うつ女ブログ

うつ病からリハビリ期へ。自分を労わりながら社会復帰していく雑記。

年賀状の幸せ報告で心にさざ波がたった時の対策。

f:id:irotoridori-days:20180109133311j:plain

 

以前、「年賀状をどうする問題」という記事を書きました。

福は内さんにブログ内でご紹介いただきました!

ありがとうございます。

 

fukuhauchi-onihasoto.hatenablog.com

 

福は内さんもおっしゃられていますが、うつ病が辛い時には年賀状を出すのも大変で、受け取った後も様々な幸せ報告に心が揺れ動くことがあります。

 

今回は、年賀状で心にさざ波がたった時の対策を考えたいと思います。

 

幸せ報告の数々

新年の幕開けに相応しい、明るい報告の数々。

例えば「結婚しました」「子供が生まれました」「家を建てました」「〇〇へ行きました」「フルマラソン完走」など。

 

「おめでとう!」「よかったね」「すごいなぁ~」の気持ちと共に、くすぶるモヤモヤ。

現状の自分を悲しく情けなく思う気持ち。

友人たちはそれぞれの道で歩みを進めていっているのに、自分はただ立ち止まっているような感覚。

 

今よりもうつ病が辛かった昨年のお正月は、そんな気持ちに心が沈みました。

 

年賀状でモヤモヤ・・・そんな時の対策

気持ちを認める

幸せな報告を「いいな」と思うのは、自分もそうできたらいいな、と思うからこそ。

「~したい」の気持ちの表れでもあると思います。

年賀状を見て、モヤモヤ~っとした気持ちが出てきた時には、自分の奥底にある「~したい」の気持ちを俯瞰して、「そっか、私はこうしたいんだなー」と認めると、心が落ち着くように思います。

そして、「私も〇〇したいんだから、いいなーと思っても自然だよね」と自分の気持ちを認めるとふっと楽になると感じます。

 

この考え方には、本やネットなど様々なところで触れていましたが、私がそんな風に思うようになったきっかけは、「それでいい。」という、ツレうつツレがうつになりまして)の作者の細川貂々さんと対人関係療法水島広子さんの本です。

 

それでいい。

それでいい。

 

 

 

今はうつ病だから

うつ病の時には、心が敏感に反応することがあると思います。

モヤモヤ~っとしても、「あーうつ病でネガティブ思考の登場だわー」と受け流していくのもいいかもしれません。

ネガティブが顔を出してきても、自然だと思うのです。うつ病なのですから。

 

また、うつ病でなくても病気で辛い状況の時には、元気に過ごしている人を眩しく思うのではないか、と思います。

 

年末に読んだ、星野源さんの「いのちの車窓から」にも、病気の時にリアルの友達と接すると自分の現状の情けなさを感じてしまいそうだった、というような内容が書かれていました。

病気の時って、そういうものですよね・・・!と共感した次第です。

 

いのちの車窓から

いのちの車窓から

 

 

 

病気につき人生休憩中

人生には流れがあります。

学校、就職、結婚、出産、育児・・・順調にその流れに沿っていけることもあるけれど、結婚や出産は一人で出来るものではないですし、病気や怪我、事故、その他様々な理由や事情によって思い描く流れで生きていけないこともあります。

自分の思い描く理想から外れていると、悲しくなります。

そして、その理想に向けて何か活動したり努力したりすることさえも病気でままならない状態は、歯がゆく、情けなくもなりました。

 

病気につき、人生休憩中。

そんな風に思うようになり、気持ちが穏やかになったような気がします。

 

私が小学生の頃、「人生ゲーム」という、すごろくゲームがありました。

ルーレットを回して、出た数字の分コマを進めて、そこに人生の様々なイベントが書いてあるというゲーム。

そこに「病気になった。1回お休み」というようなものがあったと記憶しています。

友達はルーレットを回し、コマを進めていくけれど、自分は1回お休み。

 

病気療養中は、まさにそんな状況だと思います。

 

ゆっくりとでも回復していけば、自分なりの歩みをまた進めていける。そう思っています。

 

今年、年賀状を見て感じた気持ち

今年は昨年より体調が回復していることと、うつの波の時期ではなかったこと、そしておそらく心境の変化によりあまりモヤモヤしなかったのです。

 

年賀状を見て、「うんうん、元気そうで順調そうでよかった」と思った後、なんだか、あなたたちだけでも順調に進んでいてよかった、の心境に。

うまく言葉にできないのですが、周りが順調そうで救われる、そんな思いでした。

チーム戦のスポーツで、自分は骨折しているしレギュラーにもなれないけれど、チームが勝ってよかった、の心境に少し似ているかもしれません。

 

まぁ年賀状では知り得ないことがある訳で、何かを抱えている友達もいるかもしれないのですが・・・

 

実際、今辛い状況にいる友達がいて。

彼女の年賀状には「お互い、心穏やかな一年になりますように。。」と書いてありました。

(彼女は私がうつ病であることを知っています) 

その一言の深み。

その一言の後ろにある、お互いの現状。

年賀状をじっと見つめ、何度も頷いたのでした。

 

おわりに

うつ病の時には、年賀状を出すのも大変ですし、受け取っても心が不安定になったりします。

年賀状というハードル。

少しでも負担少なく、この時期を過ごしていきたいものです。

 

奥の手として、受け取った年賀状の表の写真や文字は見ずに宛名だけ見る、というのも、相手には申し訳ないけれどもうつ病が辛い時期にはいいのかもしれません。

そして、落ち着いて見られそうな体調の時があればその時に見る、でもいいのではないかと思います。

 

年賀状を出すのも受け取るのも。

うつ病時には大変なので、あなたにとって少しでも体調や心に負荷が少なくできるやり方や心の治め方が見つかりますように・・・

(といっても、今年は年賀状もう終わっていますが)

 

以前書いた、年賀状をどうする問題の記事はこちら

 

irotoridori-days.hatenablog.com