うつ病による億劫感にはかなり悩みました。
うつ病ではなかった時の「面倒くさいな~」とは全く違うものでした。
次元が違う感じ。
うつ病の方で、この億劫感に悩まれている方も多いのでは、と思い、私なりにとっていた対策を書いていこうと思います。
今回は着替えるのが億劫な時の対策です。
着替えることが億劫ということには、細かく分ける2つの億劫が潜んでいるのでは、と考えます。
- 着替える、という行為自体が億劫
- 服の組合せを考えるのが億劫
この2つの億劫、それぞれについて書いていこうと思います。
着替える、という行為自体が億劫
服を脱いで、他の服を着る。
トップス、ボトムス、靴下。
この工程自体が、うつ病が辛い時には億劫だったりします。
パジャマ、部屋着、外出着と分けられている方だと、自宅療養中の場合まずパジャマから部屋着に着替えて、外出する時にはさらにもう一度外出着に替えて、帰ってきたらまた部屋着に替えて、と着替えが何度か発生します。
これがうつ病が辛い時には億劫でした。
こちらへの対策は、「行程を減らす」ということが少し楽になるポイントかなぁと思います。
ボトムスを部屋着と外出着同じにする
着替えの工程が減ると、少し楽になるように思います。
私は春や秋、よく部屋着でボーイフレンドデニムを履いていました。
そして、外出する時にはトップスだけ替えて、コートを羽織ったりしていました。
家にいる時に外出着でいるのはリラックスしにくいし、パンツは膝が伸びたりトップスは汚したりしそうで嫌だったのですが、ボーイフレンドデニムであれば窮屈ではないしデニムなので気楽さがありました。
ただボトムスを替えないだけなんですが、外出する際のワンステップが減り、気持ち的に少し楽でした。
冬はヒートテックのような長袖インナーを部屋着と外出着共通にする
冬はヒートテックのような長袖インナーを部屋着と外出着同じにすると着替えの工程が減ります。
そうしてトップスの一番外側(見える部分)だけを着替える感じにすると少し楽なのかな、と思います。
外出までの時間、パジャマで過ごしてしまう
外出が午前中もしくは午後一番であるような時は、外出前までパジャマのまま過ごしたりすることもありました。
パジャマのままでいることに、ぐーたらとしているようで(いえ、実際ぐーたらしてるんですけれどね)居心地の悪さを感じたりもしましたが、なにせ億劫で…
その日外出して用事を済ます、という一番の目的を果たすため、なるべく他の負担を減らしている感じでした。
服の組合せを考えるのが億劫
元々はファッションが好きで、「今日は何着ようかな~何と合わせようかな~」と考えることも好きでした。
しかし、うつ病で辛い時には何と何を組み合わせたらいいか頭が回らず、引き出しを開けてしばらくぼーっとすることもありました。
こちらへの対策としては、組合せをパターン化しておいたり、ワンピースを着ることで負担を減らしていました。
着る服をパターン化しておく
あれこれコーディネートしようとか着まわそうとか考えず、これにはあれ、といった感じで予め決めておくと組合せを考える億劫感から解放されます。
億劫感に苛まれていたちょうどその頃、おふみさんが書かれている「ミニマリスト日和」というブログにあります、「私服の制服化」というお話を読んで取り入れさせてもらいました。
(私が読んだ記事はもう少し前のものですが、こちらの記事を貼らせていただきます)
靴やバッグまで決めておくと、かなり楽です。
決めておけば、あとは着るだけ。
(といっても、うつ病が辛い時にはその「着ること」が億劫なのですが)
1シーズン3パターンあれば充分だと個人的には思っています。
初めのパターンを決める時も億劫感や苦痛が伴う場合があるかと思いますが、3パターンくらい決めておけば、その後は順番にルーティーンのように着るだけで済みます。
うつ病が辛くほとんど外出できないような状況であれば、2パターンでも充分かもしれません。
女性はワンピースを活用するのもいいかも
女性であれば、ワンピースは便利だと思います。
組合せを考えなくてオッケー。(冬はタイツを合わせる必要がありますが)
しかも、着脱が楽。
私が持っていたのはストンとしたタイプのワンピースだったので、お腹の締め付けがなくなんとなく気分的にも楽でした。
おわりに
うつ病の億劫感にはかなり参りました。
外出に抵抗や億劫感がある状態の時、その前の着替えやお化粧にも億劫感が付きまといました。
以前の記事
うつ病にある億劫感。お化粧するのが億劫・・・そんな時は。 - うつ女ブログ
少しでも着替えの負担を減らすと、外出へのハードルが少しかもしれませんが減るのでは、と思います。
他にも億劫感で行動が大変だったことがあるので、またの機会に書こうと思っています。