学を勉強する中で感じていて、よく言われることではありますが、やはり読むだけよりも書いたほうが覚えられるように思います。
私は本の中で心に残る言葉や素敵だと感じた表現、知らなかった言葉をノートに書き留めているのですが、こちらに関しても書き留めることで自分の中に入りやすいような気がしています。
文字について
ペンの持ち方を直していけたらいいなぁ、というところから始まり、
よまめさんのブログを拝見したり字のお稽古 - 休職 diary
同じようなタイミングで図書館に予約していた「ツバキ文具店」(小川糸さん)という、代筆業を営む女性の話の本が手元にきて。
今、ペンの持ち方や文字を整えていくタイミングなんだなぁと感じています。
整った、綺麗な、美しい字を書きたいなぁと思っていたのだけれど、ツバキ文具店を読んでいて
ただ形が整っているだけが、美しい文字ではないのだ。そうではなく、温もりがあり、微笑みがあり、安らぎがあり、落ち着きがある。そういう字が、私は個人的に好きだった。(P.154)
この一文に出会い、「あぁそうだよな。そういう字を書いていけたらいいな(正しい持ち方で)」と思いました。
また、人生色々あるけれど、ブレたりしても、そういう心持ちに立ち返って行きたい、と感じました。
おわりに
先日もよまめさんのブログで温かいお気持ちをいただき、じーんと心に沁みました。
ありがとうございます*^-^*
皆さまのブログを通じて、心を温めていただいたり、参考になるお話を伺ったり、クスっと笑顔にさせてもらったり、うんうん頷いて共感したり、たくさんのものを頂いていて、心底有難く思っています。
ブログを始めて、皆さまとのご縁に恵まれたことを心から感謝しております。
…なんだか感謝の想いを伝えようとすると、どうも表現が堅苦しくなってしまのですが、
本当に、いつもありがとうございます。
こちらは今日はよく晴れています。
陽射しが明るくて眩しい。
今うつ病などの病気が辛くて堪らない状況にある方にも、少しずつ少しずつ、光が差し込んできますように…
真っ暗に感じても、それが永遠のように感じても、きっと、少しずつ状態は変化してくるはずです。
ゆっくり、参りましょう。